畑こうじ情熱ブログ

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我慢する力

2015年11月18日 13時04分02秒 | Weblog
 安倍政権、自民党は万全の支持を受けているありません。しかし、野党側はばらばらで頼りないとか、民主党政権に大きな期待があったにもかかわらずそれを裏切ってしまい、かわいさ余って憎さ百倍という状況になっており、野党側の嫌われ度合いが高く、まだ自民党政権の方がましという、消極的な支持なのだろうと思います。私としても、この状態を招いた事を反省しています。この4年間の状況は、結果として失敗だったわけです。

 これに対して行うべきことは、民主党政権の失敗や野党がばらばらになった結果をしっかり検証して世間に対して反省する姿勢を示しつつ理念をもとに結集することですが、今度結集するときはもうに二度と割れないような結集をすることです。結集した後に割れるようなことがあれば、非自民陣営に対する信頼は永久に失われるでしょう。単に政権交代を旗印にしても国民の皆さんは、過去の失敗から懐疑的だと思います。反対のみではない政策的、理念的旗印をしっかり立てることです。ただし、それは、骨太の理念であり、数字的なことや達成期限のような手法にとらわれることではありません。

 そして、さらに必要なことは、組織運営の成熟さです。偏差値秀才的なあり方や「俺が俺が」的な論客が評価される土壌を変え、サッカーで言えば、フォワードだけではない、ミッドフィールダーやバックスが尊重される組織でなければなりません。今求められるのは、このために個々の議員が我慢する力を身につけることではないでしょうか。自民党の中は、実は仲が良くない人も多いのですが、まとまるときにはまとまる(正確に言えば、まとまったふり)ことができます。この点は大いに見習うべきことだと、私は思います。

 いずれにしても、小選挙制のような一人しか当選しない選挙制度では、野党陣営がばはらばらになってしまったら負けます。比例制度を勘案すると、大きな固まりであることが必要です。そして、選挙後の政策運営においてばらばらにならない固まりをつくることが必須です。大変難しい三元連立方程式ですが、やるしかないのです。