反TPPの声、党新体制決定。地熱進展。

　昨日挨拶回りの途中に、宮古市川井の道の駅「やまびこ館」に立ち寄ったら、農業委員の方々がTPPの内容を伝えるビラを配って反対運動をしていました。TPPをめぐる現状を伝えてほしい、と言われたので、「７月２３日からのマレーシアでの交渉の状況についても、守秘義務がかかっているということで十分な説明がないようだ。国会では情報提供を的確に行い、国民的議論を行う、という決議を行っているのにもかかわらず、問題だ。関税をめぐる議論は進展していないようだが、最終的には、重要５品目も現行関税率を維持できない場合でも、関税そのものを守った、という詭弁を使うのではないかと、私は危惧している。ともかく、２日から始まる国会の農林水産委員会の場で、報告を求め議論を行うよう与党側に要求している。」と答えました。夕方の軽米町の夏祭りの場では、若い畜産農業者から、「自由貿易は必要だが、TPPは自由貿易の形態として大変問題がある。このことが、一般の人に伝わっていない。何とかよろしくお願いします。」と言われました。その後の顔を出した軽米町のある地域の酪農・畜産農家の懇親会では、「我々は生活がかかっている。地方の酪農・畜産が続けられなくなる。」と悲痛な声をいただきました。私は、TPPには、無条件で反対して頑張っていくことをお約束しました。

　本日から、短期間ですが、国会が開会されました。党の両院議員総会が開催され、新体制が決まりました。私は、総合政策会議議長兼幹事長代理です。前より、一段階昇格した格好です。小なりとは言え、公党の政調会長です。しっかりがんばってまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

　さらに、本日発表になりました、経済産業省の地熱開発理解促進関連事業支援補助金の第一次公募による採択２５件（東北では３件）の中に、雫石町での地熱エンジニアリング（株）の案件が採択されました。なお、平成２４年度からは、全国９件（東北では３件）の一つとして、八幡平市（松尾八幡平地域）での岩手地熱株式会社、日本重化学工業株式会社の案件が採択されています。私は、超党派地熱発電推進議員連盟の幹事として、この分野でも実績を上げていると自負しています。

　１期目の道路等の国交分野に加え、２期目は、農林水産分野及び経済産業分野（特に新エネルギー分野）にもウイングを広げて活動しています。もちろん、政策全般にも強いつもりですが、政策通として鳴らしていきたいと思います。