畑こうじ情熱ブログ

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安倍首相の詭弁、自民党の詭弁

2007年07月04日 17時40分10秒 | Weblog
 安倍首相や自民党は、民主党のマニフェストに対して、「財源の裏付けがあいまいだ、ばらまきだ。」と言います。そして、官僚からレクチャーを受けたのでしょう。もっともらしい数字を並べて反論しています。
 しかし、よく考えていただきたいのです。安倍さんの議論は、すべて現行の制度・体制を前提にしています。官僚の発想です。思考の放棄です。我々は、現行の制度・体制は前提にしていないのです。どちらが政治主導の体制を組もうとしているのかは明らかではないですか。
 ちなみに、21世紀臨調で、安倍さんは、高速道路無料化は2.5兆円かかる。その財源をどこから捻出するのか、非現実的だと言っていました。
 私は、国土交通省出身で実態を知っている者として明確に反論できます。
 道路特定財源の税収は、年間約5.7兆円あります。一方、道路整備に使うにはこの税収は余っていて、区画整理、都市再開発等にも使われています。この税収の一部を使えばいいだけなのです。
 ちなみに、今回の参議院議員選挙のマニフェストの作成に当たって、各候補者にアンケートや意見を出してくれという依頼がありました。高速道路無料化は、私、畑こうじが提唱したものです。
 次に、農業の個別所得保障にかかる1兆円については、転作奨励金を転用すれば簡単にまかなえます。つくれるのにもかかわらずつくらせないための支出の方がおかしいのは明白です。また、公共事業官庁出身者として、農業土木の予算の使われ方は非常に無意味で非効率的なことが多いと申し上げます。農業空港、スーパー林道などおかしな状況は皆さんご存知のとおりです。
 
 税金については、自民党のマニフェストでは、「消費税を含む抜本的な税制改革を行う」旨書いてあるにすぎません。これでは、何をどうするのか不明です。今の時点では、消費税は上げないと言い訳できますが、選挙後は、消費税を上げるとも言えるのです。前回の衆議院議員選挙で、小泉さんは増税はしないと言いました。確かに年金保険料、健康保険料の値上げ、住民税・所得税の低率減税の廃止は、「増税」ではないと彼らは言い張ります。しかし、それは、官僚的な言葉の遊びです。負担が上がっていることに変わりはないのですから。皆さん、白紙委任はやめましょう。同じ過ちを繰り返すのはやめようではありませんか。

 さて、私は、予算の効率的な使用を行うためにも、地方で自由にお金を使わせる制度が必要だと考えています。抜本的な税源移譲やひも付き補助金の廃止です。自分の地域のことは自分で決めることです。誰でも自分の家計費を使うのに無駄使いをする人はいません。優先順位をしっかりと考えます。逆に、宝くじで当たったお金や人からもらったお金など、たまたま苦労せずに儲かったお金については、良く考えずに遊興費に使うのではないでしょうか。国の予算も同じことなのです。お上から与えられたものという気持ちが使い方をダメにさせるのです。

 本日は、民主党キャラバン隊のミュージカル「ふるさと再生し隊」の上演が、滝沢でありました。良かったです。感動しました。ちゃらちゃらした企画かなと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。わかりやすく、かつ、問題点を的確に伝えていました。私は、このイベントの司会進行を務めた次第です。
 その後は、盛岡駅前で、兄貴平野達男参議院議員、「政権交代をはたしな!」のしなたけしさん、そして、いつも大変お世話になっている父ともお慕いする主浜了参議院議員とともに街頭演説を行いました。

 選挙は間近です。畑こうじもテンションばりばりです!