8月議会最終日。9:30会派代表者会議 10:30~議会運営委員会 13:00~本会議で議案採決。
会派のぞみは、以下討論をし議案に賛成しました。
会派のぞみを代表して、議案第1号から第9号の平成29年度決算に係る議案について賛成の立場から以下の
意見を申し添えます。生活保護医療費過誤に伴う交付金の返還により経常収支比率が一時的に上昇し、
単年度収支が2年連続の赤字となりました。財政の硬直化を抑制するために緊急性の低い事業については経費を
抑制すると同時に、佐倉市公共施設等総合管理計画において今後40年間の公共施設等の更新費用が建築物で
約1,177億円、インフラで約1,743億円、合計2,920億円と試算されていることを踏まえ、企業誘致による
歳入の確保と同時に市内業者が潤う仕組みをつくり、財源の捻出に努めて下さい。
水害、地震と災害が発生する中、まちづくり協議会の事業目的に自治会を超える範囲の地域課題の解決とありますので、
小学校単位の避難所開設・顔合わせ・運営訓練等の取り組みを深化させることで、H29年度の施策の見直しにより
行政と地域、地域と地域の信頼が根本から揺らいだ関係を再構築して下さい。
コミセンは直営になったことでコストが650万円増加し、草ぶえの丘は直営になった事で職員の時間外労働時間が
増加しています。それぞれの施設にあった管理方法を今一度検討することに努めて下さい。
子育て支援策はシティープロモーションに繋がります。子ども・子育て支援に佐倉市の特色をだすためには、
様々な視点で子ども・子育ての視点を考えられる人材の確保が必要です。また、不登校やいじめ、発達障害、
医療的ケア児、貧困や虐待など、課題を解決するための情報の共有と人材育成もカギになっています。
地域包括ケアシステムの多職種連携により情報を共有して専門性を発揮する仕組みにならい、体制を整えるように努めて下さい。
地域福祉を担う佐倉市社会福祉協議会の赤字が圧縮できましたが、さらなる運営の支援に努めて下さい。
災害発生時、インバウンド観光客に対する危機管理において重要なことは情報の提供と避難場所の確保です。
国県の動向をみながら早急に対策検討をはじめて下さい。道路維持管理については、上下水道などの管工事と時期を
同じく工事を進めるように努めて下さい。
議案第18号から第22号の学童保育所の指定管理者の指定については、選定されなかった既存の指定管理者の運営に
特段の課題指摘が無く、指定管理者を変更することで利用者と現場で働く職員に混乱が生じるため、指定管理者が
変更となることに疑問を感じます。しかしながら議案を否決することは直営に戻すことを意味しますので、民間の
ノウハウが生かされる指定管理による運営に賛成のため議案に賛成しますが、指定管理を審査する委員の現在の体制では、
現地視察の時間も限られています。平成29年度の決算額の合計で、指定管理者が管理する65施設の委託料は、
7億1861万8,622円に上りますので、佐倉市指定管理者審査委員会の委員が果たす役割が重要になっています。
専門性の幅を広げるために指定管理者審査委員会のオブザーバー強化と委員を増員するなどの施策に努めて下さい。
議案第23号 平成30年度佐倉市一般会計補正予算は、国の交付金を活用し、働き方改革を推進するためのテレワーク、
シェアオフィス等を整備するものです。「コワーキングスペースやシェアオフィスは貸スペースを作ることが目的ではなく、
あくまでも働き方の多様化を受け皿としたまちづくりのツールであり、子どもの託児やママが子どもと一緒に使用できる
スペースの確保など子育て世代が活用できる環境づくりについて、同じフロアに出来る子育て世代包括支援センターとの連携に
努めることを求め議案に賛成いたします。以上で、会派のぞみの賛成討論を終えます。
明日は、議会報のの原稿作成、個人の議会報原稿作成をいたします。