佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



先日、テレビの討論番組で、急性期を過ぎると3か月で病院を転院しなければならない事や、延命治療、

財源が足りなくなるから在宅医療へとするのか?等、賛否両論でしたが、

まずは、「一人一人、その人がその人らしく、人生の最期をどう過ごしたいのか?」を問うてから、議論をして欲しかったです。

「一人一人、その人がその人らしく、人生の最期をどう過ごしたいのか?」は、千差万別で違う訳ですから

人生の最期をどう過ごしたいかも、千差万別違ってくるわけです。

私は、同居していた義父、義母そして実父を天国に送った経験から、

公約に「最期まで自分らしく住み続けられる佐倉市」 を掲げ、

1期目から様々な取り組みをしてきました。

最期まで自分らしく住み続けられるというのは、最期まで自分らしく生き生きと暮らせることです。

H24~25年、千葉県では、患者が望む場所でみとりができる環境づくりを進める必要があると考え、

医療に関する県民意識調査を実施しました。

その中で自分が最期を迎える場所として、医療機関と自宅のどちらを希望するか尋ねたところ、

居住の場で最期を迎えたいと回答した人の割合は約4割ありました。

団塊世代が80代になる2030年には、年間死亡数が現在比3割増しの161万人になると予測され、

まさに多死時代の到来、さらには看取り難民が出るとも推測されています。人生の最終段階の医療のあり方も含めて、

自分らしい最期を元気なうちから家族で考えておく時代が来ていることを3年前に議会で問題提起をしました。

そのような中、高林克日己先生の「最期まで自分らしく生きる」の講演が市川市で開催されました。

高林先生の講演は、3度目ですが、今回は、一般市民向けであり、医療介護の現状を知ったうえで

さて、自分はどうしたいのか?どうすればよいのか?家族は?と、考えるきっかけとなるものでした。

現在自宅で最期を迎えるのは、1割強。

千葉県医師会作成「私のリビングウィル」が、千葉県医師会HPに掲載されていますので

関心のある方は、ご覧ください。http://www.chiba.med.or.jp/index.html


事前意思表明書の取り扱いについて

 

千葉県医師会作成「私のリビングウィル」

今後の日本社会においては、自分らしく生きるということに加え、自分らしい最期を迎えるという死生観についてもオープンな議論が必要であり、元気なうちから、いざというときの延命の処置の希望について、かかりつけ医や身近な人と充分話し合い、リビングウィルとして意志を明確にしておくことも必要です。

判断能力を有する成人が、判断能力を失う等意思表示ができなくなった場合に、自分自身が受ける医療の決定に関する指示を、あらかじめ書面等で示しておくことをリビングウィルといいます。リビングウィルで指示する内容は、次のようになります。

 

○自分自身がある状態になった時に、受けたいあるいは受けたくない治療や処 置等

 

千葉県医師会では、判断能力の回復が見込めない状態になっても本人の価値観を尊重した医療やケアを実施するために、このような事前意思表明書を作成しました。

今、お元気な時に自分らしい最期を迎えるための意思表示をすることについて考えてみてください。なお、どのような場合でも、痛みなどの緩和は平行して行うことができます。また、ご本人と相談できる場合はいつでも相談の上で医療やケアの方針を検討させていただきます。

                                                    

 

署名・同意される方々へのお願い

ご本人へ

○ご本人の直近のご意思を確認いたします。何回でも書き直すことが出来ますから、お考えが変化した時やご自身の誕生日等決めた日に定期的に更新してください。

同意されるご家族や代理人の方へ

  ○話し合いの場をもつなど会話を重ねて、ご本人のご意思を充分にご理解、ご

     納得された上でご署名ください。

 

同意される医療職の方へ

  ○ご本人の意思決定能力について充分に判断の上、ご署名ください。

  ○ご家族がいらっしゃる場合は、ご家族の意思を充分にご確認ください。

  ○署名後にリビングウィルの内容を診療録に記載してください。

 

 

 


(平成28年改訂版)




 

 


千葉県医師会作成「私のリビングウィル」

もし、私が病気や事故で意識や判断能力の回復が見込めない状態になった際の

対応として、下記の6つについて意思表示をします。

1.あらゆる活動による延命を希望 〈 する ・ しない 〉

2.自分の口から栄養を摂れなくなった時に継続的に医療的手段を活用すること【高カロリー輸液や胃ろう等による継続的な栄養補給】を希望 〈 する ・ しない 〉

3.自力で呼吸ができなくなった時に、継続的に医療的手段を活用すること【人工呼吸器を装着する等】を希望 〈 する ・ しない 〉

4.自力で心臓が動かなくなった時に、長期間にわたり医療的手段を活用すること【心臓マッサージやAED使用を繰り返す等】を希望 〈 する ・ しない 〉

5.延命を目的としない苦痛と疼痛の軽減を希望 〈 する ・ しない 〉

6.その他

 

                                             年    月    日

    本人署名                                    ㊞ 

    家族・私が思う代理人署名                       ㊞  続柄(        )

医療者署名                                 ㊞  職種(        )

○自分の希望で、家族等に伝えたい事

(1)私が日常生活を送る上で必要な財産管理や身の回りのことは、

□家族に伝えています。(名         )

              さんに伝えてあります。

□成年後見制度に従ってください。 

 

(2)尊厳を持ちながら自分らしく最期まで生き抜くために

お気に入りの食事(朝はごはんとみそ汁等)やお酒等の嗜好品について教えてください。

 

お散歩、テレビ番組等日課になっていることは何ですか?

 

好きなもの(動物、花等)、好きなこと(読書、音楽、踊り等)、身に付けていたいもの(思い出の品)は?

 

夢や実現したいこと、やっておきたい事について教えてください。

 

大切な思い出、幸せだった時期について教えてください。

 

  信仰する宗教はありますか?または、伝えたい自分の考えや思い・主張はありますか?

 


  最期はどこで迎えたいですか?(場所、地域、自宅または医療機関・施設等)

 

 


この「私のリビングウィル」は、何時でも変更・更新できます。

この「私のリビングウィル」は、強制力はありませんが、意思は尊重されます。







 

 



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佐倉市立美術館で開催されている
第8回障害者作品展ふれあいギァラリーへ伺った後に、シュミット村木眞寿美さんの講演会「井戸を出た蛙たち」へ。
数々の力作が並び、ご本人の努力と指導された先生の熱意が伝わってきました。
実行委員長はじめ関係者の皆様のお力で温かな雰囲気の展示方法を工夫されている見応えのあるふれあいギァラリーでした。

講演会では、ミューヘン在住の作家村木さんから、日本と世界で活躍した日本の女性たちのご苦労と功績を伺いました。
明治に入り外国人への偏見がある中、津田梅子はじめ彼女達のご苦労は多大であったと思いますが、村木さんが作家としてだけでなく、現地に数々の公園を造った経緯の重みを感じ、しなやかに力強く成し遂げていく女性達に勇気を頂きました。


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今年は、ひまわり広場からアクアユーカリまでが歩行者天国となり、パレード、かぼちゃのランタンづくり、フェイスペイント

お菓子、野菜・・とある中、沢山の知人友人と再会出来楽しいお祭りでした。

このような地域のお祭りを通じて子どもたちの成長を見守ることができるのは、嬉しいことです。

関係者の皆様お疲れ様でした。お世話になりました。



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歴史と文化のまち佐倉で、文化の薫り高いバラについての啓発や、それを探究することを目的に

前原 克彦氏が会長、岩崎肇氏が理事長となり「佐倉ばら会」が、2010年3月に設立され、バラに関連した親睦事業や、バラの剪定・接ぎ木の講習会、

バラに関する講演会、佐倉市との協働によるJR佐倉駅前ガーデン整備等様々な活動を行って頂いています。

今日は、その事業の一つバス旅行で、つくば藤澤邸ローズガーデン、坂野家ローズガーデン、本格的ワイン醸造所のシャトーカミヤを訪問しました。

藤沢邸は、元つくば市長藤沢勘兵衛さんのお宅の庭で、庭園の広さは約900坪、約150種類のイングリッシュ・ローズ、

そして約150種類のオールドローズが植えられています。今年は、9月の長雨で花は少な目でしたが、たったお二人でこのローズガーデンと

クリスマスローズの新品種を開発しながらお手入れを続けている様子に感心しました。

昼食は、1880(明治13)年浅草に「みかはや銘酒店」というにごり酒の一杯売りを開業し、さらに、輸入葡萄酒を再製した

日本人の口に合う甘い葡萄酒を製造した神谷傳兵衛が創業したシャトーカミヤで美味しく頂きました。

電気ブランと聞けば、おなじみの方もいらしゃるかと思います。

http://www.ch-kamiya.jp/history/chateaukamiya/

午後は、国指定の重要文化財である「坂野家住宅」を市に寄贈した坂野ファミリーが丹精込めて作り上げた坂野ガーデンを散策。

こちらもお母様、若夫婦の3人で作り育てている手作りのローズガーデンです。

http://www.sakano-garden.com/

次回は、天候の良い時にまた訪れたいと思います。

 

佐倉藩主・堀田正倫公の後継・正恒氏が「帝国ばら協会」会長を歴任した経歴を誇り、

昭和初期まで住んでいた本郷弥生町の堀田家邸宅の庭にはバラ園が存在していた事から、

ばらと堀田家とはご縁があります。(クラッシクカーも)

佐倉ばら会で、ご一緒に佐倉のばらのファンになりませんか?

https://www.facebook.com/sakurabarakai/app/190322544333196/



 

 

 



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交通事故死ゼロ、自殺ゼロを目指して議員活動をしているので、

今日は、佐倉市主催のゲートキーパー養成講座に参加しました。

冒頭、主催から自殺の状況について説明がありました。

平成27年度の自殺者は、24025人。

自殺者は、1日約66人にも上ることになります。

18歳以下で見ると、9月1日の自殺が突出して多いことから、

夏休み中に先生を対象にゲートキーパー講座を開催しているという。

佐倉市の昨年度の自殺者は、38名。男性25名、女性13名。

人口10万人あたり自殺率男性28.5女性14.4となりますが、

世代別で見ると男性は30代40代が多く、女性は50代が多いそうです。

自殺の理由は、

男性は、健康問題。女性は、家庭問題・健康問題。



そして、今日の講師は、さわとん先生。

精神保健福祉士で、ご自身がうつを5年半患い、 自殺未遂もし、 難病も体験された先生です。

自殺対策は、力を入れ過ぎないで、生きる支援をするのが良いと前置きをしたうえで、

すなおの法則(すごい なるほど おもしろい)と

人が持っている4つのたい(愛されたい 認められたい ほめられたい 役に立ちたい)について

わかりやすく説明して下さいました。

サラリーマンの10人に一人がうつ病、うつ病予備軍、

8人に一人が一生に一度うつ経験。

男性は10人に一人一生に一度うつ、女性は5人に一人一生に一度うつ。→女性の方がSOS出しやすい

うつ配偶者の4割は、うつになりそうなほど悩んでいる実態も。

 

うつを5年半患っているときは、楽になりたい、解放されたい、水に顔をつけているほど苦しい、ゼロからやり直したい、元に戻りたい

という心境から自殺未遂を図ったそうです。

その時に、お母様は黙って見守ってくれたことから、 ひとりじゃない、 こんな自分でいい、

そして 諦めも出来、違う人生があると感じることができたそうです。

回復の過程では、電車で席をゆずった時に、「 ありがとう」といわれたことで、人の役に立てたと実感できたこと、

うつが教えてくれた守ってくれたと思えるようになった、人と比べない、 前の自分と比べない、今の自分に素直になれたそうです。

その間、お母さまは、息子の自分の生きる力を信じてくれ、遠巻きに見守ってくれたことが大きかったと。


うつが疑われる人への声かけは、具体的 身体的な問いかけがベストで、例えば

この頃何時頃に寝てる?

この頃、肩凝ってない?

うつ、うつ予備軍の人の話を聴く時に意識する3つの事は、「はー、ひー、ふー、へー、ほー」で答え、

相手に主導権と安心感を与え、 聴いているよとサインをおくるには、 耳プラス目と心・・五感で聴く。

聴いても、安易に「わかる」はNG。

わからないから教えて‼️

何がしんどいのか教えて?と問うことで、

わかろうとする気持ちが相手に伝わり、寄り添うのは、わかろうとする事。

ゲートキーパーとは、気づき、声をかけ、話を聴く、繋げる役目で、

見守る人=信じる=自分を信じることであり、

なるべく自分と仲良くしたり、寄り添うことが、自己肯定感を持つことができるようになる。

自分との関係性を考え、もうひとりの自分に声をかけ、もう一人の自分にプレゼントをあげる意識を持つことで心が楽に・・。

うつに関する市民からのご相談も頂き、私は繋ぐ役であり、うつの家族を支える人の話をひたすら聴く役でありますが

とても勉強になりました。

来年3月13日午後には、睡眠講座があるそうですから、睡眠障害でお悩みの方は、どうぞご参加ください。


議会一般質問では、以下のように要望しました。

(橋岡協美)職員の自殺防止対策も重要と考えますので、先ほど教育長から命を大切にする教育の中で先生方の自殺防止対策は温かい人間関係、

支え合う人間関係を構築することであり、セルフチェックを行っていくということがありましたので、市の職員の中でもそういった体制は

あるとは思いますが、行っていただきたいと思います。

 鬱に関しましては、鬱とか自殺に関する悩み、職場での相談体制は直属の上司よりも斜めの関係のほうが相談がしやすい。

ちょっとお兄さん、お姉さんという感覚で、仕事に直接かかわらない人のほうが相談ができるということがあります。

これは、民間の大手企業ではもう既にやっていることなのですが、そういった相談体制も念頭に置いてやっていただけたらと思います。

自殺対策は、自殺が多様かつ複合的な原因及び背景を有するものであることを踏まえ、単に精神保健的観点からのみならず、

自殺の実態に即して実施されるようにしなければなりません。また、自殺対策は自殺予防、自殺発生の危機への対応及び自殺が発生した後、

または自殺が未遂の事後対応の効果的な施策として実施されなければなりません。繰り返して申し上げますが、

自殺予防のための取り組みは人の命を守るという行政の使命であります。目標として自殺ゼロを目指し、

自殺のない社会づくり、そして交通事故死ゼロを目指した市政を要望します。








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