中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

㈱商船三井の

2024年03月19日 | 情報
社労士東京会の機関誌に掲載されていた活動報告からの抜粋です。
大企業の事例ですが、中小規模の事業場でも参考になることでしょう。

◎㈱商船三井の障碍者雇用の現状
㈱商船三井のパラアスリート支援とD&I(ダイバーシティ&インクルージョン) について
(略)
〇問;具体的にどのような点に重きを置いて取り組まれていますか

回答;現在、本社人事主導で全体のダイバーシティ推進を進めております。
「多様な「人材」が集い、成長し、一人ひとりが持つ能力を最大限に発揮する機会を提供します。」
「多様な個性と価値観を尊重し、自由闊達に個の力を発揮できる組織風土を醸成します。」
「多様性ある集団を活かす制度と就業環境を柔軟に整備します。」
以上の3点をもとに世界中の「人材」一人ひとりが持つ多様な個性と能力を組み合わせることで、
新たな価値を生み出し、持続的な企業価値の向上に繋げていくことを目指しています。

〇質問;障碍者雇用において重視していることは

回答;まずは障碍者の法定雇用率を含め法令順守が基本的な部分です。
日頃、直接その障碍者の方と触れ合っていく中で、「健常者と障碍者の線引って何だろう」というところです。
物の考え方や、仕事に取り組む気持ちということについては、何ら変わらないんだろうなあと思います。
採用にあたっては、障害に関わらず、オンラインでなく対面で面接を行い、人物本位で採用を行っています。

〇質問;障碍者の雇用定着に向けて取り組まれていることは

回答;階層別の研修を行い、当社の障碍者雇用の実態について説明をしています。
グループ企業においても、人事関係の連絡会を年に1回ないし2開催し障碍者雇用に関する取り組みを行っています。
採用後においては、廊下で会った時にはひと声かけることから会社の社員に話しにくいことがあれば
カウンセリングルームを活用した面談などを行っています。
定期的にということではなく、臨機応変に実施することで、現在7割程度の定着率を維持することができています。
(後段略)

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 休職・復職Q&A⑨  | トップ | できる衛生管理者とは »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

情報」カテゴリの最新記事