熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

貴重な木彫りの飾り盆を頂いた

2023年02月01日 | 生活随想・趣味
   名古屋に住んでいる親友の奥方から、精魂込めて彫り込んだ木彫りの飾り盆を頂いた。
   プレートスタンドに立てて飾るか、プレートハンガーで壁に掛けるか、考えたのだが、
   ご本人が、「渋い色味なので、前に綺麗なお庭の椿を飾って下さっても映えると思います。」と仰っているので、
   早速、イギリス製のプレートハンガーをネットオーダーして取り寄せて、和室の壁飾りとして、丁度、咲いていた椿を点景に添えて掛けてみた。
   地味だと仰っていたが、重厚なボリューム感と言い、精巧な彫りの醸し出す雰囲気と言い、抜群の存在感で、むしろ逆に、華やかささえ感じさせてくれていて、大満足である。

   親友への電話ついでに、奥方と話をしていて、ガーデニングの話で椿が話題になり、かなり、椿に入れ込んでいるという話をしていると、大分前に、椿の丸盆を彫ったのだが、椿の好きな人に貰って頂ければ有り難いと言う。もう随分長く木彫り教室に通って勉強していて、素晴しい作品の数々を残しているのを見てよく知っているので、その彼女が手作りで彫った貴重な作品、それも椿をデザインした飾り盆を頂けるなど望外の喜びなので、二つ返事で頂くことにした。
   「もう物を増やしたくない状況になりましたのに、お納め頂けますことを心よりお礼申し上げます。」と言うことだが、真面目一方で誠実な彼女が、誠心誠意打ち込んで彫り上げた作品であるから、有り難くないわけがなく、恐縮の至りであり、こちらこそ有り難くお礼を申し上げなければならない。

   この和室は、書斎とは違った雰囲気で読書したい時に使っていて、縁側のガラス戸からは、椿や季節の花木が咲き変るのを楽しむ空間でもあり、喫茶コーナーでもあって、落ち着いた佇まいの、憩いの場としても重宝しているのである。
   これからは、この飾り盆を仰ぎ見ながら、その下の花を、日々咲き変わり続けてゆく椿に生け替える楽しみが出来たことになって、嬉しくなってきた。
   今回は、無粋にも、エンサイクロペディア・アメリカーナを、そのまま花台にしてしまったが、新しい台を設えようと思っている。
   
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« PS:ジョセフ・E・スティグリ... | トップ | 安達瞳子著「瞳子、花あそび。」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

生活随想・趣味」カテゴリの最新記事