熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉国宝館「国宝鶴岡八幡宮古神宝」&鎌倉宮「鎌倉薪能」

2017年10月07日 | 今日の日記
   久しぶりに鎌倉に出た。
   鎌倉に居て、出たも何もないのだが、西鎌倉の方だから、鎌倉山を越えて、大仏や長谷寺をパスしないと、鎌倉の旧市内には、出られないのである。
   この日は、夕刻5時からの鎌倉宮での「鎌倉薪能」に行くことになっていた。
   昨日は、薪能の初日であったのだが、鎌倉は大雨だったので中止となっており、幸い二日目を選んでいたので、鑑賞することが出来た。

   少し早く出たので、時間があり、これも、久しぶりに、鎌倉国宝館に立ち寄った。
   特別展示として、「国宝鶴岡八幡宮古神宝」をやっていた。
   

    国宝の古神宝としては、朱漆弓 1張 、黒漆矢 6隻 、沃懸地杏葉螺鈿平胡籙 1腰 、 沃懸地杏葉螺鈿太刀
   どのくらいの価値があるのか、よく分からなかったが、太刀は、武具ではなく貴族の所有物とかで、細工など豪華であった。
   もう一つの国宝は、頼朝が後白河法皇から下付されたと言う籬菊螺鈿蒔絵硯箱 1合 、籬菊螺鈿蒔絵硯箱内容品 1組
   これも、螺鈿の蒔絵が素晴らしかった。
   丁度、能を観に行く前だったので、興味を感じたのだが、舞楽面が、5面展示されていて、菩薩の美しさと陵王のエキゾチックで精巧な造形が気に入った。
   誰かの病気快癒に役立ったと言って、顔は象、体は人間の2体の像が抱き合っている歓喜仏があって、比較的珍しいので興味を惹かれた。
   後で、新作歌舞伎のマハーバーラタを観る予定で、マハーバーラタの本をかじり始めたのだが、エロチックな話ばかりで、あのインドの歓喜仏や豊満な女神が満艦飾のインドのヒンズー教寺院を思い出した。
   丁度、技芸員の解説があったので、鶴岡八幡宮のことについて、少し勉強になって良かった。

   鎌倉宮へ行く道すがらなので、頼朝の墓地に立ち寄った。
   歴史に燦然と輝く偉大なリーダーの一人でありながら、ポツンと、それ程立派でもない墓が立っているので、いつも不思議な感じがしている。
   

   少し、西方向に歩いて、荏柄天神社に出た。
   学問の神様の神社であり、漫画家たちの絵筆塚もあるので、参道の両端に、漫画家たちが描いた灯篭が並んでいて面白かった。
   

   さて、鎌倉宮の「薪能」は、私としては、初めてだったので、非常に興味があって、楽しめた。
   金春流 素謡 翁 金春憲和
   金春流 仕舞 養老 山井綱雄
          井筒 本田光洋
   和泉流狂言  樋の酒 野村万作
   金春流能   融  金春安明

   鑑賞記は、明日、書くことにしたい。
   
   
   
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 兼高かおる 、曽野綾子著「わ... | トップ | 九州の神楽が響舞する 〜國學... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

今日の日記」カテゴリの最新記事