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熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉便り・・・光則寺のハナカイドウ

2017年04月16日 | 鎌倉・湘南日記
   光則寺の門前には、丁度、ソメイヨシノが満開である。
   しかし、境内には、珍しく、桜らしき木はない。
   

   光則寺のハナカイドウは、本堂前の右側に傘を開いたようにピンクの花を咲かせている。
   樹齢200年とかで、鎌倉では最も大きなハナカイドウで、鎌倉市指定の天然記念物である。
   大きな根元は、朽ちて二股に分かれていて、その夫々が、笠のように設えられた大きな竹の支柱に支えられている。
   花の最盛期は過ぎたようで、根元に花びらが敷き詰められていた。
   妙本寺のハナカイドウも、強風に煽られると桜吹雪のように散っていて、それなりに風情はあったのだが、やはり、花を観賞するのには、満開前の7~8分咲くらいが、一番良い。
   日本人は、満開満開と言うが、中国人のように13夜の月を愛でる気持ちの方が、私は正解だと思っている。
   光則寺に着いたのは、曇天で夕刻でもあって、陽が陰っていて薄暗い感じであったので、残念ながら、くすんだ冴えない花の写真しか撮れなかった。
   
   
   
   
   
   
   

   この寺は、境内が狭くて、花木が密集して植えられているので、梢越しにハナカイドウを眺めるのも面白い。
   
   
   
   

   この寺のハナカイドウの咲き具合など、近づいてみると、結構面白い。
   
   
   
   
   
   
   

   境内には、他の花も咲いていて、面白いのだが、ハナカイドウのように、突出した花がないので、境内を歩いていて気が付くと言った感じである。
   池畔に、大きな真っ白のシャクナゲ、ミツマタ、桃、椿・・・と言ったところであろうか。
   
   
   
   
   
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鎌倉便り・・・妙本寺のハナカイドウと桜

2017年04月15日 | 鎌倉・湘南日記
   鎌倉の桜も素晴らしいが、もう少し、繊細で優しい感じのハナカイドウも、匂うようなピンクの花をたわわにつけて咲き誇る姿も捨てがたい。
   わが庭のハナカイドウも、今盛りなので、とりあえず、妙本寺のハナカイドウを見たくて、鎌倉駅に向かった。
   安国論寺のハナカイドウも有名であったが、古木が枯れて、今は、か細い二代目になっており、他に名木の光則寺や海蔵寺のハナカイドウと比べても、この妙本寺の祖師堂前に咲き乱れる3本のハナカイドウが、一番見事である。
   祖師堂に向かって、左手に二本並んでいて、手前に枝垂れ桜が植わっているので豪華である。
   一方、右手に一本、その後ろに二本の八重桜、裏手に緑の鬱金が植わっていて、情趣を添えている。
   
   
   
   
   
   


   日当たりの良い左手のハナカイドウは、やや盛りを過ぎて、少し散り始めているのだが、右手のハナカイドウは、新鮮であり、その背後に植えられている小木のハナカイドウは、花付きもちらほら咲きだが、匂うように美しい。
   夫々のハナカイドウの雰囲気を接近して示すと、次のとおり。
   
   
   
   
   
   
   

   接写すると、もう少し、非常にナイーブで繊細な花であることが良く分かって面白い。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   さて、妙本寺の桜だが、二天門の左手後ろに、大きなソメイヨシノが植わっていて、もう、すでに、大分散っている。
   最盛期なのは、その後方、祖師堂前の枝垂れ桜で、ハナカイドウと妍を競っている。
   
   
   
   
   

   まだ、五分咲き程度だが、右手ハナカイドウ脇の枝垂れ桜が美しい。
   写真を撮っていて、咲いた花を探していたのだが、気の所為か、暖かい所為か、帰る時には陽があたった、急にほころび始めた感じであった。
   
   
   
   
   
   

   一本、鬱金桜が、咲いていた。
   小さな木で、花が緑色で葉っぱと変わらないので、好事家か、園芸ファンでないと殆ど見過ごすのだが、淡い緑の桜の清楚さは、捨てがたい。
   八重桜の写真を撮っていたら、お花の先生だと言うチャーミングなレディが話しかけて来て、そばにいた婦人も加わって、緑の桜について話が弾んだ。
   緑の桜は、先日書いた御衣黄のほかに、黄桜があるのだが、まだ、見たことはない。
   
   
   

   この日、本覚寺で、椿を追っかけて写真を撮っていた白人の若い女性が、この妙本寺でもハナカイドウの下で一眼を構えていたので、小休止した時に話しかけたら、デンマークから来たのだと言う。
   来年は、京都と奈良を訪れると言うので、何故、日本なのだと言ったら、理屈抜きで、とにかく、日本が好きだと言う。
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フラワーセンター大船植物園・・・桜が美しい(2)

2017年04月14日 | 鎌倉・湘南日記
   このフラワーセンターの桜は、やはり、植物園なので、バリエーションがあることが嬉しい。
   野生本来の桜と言うよりも、園芸種として開発された桜が多い所為か、とにかく、美しい。
   一本一本桜の種類が違うので、特に、5分咲きくらいで、花弁がすべて新鮮な状態で鑑賞すると、創造主のなせる業と言うべきか、本当に美しいことが良く分かる。
   今回は、さくら園の東半分の桜と、築山の正面に植わっている静桜について、書いてみたい。
   
   
   
   
   

   まず、目に付くのは、まだ、小木ながら、豪華な花姿で存在感を示すのが、王昭君。
   前漢の元帝の時代、絶世の美女ながら、絵師に賄賂を贈らなかったために醜く描かれて、匈奴の呼韓邪単于の妃として送られた悲劇の女性で、杜甫や李白の詩にも、能「昭君」でも、登場する。
   
   
   
   
   
   
   
   

   この王昭君に並んで、「楊貴妃」が、植わっていて、これは、はるかに小木で、胴吹き芽に一輪だけ咲いていて、その根元に名札がついていて、写真にし難く、とにかく、二枚写真に撮った。
   この一輪を見ただけでも、かなり、豪華な桜であることが分かる。
   最近、杜甫と李白の本を読んで、多少、詩心を学んだつもりなので、牡丹を思わせるイメージを桜にも感じたのであろう。
   
   

   次は、「妹背」。
   ピンクの清楚な感じの花である。
   
   
   

   白い桜の「大提灯」。
   
   
   

   繊細な感じのピンクの「手弱女」。
   しとやかなやさしい女性を言うようで、益荒男との対称言葉だと言う。
   しかし、浮かれ女。あそびめ。と言う意味もあると言うから、中々、意味深な味のある女性のようで、よく見ると、妖艶な蠱惑的な雰囲気もある桜である。
   
   
   
   
   白い鮮やかな「白妙」。
   白い桜でも、蕾は、ほんのりとピンクで優しい。
   
   
   
   

   一番華やかに咲いている感じが、「関ヶ谷」。
   
   
   
   
   
   
   一回りした時には、一応、桜の名前を意識していたが、二回目に回った時には、雰囲気を味わいたくて、シャッターを切った。
   無意識なので、これが、私自身の気持ちなのかもしれない。

   まず、空をバックにしたショット。
   日本きっての桜守佐野藤右衛門は、桜は、下から見上げるものだと言っていた。
   
   
   
   

   接写や胴吹き芽。
   望遠ズーム18-200を絞り開放で、露出を調整するくらいで、何の造作もせずにシャッターを切り続けているので、良い写真が撮れるはずがないのだが、とにかく、下手な鉄砲数打ちゃ当たるの姿勢である。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   入園門から、築山を臨むと、今、シャクナゲが満開で、極彩色の風景が展望できるのだが、その陰にひっそりと咲いている白い花が、小輪で清楚な「朝桜」。
   花が小さいので、ユキヤナギのような雰囲気さえする。
   
   
   
   

   私は、花見客で賑わう雰囲気が嫌いなので、静かにひっそりと咲いている桜を求めて、学生時代に、京都や奈良を歩いたのだが、今でも、それと裏腹なのか、ソメイヨシノとは違った桜を見たいと言う気持ちが強い。
   佐倉城址公園の桜も、すこし、遅れて八重桜が咲くころに良く行った。
   このフラワーセンターも桜の名所ではなさそうで、観光客は少ないのだが、これだけ、綺麗な桜を鑑賞しない手はないと思っている。
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フラワーセンター大船植物園・・・桜が美しい(1)

2017年04月13日 | 鎌倉・湘南日記
   2月26日に、このフラワーセンターが、ソメイヨシノから作出した玉縄桜の満開記事を書いたが、今は、ソメイヨシノが満開である。
   ところが、このフラワーセンターには、そのソメイヨシノは、大木にはなっているのだが、数本しか植わっていない。
   しかし、そこは植物園で、個々の数は少ないが、珍しくて興味深い綺麗な桜が、何種類か植えられていて、一部の八重桜を残して、綺麗に咲いている。

   まず、ソメイヨシノだが、やはり、その下には、子ども連れの団体が円陣を作って、花見を楽しんでいた。
   
   
   
   
   

   そのソメイヨシノから少し離れたところ、シャクヤク畑を隔てて、菖蒲園の土手に沿って、5本の紅枝垂桜が植えられていて、美しく咲いている。
   それ程、大きな木ではないが、滝のように枝垂れてたピンクのカスケードが美しい。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
    
   

   もう一つの桜の鑑賞スポットは、一直線に梅が咲き誇るうめ園と遊歩道を隔てて並ぶさくら園の桜である。
   まだ、一部の八重桜の蕾が固いこともあって、華やかではないが、綺麗な花が咲いていて、近寄って、夫々の花を見ていると、桜花のバリエーションの妙を楽しめる。
   まず、今回は、西側のコーナーの桜について、記しておきたい。
   手前から、白い加賀の曙、淡いピンクの嵐山、緑の御衣黄、ピンクの日暮である。
   
   

   まず、加賀の曙。
   
   

   嵐山。
   
   
   

   御衣黄。
   新宿御苑では、殆ど咲いていなかったが、ここでは、大分開花していた。
   花が緑色なので、近づいて良く見ないと、見過ごしてしまう。
   
   
   
   

   日暮。
   まだ、満開からは程遠いのだが、ピンクの匂うような優雅な花弁が魅力的である。
   
   
   
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鎌倉便り・・・鎌倉山のさくら道を歩く

2017年04月10日 | 鎌倉・湘南日記
   何時もバスで素通りして、鎌倉山の桜を見たつもりでいたのだが、今日は、鎌倉山のバスストップから、鎌倉山のさくら道を歩いた。
   実際には、常盤口まで下りずに、途中の若松で引き返したのだが、この道は、さくら道ではあるのだが、鎌倉山経由で大船や江の島と鎌倉駅を結んでいる路線バスが走っていて、かなり、ビジーな自動車道であり、両側には、住宅が並んでいるので、桜並木が、ずっと、続いていると言うわけではではない。
   
   
   

   さて、鎌倉山の桜だが、仮名手本忠臣蔵の四段目の「花籠の段」で、扇が谷にある塩冶判官の上屋敷で、蟄居している判官に顔世御前が夫の心を慰めようと、八重桜を籠に生け、判官へ献上しようとするのだが、その桜が、この鎌倉山の桜なのである。

   さくら道の桜は、街道に沿って植えられているのだが、途中に、民家があったりマンションがあったり、見晴らし台があったり、気の利いたコーヒーショップや店舗があったりで、さくらは、その合間を縫って咲き乱れている。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   私は、さくらの幹から、直接芽吹いて咲くさくらの風情が好きで、一寸した雰囲気を楽しんでいる。
   
   
   
   
   
   このさくら道には、いくらか、椿が植わっていて、夫々、庭木ではないので、相当大きくなっていて、単調な花色のさくらとのコントラストが面白い。
   大概、ヤブツバキか乙女椿である。
   
   
   
   
   
   
   

   このさくら道を歩いていて、気づくのは、路傍の花木や野の花や、民家やショップや畑などから、顔を覗かせている花が、結構、楽しませてくれることである。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   さくら道の途中に、見晴台があり、この鞍部から、南の方は、海岸線の方を見下ろせ、北の方は、立ち木が混んではいるが、木の間から横浜の方が少し見えてくる。
   少し離れたところからは、江の島の展望灯台が見え、富士山が微かに見えていた。
   この鎌倉山の住宅地には、富士と江の島が展望できる建物があって、両方見える家は資産価値が高いのだと言う。
   
   
   
   
   
   
   
   

   ところで、少し、歩き疲れたので、小休止したくて、若松から引き返す途中で、喫茶店へ入ろうと思った。
   丁度、山小屋風のショップで、コーヒーショップではないのに、コーヒー始めましたと言う手書きの張り紙がしてあったので、面白いと思って入ってみた。
   チャーミングな女性が、今ドリップで煎れますから少し待ってくださいと言うことだが、別に、急ぐわけでもなく、店の中を見ていた。
   店の名は、AROUND <アラウンド>で、ブランド名が、The Landscapersと言うことで、サボテン科と言うのか多肉植物と言うのか、根のない様々な珍しい植物が、所狭しと並んでいて、マグカップもあれば、古木のオーナメントもあれば、装身具もあれば、とにかく、面白いものが並んだ雑貨ショップと言う雰囲気である。
   社長が、プロのLandscaperだと言うことで、近くに工房があると言う。
   変わっているのは、商品のタグから、店のポスターや飾り付けなども、一切、英語で、私も英米生活が長いので分かっているつもりだが、驚くほど日本離れしたバタ臭い店だが、全く、日本人の日本の店だと言う。
   この店は、最近まで、「葉山ボンジュール」で、創業100年の伝統を誇る人気ベーカリーだったようで、観光案内にも書いてある。
   パンを買うつもりで入ってきた親子連れが、失望して帰って行った。
   店の窓から、さくら道のさくらが綺麗に見える。
   
   
   
   
   
   
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茅ヶ崎:氷室椿庭園・・・椿が綺麗に咲いている

2017年03月30日 | 鎌倉・湘南日記
   先日来、わが庭の椿や江の島の椿について書いてきたが、昨年、初めて見学に行って、非常に感激したので、春の陽気に誘われて、氷室椿庭園を訪れた。
   バスで藤沢に出て、JRの茅ケ崎で下りて、海の方へ向かって20分ほど歩けば、氷室椿園に着く。
   茅ヶ崎市に寄贈された椿庭園で、非常にオープンで、自由に出入りが出来るのだが、立派な邸宅の庭を椿園にした、非常に手入れの行き届いた立派な庭園である
   

   200種以上の椿が植えられているとかで、丁寧に名札が付けられてはいるのだが、それは、一部で、元のオーナーの氷室捷爾さんが交配して作出した椿などもあったり、雑種が生まれたりして、名前が分からない種類の椿も多いのだと言う。
   庭園の奥に、氷室さんの作出した「氷室雪月花」が植えられていて、花が咲いている。
   淡桃色の地に紅色の絞りが入った美しい花で、一重のラッパ咲き中輪で、中々優雅である。
   
   
   

   昔から評価の高い銘椿は、言うに及ばず、沢山の素晴らしい椿が植えられているのだが、新しい椿や洋椿は、少ない。
   気づいた洋椿は、入口に植えられている見上げるように大きくなって咲き乱れているフルグラントピンクと、これも、珍しく花が咲き乱れているサンダイアルであった。
   
   
   
   

   懐かしかったのは、わが千葉の庭で、かなり大木になって綺麗に咲き続けていた崑崙黒と孔雀椿であった。
   崑崙黒は、宝珠咲きは、咲き始めのを一瞬だけなのだが、ここの椿は、一部、宝珠咲きを維持していた。
   
   

   先日も書いたが、私は、唐子咲きの椿に興味を持っており、この日も、意識して探した。
   数株植わっていたのだが、写真に撮れたのは、次の通りである。
   名前は、良く分からなかった。
   
   
   
   
   
   

   大木の下にびっしりと言った風情ではないのだが、落ち椿もかなりあって、椿の木が小木で地面を這うような感じなので、花と一体となっている。
   
   
   

   さて、まだ、咲き切っていない椿もあり、この椿庭園の最盛期は、いつなのか分からないのだが、綺麗に咲いている。、
   ただ、何処でもそうだが、椿は花弁が繊細で弱いので、すぐに痛んでしまって、完璧な姿で残っているのは少ない。
   かなり、綺麗な写真を残しておくと次の通り。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  
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江の島・サムエル・コッキング苑の椿

2017年03月28日 | 鎌倉・湘南日記
   久しぶりに、バスに乗って江の島に向かった。
   江の島の頂上のサムエル・コッキング苑には、かなり、広い椿園があって、丁度、椿が咲きそろい始めた頃なので、見に行こうと思ったのである。
   勿論、弁財天にも、たこせんべいにも、遺跡にも一切興味なく、椿の花見たさに行ったのだが、青銅の鳥居から瑞心門までの弁財天仲見世通りは、大変な人で前に進めないくらいの混みようであった。

   残念ながら。この日は、曇り空で富士山を仰ぐことができなかったが、枝垂れの彼岸桜と寒桜であろうか、少し、桜が咲いていて、途中、乙女椿とヤブツバキが咲いていた。
   ソメイヨシノは、蕾が膨らみかけていたので、1週間ほどで咲くのであろう。
   
   
   
   
   
   
   

   コッキング苑の椿園は、一画が、椿だけの植栽なのだが、遊歩道脇に並木様に植えられている椿は、かなりの大木になっていて、広く広がっている。
   まず、椿園で目に付いたのは、赤い花弁の八重咲の紋繻子である。
   千葉の庭にも植えていたので、なじみの椿だが、かなりの大輪で、華やかに咲く。
   よく似たのが、繻子重で、同類なのであろう。
   
   
   
   

   この花によく似た赤い花弁で、芯の蕊が四散して、少し豪華になった感じの花が、京牡丹。
   そして、紅麒麟。
   
   
   
   
   赤い花弁の椿は、ほかに、大虹、天女の舞。
   
   

   わが庭の門前に咲く式部も咲いていたが、全く、そっくりだと思ったのが、笠舞と言う椿だった。
   卜伴も咲いていた。
   私は、唐子咲の椿に興味を持っており、特に、唐子の部分の色彩に関心があり、今後、この色彩が微妙に入り組んだ椿を植えてみたいと思っている。
   
   
   

   淡いピンクの椿も美しい。
   典型的な大輪椿は、曙。
   王昭君や笑顔、三浦乙女も美しいし、小輪の香妃も品があって良い。
   それに、熊坂も、一寸、ムードが違った雰囲気が良い。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   源氏名前を冠した椿が、結構、あるのだが、ここには、源氏車と光源氏が咲いていた。
   
   

   単色ではなくて、赤やピンクや白が、入り混じったり、小紋になったり、縦絞になったり、吹き掛け絞りになったり、と言ったバリエーションのある椿もある。
   月の輪、燭光、抜筆、眉間尺、菊更紗、春の台など。
   
   
   
   
   
    
   
   
   

   白い花の椿は、いくらか咲いているのだが、殆ど花弁が痛んでいて、写真に耐える花弁を維持した椿は少ない。
   鶴の毛衣、雪見車、白菊、淀の朝日、連見日。
   
   
   
   
   
   
   

   ざっと、羅列しただけだが、この椿園は、木が密集していて、かなり、日当たりが悪いので、花付きが、相対的に良くないような感じがする。
   街路脇の大木になった椿の木の花付きが、比較的良いのは、日があたっているからであろう。
   いずれにしろ、植物園の椿園の植木なので、花に容易に近づけないので、綺麗な花を見つけても、写真には撮れないのが残念ではある。
   この椿園でも、地面を這うようにして、虫を追っていたシロハラを見た。
   椿園には、メジロやシジュウカラのつがいが多いのだが、花を根元から落とすヒヨドリは興ざめである。
   
   
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鎌倉便り・・・大巧寺の椿、長楽寺

2017年03月12日 | 鎌倉・湘南日記
   鎌倉国宝館を出て、若宮大路を南に向かって歩き、椿の花を見たくて、大巧寺に行った。
   大路に面した山門を入れば、裏門までは100メートルもない小さなお寺なのだが、境内を抜ける一本の小道の左右に、10種類以上の椿が植えられていて、椿寺の風情である。
   椿の木は、それ程大きくなくて、種類が多いだけなのだが、やはり、交通の激しい大路に面している所為か、花弁の痛みが激しいのが難である。

   この寺は、おんめさまと称して、安産を願う妊婦が、日本全国や海外からも、お札を受けに訪れると言うのである。
   境内に入ったところから、あけぼの、黒竜、明石潟、羽衣、卜半、侘助など、夫々、数輪ずつ咲いている。
   
   
   
   
   
   

   ロゼクローラ、婆の木、ヒジリメンと言った私の知らない椿もあって、興味深かった。
   ティファニーと言うピンクの八重咲の大輪椿が咲きかけていて、美しいと思った。
   
   
   
   

   そのほか、アトランダムに、開花椿を並べると次の通り。
   
   
   
   
   
   
   

   境内には、緋寒桜や備後梅、ボケなどほかにも花が咲いていた。
   
   
   
   
   

   大巧寺の裏門から、本覚寺に出て、妙本寺に向かった。
   特に、花が美しいと言う寺ではないが、どっしりとした塔頭や、広々としたオープンな境内の雰囲気が好きで良く行く。
   豪壮な二天門の仁王像が素晴らしい。
   ネットが張ってあって、中がが暗いので良く見えないのだが、望遠レンズで写して、拡大して確かめている。
   
   
   
   
   

   境内の紅白の梅の花が、少し残っていた。
   祖師堂の横の墓地のそばを、青い小鳥が飛び過ぎたので、止まったところを写したら、ルリビタキであった。
   これも、肉眼では殆ど認識できないのだが、やっと写して拡大したが、200ミリでは、ボケざるを得ない。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   この寺は、もうすぐに咲き乱れるハナカイドウで有名なのだが、もう、芽が動き出していて、花芽が、かすかに色づいていた。
   
   

   山間の参道の横の小川の斜面に、沢山のぜんまいが、芽を出していて、面白い造形を作っていた。
   その参道を出て左折れして、少し歩いて、ぼたもち寺と八雲神社を経て、大通りに出て、長谷寺を目指して歩いた。
   昔懐かしい老舗のパン屋日進堂に立ち寄って、揚げパンを買って、前回同様に、90歳をはるかに超えた名物店主に、若かりし頃の武勇伝を聞いていた。
   人間遊ぶことを知らなければ一人前じゃない、10代のガキの頃から始めて、現在まだ現役だと言って、4人の女友達との色の道を語り始めたところだったが、運悪くと言うか運良くと言うか、近所の婦人がパンを買いに入ってきたので、話途中ながら、店を出た。
   
   
   
   
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鎌倉便り・・・鎌倉国宝館”特別展「ひな人形―おとめのいのり―」” 

2017年03月11日 | 鎌倉・湘南日記
   午後、大船に行く用事があって、その後、時間があったので、バスに乗って鎌倉駅に向かった。
   普通なら、北鎌倉か明月院前で下りて、北鎌倉の古社寺を巡るのだが、この日は、南の海岸線へ向かって歩こうと思った。
   ところが、鶴岡八幡宮への道の渋滞が激しくて、バスが進まなくなったので、手前で下りて、久しぶりに、鎌倉国宝館に行くことにした。
  特別展「ひな人形ーおとめのいのりー」を開催しており、丁度、桃の節句が終わった直後でもあり、面白いと思ったのである。
   

   この博物館は、八幡宮の鳥居前を、源平池の北側の池畔を回り込んで、少し山側に歩いた、非常に静かな林間にあって、そのしっとりとした閑静さが良い。
   それ程大きな博物館ではないが、鎌倉の社寺など鎌倉ゆかりの仏像や宝物などの常設展と、同じ程の空間のある隣室で、特別展が開催されていて、小一時間、芸術に浸るのには、格好の場所なのである。
   途中、八幡宮の参道の桜、源平池池畔のさざれ石前の梅、が春の風情を漂わせていた。
   
   
   

   ところで、特別展「ひな人形―おとめのいのり―」だが、
   江戸時代の享保年間より大流行した能面のような顔立ちの享保びなや、芥子粒のように小さな芥子びな、ひな人形の古い形式とされる立ちびな、五人ばやしや御所人形、精巧に細工されたミニチュアの調度品などを展示したものである。
   それに、女性の祈りという視点からと言うことで、国宝の当麻曼荼羅縁起絵巻(光明寺蔵)を展示されていて、曼荼羅奉納のシーンであろうか、克明に描かれた絵画が興味深かった。
   もう一つ面白かったのは、展示されている雛飾りの女雛と男雛の位置が、今とは左右逆になっていることで、昭和三年の昭和天皇御大典の際、天皇が西洋にならって向かって左側に立たれたために、その後、今のように飾るようになったのだと言う。
   これは、東京の人形店が主導したようで、京都では、今でも、日本の古来からの伝統を固守してひな人形を飾っていると言うのだが、私など、この方が本来かも知れないと思っている。
   写真撮影禁止なので、HPの写真を借用する。
   

   さて、今年は、我が家の雛飾りは、端午の節句の日の翌日に仕舞った。
   何時もなら、惰性で少しおいておくのだが、今年は、昨年生まれた孫娘のために、「お雛さまを早く片付けないと嫁に行き遅れる」と言う風習に倣ったのである。
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フラワーセンター大船植物園・・・温室のスイレン

2017年03月07日 | 鎌倉・湘南日記
   このフラワーセンターには、小さいながらも、鑑賞温室があって、いつも綺麗な花が咲いている。
   ブーゲンビリアやハイビスカスなどは、年中咲いている感じだが、これも、年中咲いている感じの熱帯性スイレンは、今、一番美しく咲きそろっているような気がする。
   外苑の池のスイレンは、少し大きくて、蓮のイメージだが、この熱帯性スイレンは、花がそれ程大きくなく、同じ種類のようである。
   ロンドン郊外のキューガーデンには、よく行ったのだが、ここには、巨大なオオオニバスから大小取り混ぜて多くのスイレンがあっって、咲くのもまちまちで、興味深かった。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   もう一つ、エキゾチックで綺麗な花は、清楚と言うか優雅と言うか美しいコバルトブルーのヒスイカズラである。
   ブラジルで、宝石のアクアマリンをよく見て、その魅力に感じ入ったのだが、あのヒマラヤの青いポピーとも同じように、このコバルトブルーに魅かれる。
   バナナもぶら下がっていたが、温室に入ると見慣れない面白い花が見られて楽しい。
   
   
   
   
   

   ベトナム椿 ハイドゥンが一株だけ植木鉢に栽培されていて、花が咲いていた。
   私も、以前に何本も植えて、全部枯れさせてしまったのだが、温度の関係もあって、難しいのである。
   
   
   

   椿ついでに、椿園の椿だが、前よりは、咲いていたが、まだ、殆どの椿は、開花前である。
   植物園なので、結構、種類が大いのだが、何故か、赤い花の椿が、先に咲いている感じであった。
   
   
   
   
   
   

   さて、桜だが、ソメイヨシノよりは、花の命が長いのか、河津桜は、葉桜になっているのに、玉縄桜は、まだ咲いていた。
   オオカンザクラが、今最盛期で、綺麗に咲いていたが、実生の方のオオカンザクラは、先祖返りしたのか、親の寒緋桜と大島桜のうち、寒緋桜の遺伝が強く出たのか、ピンクが勝っていて、別の種類のようで面白かった。
   
    
   
    
   
   
   
   
   
   

   川縁のもみじ山の下草の花壇に、可憐なおおみすみそうが、沢山咲いていた。
   前に来た時にも、1~2株咲いていたのだが、名前を知らなかった。
   1円玉より少し小さい感じの花だが、色々の種類があるようで、感じの良い清楚さが実に好ましい。
   そばに、妍を競うように、スミレが咲いていた。
   
   
   
   
   

   展示場で、ラナンキュラス展と春蘭展をやっていた。
   まず、ラナンキュラスだが、これほどバリエーションがあって、美しい花であったのか知らなかったので、びっくりした。
   展示場の外庭の春の花のディスプレィも美しかった。
   
   
   
   
   
   

   春蘭は、良く分からないのだが、やはり、東洋の美意識の粋と言うか、何となく、カラフルで派手派手で見栄え優先の洋花とは違って、精神性なり思想的哲学的な雰囲気が内包されているような感じがして、興味深く見ている。
   
   
   
   
   

   我が家から、バス一本で労せず行き返り出来るので、大船植物園は、私にとっては、格好の散歩コースなのである。
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フラワーセンター大船植物園・・・梅が綺麗に

2017年02月27日 | 鎌倉・湘南日記
   このフラワーセンターの梅林は、植物園なので、1~2本くらいずつだが多くの種類の梅の木が、植えられているので、夫々の趣があって面白い。
   100メートルくらいの遊歩道の左右に、一方は梅、もう一方は桜が、縦列状態で植えられていて、1か月違いで装いを変えるので、梅と桜の違いが分かって興味深い。
   梅林は、2列に木が植わっていて、真ん中に小道がつけられていて、両方から楽しめる。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   梅の木には、夫々、品種の名札が付いているのだが、丹念に写真を撮りながら、その名札を撮って覚えようとしたが、記憶と写真とがごちゃになってしまったので、私が気に入ってシャターを切ったショットを紹介したい。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
    
   
   
   

   展示場では、「スプリングガーデン展」をやっていて、非常に華やかで美しかった。
   
   

   展示場の横の雑木林の枯葉の間から、キイロセツブンソウとスノードロップが顔を覗かせていた。
   よく見ると、少し離れたところに、名前は知らないのだが、殆ど同じように小さな可憐な花が咲いていて、春の息吹が近づいていることに感動を覚えた。
   
   
   
   
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フラワーセンター大船植物園・・・玉縄桜が満開

2017年02月26日 | 鎌倉・湘南日記
   フラワーセンター大船植物園では、ここで作出されたソメイヨシノがベースとなった玉縄桜が、毎年、一か月ほど早く、2月に咲くので、人気を集めている。
   早く咲くと言うだけで、殆どソメイヨシノの花と変わらないのだが、この公園では、この玉縄桜とおかめ桜と一本ある河津桜が咲いている。

   玉縄桜の最初の木は、かなり、大きくなっていて、単植なので、目立っている。
   ただし、この大木以外には、エントランス近くのこれも単植の大きな木がある程度で、このフラワーセンターでも、まだ小さな木が多くて、トータルでも、10数本しか植わっていないのではないかと思う。
   大木には、メジロが群れて飛び交っており、写真を撮ろうと追いかけたが、結構難しかった。
   
   
    
   
   
   
   

   玉縄桜より、一本ある河津桜の方が、ピックが鮮やかなので、目立っていた。
   丁度、シャクヤク園と菖蒲池の間の土手道にあるオオカンザクラが咲き始めていた。
   実生だと言う大木の方は、まだ、蕾が固かったが、蕾はピンクなので綺麗であった。
   
   
   
   
   
   
   
   

   もう一つの桜は、フラワーセンター正面の築山べりに植わっているおかめ桜で、2本しかないのだが、小さなピンクの花をびっしりと付けで華やかなので、目立っている。
   小さな木なので、近寄りやすいために、写真を撮る人が多いのだが、イギリスの桜研究家イングラムがカンヒザクラとマメザクラを交配して作出したのだと言うから面白い。
   
   
   
   

   椿園の方だが、まだ、少し早いので、ちらほら咲きであった。
   何本かある明石潟が、派手な赤い大輪を咲かせていた。
   スィートハートや黒竜絞など、他にも、まだ、ひっそりと咲いていると言う感じであった。
   椿の木の下を、一羽の少し大きな見慣れない鳥が走って逃げたので、シャッターを切って家で調べたら、しろはらのようであった。
   
   
   
   
   
   
   

   梅は、まだ、綺麗に咲いていたが、次のブログで紹介することにする。
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鎌倉便り・・・義経・腰越状ゆかりの万福寺

2017年02月14日 | 鎌倉・湘南日記
   稲村ケ崎から湘南街道に出て、海岸通りの歩道を、七里ガ浜を経て腰越に向かって歩いた。
   腰越の万福寺に行きたいと思ったのである。
   この街道を歩くのは初めてであったが、江の島と鎌倉の間を歩く観光客も、結構いて、海沿いに並ぶレストランや海鮮料理店が賑わっている。
   途中に、鈴木大拙などが建立したと言う晩年をここで過ごした西田幾多郎記念碑が立っていた。
   波が適当なのか、波乗りに興ずる若者たちもいた。
   
   
   
   

   腰越は、江の島が目と鼻の先の小さな漁港で、しらすが上がるので、鎌倉の名物のようになっている。
   万福寺と言えば、宇治にある中国ムード濃厚な禅寺黄檗山万福寺の方が有名で、学生の頃、教養部の宇治分校に通って居たので、何度も訪れているのだが、この腰越の万福寺は、真言宗大覚寺派の寺で、正式名は龍護山医王院満福寺で、744年に、聖武天皇の勅命で行基が建立した古刹だと言う。
   小動の交差点からはすぐで、御霊神社でも書いたが、この寺の参道も、江ノ電が横切っていて、入山する石段のすぐ下を、電車が走っている。
   
   

   石段を上がり、山門を潜ると、正面に本堂が現れ、左手の庫裡入口の手前に、義経と弁慶の腰越状作成シーンの彫像が立っている。
   左端に、弁慶の腰掛石があるのが、愛嬌であろうか。
   
   
   
   

   1185年に義経が兄頼朝から、鎌倉入りを許されず、この寺に逗留時に、頼朝に心情を訴える腰越状を書いたのだが、拝観入り口を入ると、玄関ホールの奥右手に、幸いにも、「不顧為敵亡命」の6文字が抜けたために残っている、弁慶が書いた腰越状の下書きとされる書状が、展示されている。
   寺の資料によると、この手紙は、起請文であり、兄上の恨みをかっているのは兄弟の前世の報いなのか、本心を述べたいので、兄上の慈悲にすがり、鎌倉入りを許してほしいと心情を吐露し、幼児の頃の哀話から父・義朝没後の経緯、挙兵の軍功のことなども語られていて、さながら、「義経物語」で貴重な資料だと言う。
   義経は、結局、鎌倉入りが出来ずに、涙を呑んで、ここから、京に帰ったのである。
   
   

   さて、私が興味を持ったのは、新しい作品なのだが、義経ゆかりの寺として、義経の歩んだ人生を、寺の本堂に、鎌倉彫の技法を取り入れて漆画で彩った、裏・表三十二面に、襖絵が、嵌め込まれていることであった。
   当然のことととして、歌舞伎や文楽、能の舞台を連想しながらの絵画鑑賞なのだが、手に取るように、劇的な舞台が脳裏を駆け巡って、しばし、感慨に耽っていた。
   まず、目に入ったのが、矢を受けて仁王立ちに立つ弁慶の最期。
   義経と静の別れ、悄然と去り行く静、しづやしづと舞を舞う静、義経と弁慶の平泉への旅立ち、矢を受ける馬上の義経、幼子を取り上げられる静・男の子であったので由比ヶ浜に沈められたという。
   客間のピアノの後ろには、この寺のテーマである腰越状作成シーンの劇的な襖絵がある。
    
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   帰途、殆ど正面に位置する、海側の小動神社に行った。
   新田義貞ゆかりの神社とかで、境内の高台から、腰越漁港越しに、江の島が良く見える。
   
   
   
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鎌倉便り・・・御霊神社から稲村ケ崎へ

2017年02月13日 | 鎌倉・湘南日記
   冬の鎌倉は、千葉に居た時よりも暖かくて、天気の良い日は、冬でも観光日和である。
   今日は、長谷寺近辺を歩くつもりで、鎌倉山からバスに乗ったのだが、長谷寺から御霊神社に出て極楽寺に抜け、極楽寺から歩いて、稲村ケ崎に向かった。

   御霊神社前の民家の梅が綺麗に咲いていて、御霊神社でも、まだ、小さい木だが、紅白の梅が植わっていて、楽しませてくれた。
   
   
   
   
   
   
   
   

   御霊神社の鳥居前の枝垂れ桜が咲いていて綺麗であった。
   何時も、面白いと思って見ているのは、鳥居のすぐ外、参道を江ノ電が横切っていることで、石段の途中を電車が走っているのである。
   オランダで、高速道路を、飛行機の滑走路が抜けているているのを見て驚いたが、そんな感じである。
   人力車のある石段の上が、江ノ電の線路なので、良く分かる。
   
   
   
    
   


   御霊神社から、極楽寺坂切り通しへ抜ける角に、一寸古風な菓子店力餅家がある。
   気になっていたので、入って、名物だと言う力餅と鶯餅を買って、食べてみたのだが、力餅は、いわば、あんころ餅で、鶯餅もそうだったが、非常に柔らかい餅で、美味しかった。
   
   
   
   

   さて、切り通しを抜けると、極楽寺の門前に至る。
   この寺は、参詣者オンリーと言うことだが、いつも門が開かれていて、自由に入れる。
   何故か分からないのだが、境内の写真撮影は禁止されている。
   ところが、境内に、「長谷梅まちめぐり 春こいキャンペーン2017」と言うチラシが置いてあって、①長谷の梅をめでると言うところに、長谷寺・光則寺・極楽寺と寺社名が書かれていて、チラシの反対側には、梅まちはせ&鎌倉のまちの写真 SPRIMG LOVE フォトコンテストと派手に書かれていて、写真を募集しており、この側が上向きにおいてある。
   尤も、①の脚注に、極楽寺境内では写真撮影が禁止されています。ご注意ください。と書いてあるのだが、果たして、この人を食ったようなキャンペーンを、真面な(?)寺がやることなのであろうか。
   文化都市である筈の鎌倉の民度を疑う。
   
   さて、江ノ電では、稲村ケ崎は、極楽寺の次の駅で、江の島の方へ街道を歩けばよいので、天気も良かったし、歩くことにした。
   交通の激しい湘南道路とは違って、稲村ヶ崎駅までは、比較的静かな住宅街の道路が通っているので楽に歩けた。
   稲村ケ崎入り口で湘南道路に出ると、目の前に太平洋が広がっている。
   左手に稲村ケ崎、右手に江の島。
   残念ながら、富士山は、雲が覆っていてよく見えなかったが、青い海が、豪快に波音を立てていて、眺望がすばらしい。
   稲村ケ崎突端に立って、しばらく、海を眺めていた。
   遠く大島が見える。
   
   
   
   
   
   
   
   

   その後、腰越に出て、義経が鎌倉に行けなくて、腰越状を書いたと言う万福寺を訪れた。
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鎌倉便り・・・東慶寺の梅はもうすぐ見頃

2017年02月03日 | 鎌倉・湘南日記
   東慶寺は、山門を抜けると、正面の金仏への一直線の参道の両脇に、梅の古木が植えられていて、その梅を見たくて、出かけて行った。
   門前の白梅は、かなり、開花していたが、境内の梅は、少し早かったようで、まだ、殆ど咲いていなかった。
   それに、ここの境内の梅は、白梅が多い所為か、あまり、目立たないのである。
   入ってすぐ右手に、いつも、迎えてくれる花の植え込みがあるのだが、そこには、今年は、ミニハボタンが植えられていた。
   その背後のボケも、黄梅も咲いていて、地面から、フクジュソウが顔を覗かせていた。
   
   
   
    
   
   
   
   

   鐘楼わきの白梅は、ちらほら咲きだが、古木の風格があって、枝ぶりが面白い。
   湯島の白梅には、及びもつかないが、この古木の先の咲き始めの梅の花を見るのが楽しみであった。
   
   
   
   
   本堂や金仏脇にも、咲き始めた梅があり、春の香りを告げている。 
   
   
   

   境内の奥は、山に向かって墓所となっていて、有名人の墓石が多いのだが、ひっそりとしていて、訪れる人は少ない。
   やや、高みから、谷を隔てて、円覚寺の鐘楼脇の建物が遠望できる。
   下って、白蓮舎前の田圃脇の庭には、ミツマタが植わっているが、開花までには、少し早い。
   
   
   
   

   境内の梅の開花模様を、
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   この境内には、一寸、種類の違った梅が植えられており、ほんの数輪しか咲いていないのもあるのだが、夫々に、趣があって面白い。
   
   
   
   
   
   
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