笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
新アドレス→http://hana58.hatenablog.com/

みんなに受け入れられるネタ

2014年08月06日 | その他
ネタでもトークでも
吉本の劇場によく行くようになって
気づいた。

一部のひとしか分からないトピックのネタは
万人が分かるネタに劣る
とわたし個人が勝手にジャッジしている。
ということ。

もちろん「おもしろい」ことが大前提で
そのうえで
固有名称が多いもの
下ネタすぎるもの
時事感が半端なすぎるものは
別格の芸人さんはいますが
見ているときに一瞬、
「これ分からない人いるだろうな」という
考えが邪魔になります。
わたしは笑いにくい。

逆に同じ考えのもとで笑うひともいると思います。
わたしはこれを
「優越感笑い」
と呼んで、実は心底バカにしてます。(!)
芸人さんを…じゃないですよ。
そうやってアピール笑いをするひとを
バカにしている。
「自分は人と違う」「知識がある」というアピールによって
おもしろいことを宣言するための笑い声は
だいたい
ネタに見合う笑いの量ではなく
ひどくチグハグだ。
え?
ウケたらいいだろうって?
クスクス笑いくらいの強さしかないネタに
大笑いが行くのってダサくないですか?
『タイガー&ドラゴン』という落語のドラマで
師匠が落語のまくらで言ったことに
弟子がお腹を抱えて笑うと
師匠が「ここはくすぐりだから、そんなに笑うことはない」と
諭す場面があって
つまりそういうことなんだけど。
伝われ~。

話がそれました。

なんで万人にウケるネタのほうが好きかというと
自分の心にも
みんなの心にも届いていて
笑いの渦の中で
幸せだなって思うからです。

あと芸人さんのサービス精神を少しだけ感じる。
自分の信じた笑いが
たまたま万人向けだった
ってこともあるかもしれませんが
対お客さんを見てくれているのかな
と少し思う。

もちろん自分の信じた笑いを追及しているコンビは好きですよ。
2700のネタとかね。
劇場のお客さんはだいたいポカンだけど。
いつも「ポカン」状態に「え!」と思う。趣味の問題。
2700はだからといって
そういうのが好きなお客さんに媚びてないからいいんです。

またまたそれました。

「一部の人にしか分からない」ものなのに
そんなの関係なくなっちゃうくらい
超おもしろい芸人さんは別格だ。
そういう芸人さんには
きっと分からないであろう子どもも大人も
おにいさんもおねえさんも
大笑いしている。
「これ分からないんじゃ?」って思った時点で
それまでのことかもしれません。

面白ければそれでいいんですけどね。
子どもと劇場行くようになって特に思ってた最近。

あと
クレヨンしんちゃんの映画をはじめて映画館で見たときにも
同じように思った。

劇場いっぱいの子どもたちが
こんなゲラゲラ大笑いしていて
なんと素晴らしい!
と感動したんです。
そんなこと未体験だったから。

ギャグのスピードや元ネタすべて
子どもに媚びてないし
手抜きがないのも良かった。
ギャグの手数が多すぎて
そりゃあ全部にハマったわけじゃないけど
一個ものすごい気に入っている箇所があるから
もうそれでチケット代取り返したくらい
良かった。
自分も楽しめて
さらに子どもたちがお腹かかえて笑っているのが最高だったから、
しんちゃんの映画はまた劇場に見に行こう
って思いました。
感動エピソードも入っているんだけど
あそこ減らしてもっとギャグを増やしてくれ
とさえ思ったよ。

そんなわけで
ライブの良さって
そんなところにもあるよ
ってことが言いたかった。
しんちゃんの映画は
生じゃないけど
生身の人間たちと一緒に見ることができるって
幸せポイントが高いです。
「優越感笑い」をはじめ
迷惑な人と出会うこともしばしばありますけど。

ではまた金曜日。
音声配信は…
話したいことが見つかったらアップしようと
思っとります。

KOCの宣伝と娘のはなし

2014年08月04日 | その他
ネタを探して
ニュースサイト「お笑いナタリー」を読みあさっておりましたが
話題が多岐にわたっていて
すごいです。
テレビスターもいれば
ライブスターもいて
ドラマに新番組に
ライブレポ
DVD宣伝にCM。
おかげで頭の中がまとまりません。

キングオブコントとTHE MANZAIの予選が始まっていますね。
来年にはM-1も復活するとか。
復活は単純に楽しみ。
面白いものになればそれでいいです。
しかしなぜ復活するんでしょうか。

お笑いナタリーの記事の中では
キングオブコント予選で
なつかしのアイドルのコンビが1回戦突破した
というニュースが気になりました。

これは
「キングオブコントって何?」
に対応している。
決勝に行くであろう芸人さんをひとりも知らないというレベルの人たちに
振り返ってもらうための
マーケティングだと思います。
記事はこれ↓
70年代アイドルが女優ネタでKOC予選通過

はたして効果的なんだろうか?
といつも思っています。
ヤフーニュースでも取り上げられて
KOCの宣伝になるけれど
ある程度お笑いの知識のあるひとにしたら
鼻白みものの話題です。
出ている人に罪はありません。
でも長いこと観察していると
実力あって、受けていて、それでも破れて行く芸人さんたちの
悲哀を見ているから
片手間に出るグラドルとかにまったく感情移入できないだけ。
レベルが違いすぎるのを感じて恥ずかしくはならないのだろうか?
わたしだったら、なる。

上記の宣伝は
キングオブコントという大会を気にとめてもらうだけの
浅い知識を宣伝しているだけであって
きっとそういうひとに引っかかるのは
お笑いの大会がなんかやってんの?くらいだし
まだそんなもんか。
世間は。

なんて上から目線で思っております。

上から目線といえば
小学校では
どぶろっくの「もしかしてだけど」と
日本エレキテル連合の「ダメよダメダメ」が流行っていると
娘が教えてくれました。
そして
娘のコメント
「おそいっつーの!」
日本エレキテル連合、去年だし。
などとわたしにそっくりの生意気口調でのたまっていました。
日エ連は正月のおもしろ荘じゃない?
とかぶせるヤな感じの私。

それを聞いていて
それでもいいんだな。
と思いました。
見ている人が
お笑いを楽しめれば
何周遅れだろうが
かまわないのだ。

東京03のライブに来る中高年のご夫婦が
キングオブコントの決勝で
たまたまそのときテレビをつけていて
「面白い!」と思った。
お笑いにそれまで興味がなかったけど
こういうのもあるんだ
と知って
ライブに通うようになったとおっしゃってました。

笑えることは
ひとそれぞれ違っていて当然で
なにがどうそのひとに引っかかるかなんて
他人は分かりません。
だから大場久美子さんきっかけで
キングオブコント見たりしたら
それでもいいじゃん
って
そんなことはないだろうけど
思えた。

子どもたちもみんな素直に面白いと思うことを
真似すればいいよ。

最後におまけとして。
ませてきた
うちの娘8歳には
バラエティやお笑いDVDをおしつけることなく
泳がせておりましたが
よしもとの劇場ができたことをきっかけに
これまで
私が見ている横でなんとなく見ていたことがつながったようで
やっぱりどこか知識が深いように親ばか観察で思っております。
今後見たい芸人のアンケート欄に
「天竺鼠」と書く小学生はそんなにいないと思う。
先日、
子どもルームの先生が
わたしをわざわざ呼びとめ
「今日は本当に笑わせられました」
と言ってきました。
ドッジボールをしながら
自分のTシャツをクンクン嗅ぎ
「くっさ!」「っくっさ!」と繰り返し先生にアピールした
とのこと。
「あんなに大人しい顔してずっとそれを言うんですよ!」
と先生、笑いながら説明してくれました。
説明されて、どこが面白いのかちょっとしか分からなかったけど
たぶん先生がウケテいるのを見て真顔でかぶせたんだろうな。
よしよし。
うちの娘は基本的に真面目で大人の言うことをしっかり聞く優等生タイプなので
「ギャップを利用して笑いやすくしたんだね」
と、サンドウィッチマンのM-1の漫才「焼き立てメロンパン」のくだり例にあげて説明しておきました。
いまは同級生と知識が合わないかもしれませんが、
いつかどこかで同じくらいお笑いに詳しい友達と出会うかもしれません。
そうなったら
どうなる?
コンビ結成?
などと妄想していました。


こんなウザイ親…どうでしょう。


ではまた水曜日に。

音声配信 週刊はなこば批評 第19回「バラエティのイケメン市場」

2014年08月01日 | ネットラジオ
こっそり音声配信ももう19回。
嫌だ嫌だといいながら
続いているからもう
変態なのかもしれません。


今回は
7/26(土)〜7/27(日)にやっていた『 SMAP×27時間テレビ』を元に
SMAPから始まるバラエティのイケメン市場について
話してみました。
ちなみにSMAPについては以下の記事にも少し書いています。
「2009年12月15日 件名 気ままテレビ日記」
http://blog.goo.ne.jp/hanakoba0506/e/d60d6c52b162b5b81da3c7f6b21f4b25

URL↓
http://youtu.be/fTKdXXgXang

週刊はなこば批評 第19回「バラエティのイケメン市場」


内容
・27時間テレビで『ワイドナショー』コーナーでの松本人志さんのSMAP評
・現状バラエティ番組のイケメン市場はジャニーズ系とEXILE
・面白くなるのはある程度キャリアを積んでから
・イケメンに求めるものとテレビスターに求めるもの
・イケメンが内面を出す難しさ
・20数年前のSMAP登場で何が変わったか
・SMAP開拓後のイケメン勢は…

巧く話せてないところを補足しますと
SMAPのテレビスターになった瞬間を感じたことがあって
それはわたしが中学生だったある年のお正月。
かくし芸大会があって
冠番組を持つ前のSMAPが
過酷なかくし芸に挑戦したとき。です。
なにをやったかは覚えてないのです。
日本太鼓だったかな?
ただ
そのとき
ギリギリの緊張感のなかで
かくし芸を成功させ
やりきった表情のSMAPの6人(森くんいたと思うんだ)が
猛烈に人を引き付ける魅力があり
その番組ぜんぶを持って行ったように思えました。
当時、松本人志に頭まですっぽりかぶれていたため
「アイドルなんて…」と
うがって見ていた中坊のわたしも
はっきりとした
何かを感じたのを覚えています。
見いってしまう人間的魅力にあふれていた。
それまでも、夢がモリモリとか見てても
ちょいちょいこのアイドル達…
とくに木村拓哉ってひとは
ちょっとしたゲームコーナーでも
ここぞ!ってときに奇跡のように決める
つまり「持ってる」なあ
って思ってたんですけど。
その後
またたくまにスターになったSMAPですが
彼らの功績で
今のアイドルが活躍するバラエティ番組があると思います。
アイドルが過酷なことをやって
人を感動させるってのも
今では当たり前のようにやっているけど
そのシステムはSMAPも20年以上前にやっていたのでございますよ。
開拓者の後を
いろんなグループが追いかけていますが
テレビ史バラエティ部門において
これは語られるべきことかも?と書いてみる。

それでは
暑くなってまいりました。
良い週末を。