笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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みんなに受け入れられるネタ

2014年08月06日 | その他
ネタでもトークでも
吉本の劇場によく行くようになって
気づいた。

一部のひとしか分からないトピックのネタは
万人が分かるネタに劣る
とわたし個人が勝手にジャッジしている。
ということ。

もちろん「おもしろい」ことが大前提で
そのうえで
固有名称が多いもの
下ネタすぎるもの
時事感が半端なすぎるものは
別格の芸人さんはいますが
見ているときに一瞬、
「これ分からない人いるだろうな」という
考えが邪魔になります。
わたしは笑いにくい。

逆に同じ考えのもとで笑うひともいると思います。
わたしはこれを
「優越感笑い」
と呼んで、実は心底バカにしてます。(!)
芸人さんを…じゃないですよ。
そうやってアピール笑いをするひとを
バカにしている。
「自分は人と違う」「知識がある」というアピールによって
おもしろいことを宣言するための笑い声は
だいたい
ネタに見合う笑いの量ではなく
ひどくチグハグだ。
え?
ウケたらいいだろうって?
クスクス笑いくらいの強さしかないネタに
大笑いが行くのってダサくないですか?
『タイガー&ドラゴン』という落語のドラマで
師匠が落語のまくらで言ったことに
弟子がお腹を抱えて笑うと
師匠が「ここはくすぐりだから、そんなに笑うことはない」と
諭す場面があって
つまりそういうことなんだけど。
伝われ~。

話がそれました。

なんで万人にウケるネタのほうが好きかというと
自分の心にも
みんなの心にも届いていて
笑いの渦の中で
幸せだなって思うからです。

あと芸人さんのサービス精神を少しだけ感じる。
自分の信じた笑いが
たまたま万人向けだった
ってこともあるかもしれませんが
対お客さんを見てくれているのかな
と少し思う。

もちろん自分の信じた笑いを追及しているコンビは好きですよ。
2700のネタとかね。
劇場のお客さんはだいたいポカンだけど。
いつも「ポカン」状態に「え!」と思う。趣味の問題。
2700はだからといって
そういうのが好きなお客さんに媚びてないからいいんです。

またまたそれました。

「一部の人にしか分からない」ものなのに
そんなの関係なくなっちゃうくらい
超おもしろい芸人さんは別格だ。
そういう芸人さんには
きっと分からないであろう子どもも大人も
おにいさんもおねえさんも
大笑いしている。
「これ分からないんじゃ?」って思った時点で
それまでのことかもしれません。

面白ければそれでいいんですけどね。
子どもと劇場行くようになって特に思ってた最近。

あと
クレヨンしんちゃんの映画をはじめて映画館で見たときにも
同じように思った。

劇場いっぱいの子どもたちが
こんなゲラゲラ大笑いしていて
なんと素晴らしい!
と感動したんです。
そんなこと未体験だったから。

ギャグのスピードや元ネタすべて
子どもに媚びてないし
手抜きがないのも良かった。
ギャグの手数が多すぎて
そりゃあ全部にハマったわけじゃないけど
一個ものすごい気に入っている箇所があるから
もうそれでチケット代取り返したくらい
良かった。
自分も楽しめて
さらに子どもたちがお腹かかえて笑っているのが最高だったから、
しんちゃんの映画はまた劇場に見に行こう
って思いました。
感動エピソードも入っているんだけど
あそこ減らしてもっとギャグを増やしてくれ
とさえ思ったよ。

そんなわけで
ライブの良さって
そんなところにもあるよ
ってことが言いたかった。
しんちゃんの映画は
生じゃないけど
生身の人間たちと一緒に見ることができるって
幸せポイントが高いです。
「優越感笑い」をはじめ
迷惑な人と出会うこともしばしばありますけど。

ではまた金曜日。
音声配信は…
話したいことが見つかったらアップしようと
思っとります。