漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

秩父甲州往還を探る ②

2012-02-14 07:07:54 | 秩父往還 野次馬道中記

本日、期待と不安が入り混じる一日を過ごす心が若者な人達により、そっち方面の記事も多数アップされるのだろう。

が、質実剛健で日本男児な拙は旧道をチョコチョコ走った記事をアップするのであります!

 

【影森から浦山の旧道を探す】

P12307861 P12307881

諏訪神社の先でR140号に出て坂を下ってコンビニの脇から浦山方面に入る(11:52/50.3km)。

初回AKVポタで訪れた不動名水はこの日も豊かな水量でありました。でもこの時期って湧き水の魅力薄いのよね^^

 

P12307951 P12307971

橋立川に架かる諸下橋を渡って直ぐに江戸巡礼古道29番の表示に従って小路を上っていく。短いけどキツい坂デス。

※本当の往還は橋立橋を渡って、じきに川へ降りて対岸に渡るのですが、この日は巡礼古道を行きました。

 

P12307991 P12308021

久那字諸の道沿い右手に「みき二十九番 ひたり日原」と彫られた道標。

P12308081 P12308051

ちょっと進むと道沿い左手に「諸の翁塚 芭蕉の句碑」がある(12:16/52.3km)。

句碑には『草臥れて 宿かる頃や 藤の花』と刻まれており、元は諸下橋の脇にあったらしい。

 

P12308091_2 P12308161

浦山川の渡河地点が判らない(もっとも橋は架かってなかったと近所で伺った)のでダム手前まで進み鉄橋を渡った。

鉄橋を渡って坂を上りR140号の方向へ進むと札所29番長泉院に着いた(12:23/52.8km)。

P12308101 P12308141

こちらも見事な桜でありますねえ。

開花の時期に先程の金仙寺とこちら、この先の清雲寺などを旧道で巡れば乙なルートが出来そうです。

 

P12308181 P12308211

ここからはR140号の北側に旧道が通っていると聞いていたので長泉院前の小路を通って一旦R140号に出た。

 

R140号に出たが、はて、どこから国道の北に入るのが旧道なのかが判らないのでありました。

近所の方に伺うと、現在の国道が旧道の上を中川の先まで重なっているのだと仰る。う~ん迷うなあ^^

まあ、素直にR140号を進んでみた訳であります。

※帰りに気付いたのだが、R140号を少し秩父神社方面に戻って、地蔵尊と道標がある場所があった。

後日、文献(歴史の道調査報告書第六集 秩父往還/埼玉県教育委員会)調査で、そこが渡河地点と知った。

 

P12308251 P12308271

R140号沿い右手にある即道神社に寄り道。

即道は江戸時代の人物で奇人の誉れ高く、俊足で力持ち、器用人で読み書きに優れたと説明にあった。

むむっ、まるで俺様そっくりであるなあ(妄想デス)^^

 

つづく

 


そういえば明日だねえ

2012-02-13 06:29:43 | 日記・エッセイ・コラム

その日が訪れるまでは『ひょっとしたら俺だって・・』などと考えドキドキして待ち、

当日は『まだ下校まで時間はあるんだ。諦めるなよ俺・・』とありもしない幸運を想像し、

やがて部活も終わり自宅の門に手を掛け『そう上手くはゆかんよなあ・・』と落胆して終えた。

くすぐったくも忌まわしいあの(周囲が)チョコレート臭い我が黒歴史を繰り返した日が今年もやってくるのだ。

 

P12306811

『そういえば明日だねえ』

「えっ?なにがですか?」

『いや・・・』

「用がないなら私忙しいんで」

『まあまあまあ、そういえば僕のこの前の健康診断の結果だけど糖尿の心配も全くなくってね』

「・・・そうですか。それは良かったですね。じゃあまた。」

P12306821

『あっ!誤解をされてると困るから言うけど僕は酒呑みだけど甘いものにも目がなくってねえ』

「本当に忙しいんで失礼します!!」

『ちょ・・ちょっと君ぃ・・・』

P12306841

『・・・・はぁっ・・・取り付く島もないとはこのことか。』

P12306831

『とほほ・・・上手くゆかないものであるなあ』

・・・と猫達の会話が確かに拙には聴こえたのだ。お前も我が同志に決定であります。

 

かれ、幸多かれ、願わくば幸多かれ、

オ、神よ、神よ、かの友の清きラヴ、美しき無邪気なるラヴに願わくば幸多からしめよ・・・by清三

田山花袋の田舎教師をようやく手に入れました。ただそれだけであります。

因みに田舎教師はこの記事のような浮ついた話ではないことを念の為申し上げておきます^^。


秩父甲州往還を探る ①

2012-02-12 06:21:44 | 秩父往還 野次馬道中記

日帰りロングライドの趣向として秩父往還、それも出来る限り旧道を通り熊谷から秩父を経て雁坂近くまで走りたい。

その予備調査として旧道を探っているが、合っているかどうかはともかくとしてこれまで影森まで辿ることが出来た。

今回は影森から先、出来れば荒川村までを目標として出発したのであります。

 

【影森までは往還と関係なく走る】

P12307481 P12307571

親鼻の氷柱?を観たり、上黒谷のオシャングリサマ(朝鮮から渡来した神様なのだとか)を観たりしながら走る。

 

P12307621 P12307611

宮側町の松本製パンで休憩(11:08)。ここの御主人は熊谷の大麻生の出だそうで、なんだか親近感湧くのよね^^

あんバター付きのコッペパンにかぶりつく。ああ・・若かりし頃、帝大で食べたあの味だあ(嘘)。

 

P12307771 P12307701

下影森の金仙寺に寄り道(11:27)。天然記念物の枝垂れエドヒガン桜の老木が見事なものであります。

開花の頃にまた観に来たいものです。

P12307751 P12307741

春はもうすぐそこまで来ているのだよなあ^^

 

P12307791 P12307801

影森中の前に旧道跡の面影が見えた。廻り込むと前回見つけた巡礼古道の道標(二十六番道)の場所と繋がる。

P12307811 P12307831

道標を背に小路(旧道)を進みR140号を横切り進んで、前回の最終地点の影森の諏訪神社に着(11:50/49.8km)。

思いっきり端折って来たのに随分と時間を食ってしまったなあ。

 

つづく

 


あの夏に還りたい?

2012-02-11 07:11:22 | 本と雑誌

 

文学中年でも気取ってみっかと田山花袋の田舎教師(四里の道は長かった・・・名書き出しであります)を探している。

昨年末から本屋を探し歩いているのだが、在庫してある店に行きあたらない。

ならば古本屋でも捜してみようかと近場のブックオフに行ったのであるが・・・

肝心の田舎教師はなかったのですが、所有しているのに読み返したくても見つからなくて困っていた本がありました。

・・・う~ん・・・どうしたものか・・・まだ懐も暖かいし買っちゃうかな。

P12304601

トムソーヤの冒険と同じ位に拙が大好きな一冊であります。

【少年の夏 (椎名誠 photo by佐藤秀明/新潮文庫)】

男と、小学生の男子三人が夏休みにカヌーで川を下って海まで行く物語。

写真と文章で語られていく椎名さん言うところの写真紙芝居なのです。

 

遠く過ぎ去った少年時代の輝く記憶は何故かいつも夏の情景なのであります。

露に濡れた早朝の雑木林にギラギラした昼間の磯や草むらに川や沼、そして夜の海の岸壁などなど。

単純に輝いていたあの夏休みの日々(残り数日間は涙涙の宿題地獄だったけど)を思い出すと今もムズムズしてくるのだ。

今年も早く来い夏!って感じ。でもその前に春よ来い!でありますね^^


焼きいもを猫舌な末っ子と堪能する

2012-02-10 06:58:53 | 食・レシピ

さつま芋をアルミホイルで包んで石油ストーブに載せるだけ。

火が通り出すと甘い匂いが部屋に漂い出して食欲を刺激するが、ここは暫く我慢なのだ。

ちなみに拙宅の末っ子は芋好き猫なので、この時点でそわそわとストーブの前から離れなくなります。

P12307281 P12307331

ホイルの上から触って柔らかくなったら出来上がり。

アチチッと言いながらストーブから急いで降ろしてホイルを剥がして湯気をあげた芋を二つに割るのであります。

割った断面のなんと見事な黄金色であることよ。そして立ち上る湯気。

おお!御身はその甘い匂いと暖かな色、そして滑らかな舌触りで,どれだけの人を虜にしてきたのだろうか。

火傷しそうな指を耳たぶ摘んで冷やすのもお愉しみ。ふぅふぅ息を掛けて適度に冷ましながらかぶりつくのです。

猫舌な末っ子の分も冷ましながらなので結構忙しいのであります。でも幸せなひととき^^


立春に秩父往還熊谷通りを行く ④

2012-02-09 06:46:45 | 秩父往還 野次馬道中記

ここからの記事は秩父往還とは直接関係のない帰路の話であります。

 

P12306731 P12306741

商店の引き戸に書かれた「あの花ビールセット」が気になる。地ビールかしら?でも店に入る勇気なかったです。

 

P12306771 P12306861

事前に 「きつね塚」と呼ばれるこんもりした森があると聞いており探していたのだが見つからない訳です。

方々聞きながら行ったり来たりでもう大変^^。やっと辿りついたときには小躍りしたくなりました。

今は宅地のなかにぽつんと祠だけがあるようです。しかも周りを住宅に囲まれていて近ずくこと叶いませなんだ。

 

P12306891 P12306921

P12306951 P12306981

街中に戻り、 登録有形文化財などを眺めつつ昼飯を食いに参ります。

 

P12307081 P12307001

甘味食堂松むら。こちらは食券を買うシステムが懐かしいのであります。下左の写真は食券の半券です。

P12307021 P12307061

ラーメンと焼きおにぎり。店の雰囲気といいラーメンの味といい、なんとも懐かしさを堪能致しましたわ^^

 

P12307121 P12307101

あの花ビールの正体がどうしても知りたい。こんな時は道の駅に行ってみるのだ。

あったあった^^ 瓶のデザインが秩父かえでのお酒と一緒だから中身も一緒なのかしら?

でも、かえでのお酒は一本500円だったかな。だとすると差額はラベル代ということか。高いような安いような^^。

 

この後はひたすらR140号を下った。寄居から熊谷までは北本から来られたというクオタ乗りと御一緒させて頂いた。

御蔭様で愉しく戻ることが出来ました。有難うございます。

 

その後は熊谷の市街に向かい個展を見学。熊谷周辺の祭りの風景を写真で楽しませて頂いた。

P12307181 P12307211

帰り際に星川沿いの鳥金で焼き鳥を購う。モノマネヨリうまいと書かれたコロッケが気になるなあ^^

 

P12307251_2 P12307261

帰宅後はひと風呂浴びて焼き鳥とモツ煮で一杯やりました^^。なかなか有意義な一日でありました。

 

走行距離:119.8km


立春に秩父往還熊谷通りを行く ③

2012-02-08 06:23:17 | 秩父往還 野次馬道中記

 

P12306311 P12306351

ヤマカの井戸の水を自己責任でちょっとだけゴクリ。

P12306881 P12306371

図書館の手前、写真左の石黒石材店の手前を右折するのが旧道。

写真右は右折してすぐのもの。左側に伸びる小路を進みます。

 

P12306391 P12306381

ちょっと進んだY字路にある祠。中には庚申塔と写真右の地蔵尊?みたいなものが。

う~ん・・・これが何なのか知りたいのがけれど、通り掛かる人もおらず断念して先へ進むのであります。

 

秩父二中の校庭に突き当るので左周りに廻り込んで押掘川に罹る大門橋を渡ります。

真っすぐ伸びていた旧道の上に学校が建てられたんですね。校庭を横切るかとも思ったが不審者みたいなので断念。

P12306401 P12306451

写真左が大門橋(12:44/52.8km)。左手に雪を被った武甲山を眺めながらのんびりと走っていく。

P12306461 P12306481

道沿いの風景はというと、変哲もない普通の工場や畑、宅地の間を走っていく。

期待した旧道の風情というと石塔や石仏があったり旧跡があったりなのだが、そううまくはいかないのです。

 

209号を横断して影森中に沿って緩い坂を上り、校門をちょっと越えたところで左折し小路に入る(12:54/54.4km)。

影森中の坂下のお宅で道を尋ねたら丁寧に教えてくださった上、お茶までご馳走になりました。有難うございます。

P12306491 P12306511

200メートル程進むと右手の道に巡礼古道の道標(二十六番道)があるが、こちらの道を下っては駄目であります。

ひたすら真っすぐ進むのでありますよ。

P12306561 P12306581

ウッディーコイケの脇でR140号を横断し、更に真っすぐに小路を進んでいく(13:07/54.9km)。

 

P12306591 P12306611

左写真の延命地蔵尊のお堂の左奥からやって来た(13:10/55.1km)。そして右写真の奥に見える小路に入って行く。

 

P12306631 P12306651

上影森の諏訪神社に着(13:13/55.6km)。

P12306681_2 P12306691

神木は樹齢6、700年の杉の木で上部が八本の幹に分かれている。う~ん上手く数えられないなあ^^

途中に楢の宿木が生えていて子育ての名木と呼ばれているんですって。

 

近所の畑で作業をしていた紳士に話を伺う。

この道が旧道で間違いないこと。昔は神社の中を旧道が通っており鳥居の横に茶店のようなものがあったこと。

また、ここを下った先(現在はR140号)で荒川を対岸に渡り旧道が続いていたことを教わった。

色々教えて頂き有難うございました。

 

帰宅後に諏訪神社脇にあったという茶店のようなものがなにか調べてみた。

諏訪神社の脇に明治に出来た立場があり荒川方面から急坂を登って来た馬方の休息所として賑わったとあった。

 

R140号に出ればじきに橋立鍾乳洞の入り口であります。脚はまだまだ行けそうです。

でも夕方に熊谷でちょっと観に行きたい所あるので本日はここまでで引き返すのであります。

 

つづく

 

 


立春に秩父往還熊谷通りを行く ②

2012-02-07 06:29:55 | 秩父往還 野次馬道中記

長瀞を過ぎて親鼻から旧道の206号へ。

P12305811 P12305851

P12305961 P12305991

気付けば道中いつも通りにパチリパチリ撮影しまくりでありますね。

 

P12306021 P12306031

P12306061 P12306071

聖神社の狛犬は傘を被ってらっしゃるのであります。それにしても見事な鼻だこと^^

絵馬の形も和同開珎のものがありますな。願い事は・・・直球で金持ちになりたい的な文面が多数でありました^^

正直で宜しい^^!!

前回道標を見つけた黒谷から先暫くはR140号線が旧道と考えてよいのだと地元の紳士に教わりました。

いやあすっきりしたなあ^^。今年は旧往還の知識と記憶を持った方々に出会える確率が高いのであります。

 

P12306121 P12306151

山通り道との合流地点に着いたのが11時53分(45.4km)。

そのままR140号を進んで愛宕神社前の交差点を右折して207号に入る。これが旧道なのでありますね。

 

P12306211 P12306231

秩父神社に着(12:13/50.3km)。ようやく大ミヤに達しましたわ。感無量であります!

P12306251 P12306261

手早く聖地巡礼(皆様ほっこりと上手でありますね^^)をした後は雁坂峠へ向けた旧道の調査を始めるのであります。

秩父神社から先は73号を真っすぐ進んで市立図書館手前までが旧道なのです。

 

P12306301_2 P12306281

小腹が空いたので、「ねぎし」のたい焼きを食べる。小倉とカスタードを一つずつ。カリカリの皮が旨いのだ。

これでもう暫く走れるぞ。店内に貼られた「およげ!たいやきくん」の絵がなんとも懐かしくて嬉しくなったのです。

あの頃、あちらこちらの鯛焼き屋を自転車(ブリジストンのシャインスター)で走り廻ったことを思い出しましたわ^^

共同井戸跡のお話有難うございました。

 

つづく

 


立春に秩父往還熊谷通りを行く ①

2012-02-06 06:46:13 | 秩父往還 野次馬道中記

先週は往還起点の石原から出発して寄居から山通り道を選択したが、貧脚の上、降雪の影響で黒谷止まりだった。

最終目標は石原から出走して雁坂を目指すにしても、旧道を探しながらの試走となると効率が悪過ぎるようであります。

そこで、この日は序盤を端折って押切橋から往還に入り黒谷までは荒川に沿った熊谷通りを走ることにした。

 

P12305291 P12305321

基本は旧道を通り、寄居の街中では旧道を外れて赤面した青面金剛像など見物しつつ走っていくのであります。

立春に相応しい天候で先週と比べると暖かくすら感じる陽気になりました。

P12305351 P12305371

この日はR140号から矢那瀬にある中田三絃製作所の脇を線路を潜って脇道に入ってみるのです。

 

P12305401 P12305411

暫く走って神社の境内で子供を遊ばせる御婦人に話を伺うと、どうやらこれは比較的新しい農道だとのこと。

中田三絃製作所からちょっと先の下破崩石仏のところから入る道が旧道で間違いないようであります。

でもこちらの道の方が拙のイメージにある昔の面影を感じられましたわ。

P12305421 P12305431

庚申塔に彫られた三猿がちょっとマンガチックであります。

P12305451 P12305471

こ、これは! 除隊記念に奉納された砲弾のようでありますね。レプリカと思ったら実は実弾だったりして^^

 

P12305511 P12305531

P12305561 P12305591

撮影ポイントを極力減らして走っているつもりだが、結構停まっちゃうのよね^^

野上下郷の滝坂橋の袂には塞ぎの草鞋が掛けられております。向かいのお宅も風情ある建物なのであります。

旧道かどうか判らなくても極力裏道を走って行きます。

中野上辺りでは、わざわざ材木を渡しただけの橋を自転車担いで渡りましたよ^^

 

 

P12305711 P12305741

野上駅を過ぎて再びR140号から進行方向右の脇道に入ってみた。長瀞第一小の手前で気になる表示が。

な、なんと猫地蔵ですと?! ひょっとしてニャンコの御顔とかしてらっしゃるのか。猫好きとして見逃す訳にいくまい。

P12305761 P12305751

他所様の敷地内にあるのだが、運が良いことにその御宅の御婦人が外にいらしたので声を掛けて見せて頂いた。

快く対応して頂き、有難うございました。

一見したところ普通の御顔をした坐像でありました。これが何故猫地蔵と呼ばれるようになったのでせう?

まさか頭巾を取ると猫耳が・・・バチが当りそうなので確認はしませんでしたわ。

御婦人に教わればよかったなあ、と帰宅後後悔しました。

 

つづく

 


湯のなかに咲く花

2012-02-05 06:27:43 | 食・レシピ

 

P12301861 P12301901

写真左の玉っころを器に入れて湯を注げば・・・

あら不思議。「お湯のなかにも、こりゃ花が咲くよ?」状態となるのであります。

「これは湯船に入れて香りと見た目を愉しむ天然素材の入浴剤だよ。君にあげるから試してみてね。」

日本では充分通じそうな嘘でありますね。

P12301941

これは造型花茶という種類のものであります。見た目も優雅に愉しめるお茶・・・

拙宅では急須がいらんから洗う一手間が省けていいね!と雅もへったくれもない理由で好まれています^^

 


夜遊び乗士、豆撒きに行く

2012-02-04 00:02:27 | まつり等

 

節分の日の晩のこと。節分祭を見物にポタリングに行ってきました。仕事を終えて?急いで着替えて出発であります。

夕餉の支度中なのだろう、道中所々で節分に相応しい鰯を焼く臭いが漂ってくる。なんとも食欲を刺激されるのだ。

P12305231 P12305001

やってきたのは楡山神社。達磨市も開かれておりましたわ。

P12304891 P12304981

こちらに来るのも三年降りですが、変わらず賑わっておりました。

P12304931 P12304921

どりゃ~!鬼は外っ!! 力の限り豆を叩きつけろって感じ。赤と緑の布を巻いて造られた鬼に豆を撒くのであります。

福は内と叫ぶときには豆を投げてはいけないと子供の頃教わった記憶あるのだけれど・・・福が逃げちゃいますぜ。            

P12304961_2 P12304811

ここの福豆は迂闊に噛むと歯が欠けそうなくらいの破壊力を秘めているのです。こりゃ鬼も裸足で逃げ出すわ^^

明日の朝、鳥達が大喜びしそうな量の豆が散乱しておりました。

P12305091_2 P12305061

新井橋獅子太鼓保存会の演奏。太鼓の響きが凍てつく夜気を震わせるのであります。いやはや佳い雰囲気です。

P12304991 P12304731

焚火の熱気が有難いのであります。          君達は豆撒きそっちのけでゲームかい?

 

さて腹も空いたし帰りませう。

P12305281_2 P12305251

帰り掛けに大勝軒で晩飯に雷味噌ラーメンだっけな?辛くて暖まるスープが絡んだ麺を啜ったのであります。

この時期の夜遊びポタには体が温まる食いものがなによりの御馳走ですな。

 

行き帰りとも住宅街を意図的に抜けて来たが、昔みたいに「鬼は外、福は内」の掛け声は聞こえなかったのです。

昔と違って住居の防音性が格段に向上したからか、自宅で豆撒く風習が廃れてしまったのか。

恵方巻きとかは流行っているのに・・・まさかさっきの子供達はゲームの中で豆撒きしてたんじゃないだろうな^^

そんなことを考えながら夜道を漕いだ晩でした。冷気が沁みて(遊びの)鬼の眼にも涙。

走行距離:13.6km


秩父往還山通りを行く(2012年) ③

2012-02-03 06:42:59 | 秩父往還 野次馬道中記

曽根坂の一里塚跡から旧道だったと聞いている小路を上っていく。

強烈もいいとこの激坂であるがアウター縛りを破らず歯を食いしばって渾身の力を発揮し上りきった・・

嘘じゃありませんよ。インナーに落とす暇も無く失速、足を付いてしまいそのまま押して歩いたのであります。

P12303591 P12303651

右上写真が失速地点。いやあ初立ちゴケをするところでありました。咄嗟にクリート外せた俺様って凄げぇ~^^。

左上の写真のトンネルのような場所を更に先に行くのが旧道らしいが、直ぐに獣道状態で進むのは困難となる。

獣道状となる場所に明治時代の馬頭尊があるが、今回はパスしてトンネル状の上の道を右に迂回して進むのだ。

 

P12303661 P12303681

曽根坂峠(旧峠と言った方が適当かな)に着(13:37/43.7km)。ここを左折して左上写真の道を下っていくのであります。

この道もこの日は凍結してませんでしたが、いつ凍っても不思議ない感じでありました。

 

P12303711 P12303721

下りきって黒谷の街に出て瑞岩寺に寄り道(13:44/45.4km)。せっかくだからじっくり見学であります。

P12303771 P12303751

四代欅と記された看板が掛ってました。初代おじいさん、二代おとうさん、三代長男さん、四代お孫さんですって。

長男さん・・・なんか違和感あるなあ。

息子さんの方が良いのではないのか。静かな冬の午後、ケヤキの下で、沈思黙考した訳なのであります。

P12303801 P12303821
不動堂の狛犬さんは、にゃんこの伸びみたいなポーズでありますね。

お堂の裏手の崖中腹に不動尊の石仏が眼下の町を見下ろしておりました。

P12303851 P12303891

本堂裏の岩山には様々なツツジが群生しており四月中旬にはそれは見事なものらしい。その頃にまた来よう。

R140号に向かって下ると左手遠くに武甲山が見える。もうすぐ熊谷通りと合流であります。

 

R140号の黒谷に出た時点で時刻は14:15、走行距離は48.4kmなり。

そのまま大野原までとも考えたが、秩父方面へ向かって強風が吹いており、帰路のことを考えて引返すことに決めた。

帰りはR140号に沿って熊谷通りの旧道を探しつつ走るのであります。

P12303971 P12304001

和銅温泉の手前辺りで旧往還らしき脇道を右側に見つけ入ってみたのであります。

入口には観音像らしき風化した石仏があり、ちょっと進むと「大みや、四万部」等の文字が見てとれる道標があった^^。

 

P12304021 P12304041

和銅の内田家住宅に寄り道(14:25/49.3km)。茅葺屋根の修理をしておりました。

P12304081_2 P12304121

葺き替え出来る技能を持つ方もほとんどいないと聞いていたが、秩父地方ではこの方一人だとか。

 

R140号を木毛から206号に入る。

P12304201_2 P12304221

皆野駅近くの街中にある道標。逆行で刻まれた文字が読めないのが悲しい。

P12304241 P12304261

更にちょっと走ると民家の石垣に紛れ込むかのように道標が(14:58/52.8km)。

 

P12304351_2 P12304321

すっかり遅くなった昼飯は親鼻のよしはし食堂でピザうどんを食ってんべぇ(15:10/54.4km)。

黒谷からずっと冷たい乾燥した向かい風の中を走ってきたので熱々の饂飩が旨ぇんだわ。

今のR140号が通る前は親鼻橋はこの店の裏手に掛っていた等の話を伺った。

P12304311 P12304371
「のだめカンタービレ」の作者のニノ宮先生は皆野の生まれでしたねえ。いつか皆野が舞台の作品を描くのかしら。 

店を出てR140号を走って野上から旧道に入る。
そして野上下郷の「板石塔婆石材採掘遺跡」に行こうとして挫折(15:48/60.8km)。

この道は秩父往還ではないが一度見てみたかった。でもこの日は激坂を上る脚はもう残ってませんでした。

 

P12304391 P12304411

長瀞第二小の裏手山際にある寛保洪水位磨崖標(15:52/61.3km)。岩壁に「水」の文字が刻まれているのであります。

1742年に四昼夜に及ぶ豪雨で荒川が溢れ、ここまで増水したと説明板に記されておりました。

 

P12304461 P12304541

旧道を辿って、西行の戻り橋(16:14/66.8km)など眺めつつ帰宅であります。

 

総走行距離:94.3km

写真撮影ポイントをかなり減らすことが次回の課題でありますね^^

 

 


完結してしまった

2012-02-02 06:59:07 | 本と雑誌

 

結構気に入ってたのになあ・・・

やはり現実離れした必殺技(自転車レースだから必殺はないか^^)とかバンバン出ないとウケないのかしら。

P12302071
【ツール! 8 (大谷アキラ/少年サンデーコミックス)】

 

個人的にはこれから面白くなるところだったのですが仕方ないですねえ。

HCシーズンになったら大会前に本棚から引張り出して1巻から通しで読んでメンタルドーピングであります。

メンタルドーピング・・・なりきりの意味でありますよ(カンフー映画とか見て強くなった気になるあれね)^^


秩父往還山通りを行く(2012年) ②

2012-02-01 06:54:08 | 秩父往還 野次馬道中記

寄居の伊勢屋で団子とお茶に会話を愉しんだ後は正喜橋の袂から荒川沿いに上流方向へ向かいます。

 

P12302911 P12302931

名勝玉淀の碑など眺めつつのんびり川沿いに沿うように小路を進むと子持瀬の渡し跡に到着です(11:00/21.9km)。

河原に降りて水際まで行ってみれば浅瀬で水量も少なく水面の頭を出す石を渡って対岸へ行けそうな気が・・・

いかんいかん、もしも滑って川に落ちたら寒さで凍えてしまいそうであります。ここは大人しく迂回であります。

昔の人は逞しかったのだなあと感じられる場面でありますね。

 

P12302961 P12302971

宗像神社の前を通りR140号へ出て折原橋で荒川を渡り子持瀬の渡しの対岸へ行きます(写真右の道標が目印)。

今回は河原までは行きませんが、砂利道を河原へ進むと馬頭尊や井戸跡等を観ることが出来ます。

道路の向かいに見える庚申さまの脇の砂利道に入って八高線の線路を潜って運動公園の方へ上ります。

 

P12303001_2 P12303071

牛石の鎮座する番場坂(11:29/27.6km)。昔は牛石に旅人が腰掛けて休憩したりしたのかしら。

そういえば関係ないけど食べてすぐ寝転ぶと牛になると子供の頃叱られたなあ^^

釜伏山参道入口に到着(11:37/28.8km)。今回のポタは始終アウター縛りを課しているのでどうなることやら。

ヘロヘロと立ち漕ぎで上っていくと、風切り音を響かせてスライドするブルーのバイクが・・・

あれ?hatsu様じゃね・・って、振り返る間に視界から消えておりましたわ^^

 

P12303091_2 P12303121

この日、中間平まで路面凍結もなくドライな路面で助かったのであります(12:01/32.2km)。

関所跡付近から路面に積雪が残っていたが、車の轍が乾いており釜山神社まで降車せず来れました(12:28/34.6km)。

なんとかアウター縛り達成であります。でもちょっとキツいですわ。

 

P12303141 P12303151
カーブの向こうはどうなっていることやら・・・ゆっくりと坂を下って平草の一里塚に着(12:36/35.8km)。

写真を撮って再びゆっくり下っていきます。

 

P12303201 P12303221

右手の雪に覆われている道が旧道なのだが、これじゃちょっと無理でありますね(12:42/36.9km)。

残念ですが今回は無理せず舗装路を下る事にしました。程なくして旧道との合流地点に着(12:49/38.3km)。

今までのところ凍結箇所ありませんでしたが、これからもそうとは限らない。恐る恐る三沢方面へ下るのであります。

 

P12303291 P12303321

秩父国際カントリークラブの入口から旧道に入ります(12:57/39.6km)。日影は路面凍ってましたわ。

小平の一里塚に着(13:02/40.1km)。

ここから先の突き当った道が82号なので、それを左折して四萬部寺方面へと上っていくのであります。

 

P12303381 P12303371

三宮司橋を渡った右脇にある道標。

「左ちちぶ 右よりい」と彫られていたと聞いたことあるが今は左右の文字しか見えない(13:03/40.4km)。

 

P12303401_2 P12303421

林道雨乞曽根坂線に入る(13:10/41.5km)。でもって直ぐ右上写真の場所で石橋を渡って左手に入る。

 

P12303441 P12303451

暫く往年の雰囲気が残る小路を走って勢至寺の道標の先で再び82号に合流(13:19/41.9km)。

 

P12303501 P12303511

広町のブドウ園の手前を右に入る小路(ぶどう園の交差点を右折しても良いが)に道標がある(13:23/42.7km)。

「左鉢形熊賀谷道 右河越安戸道」と説明にあるのでなんとなくそう読めるかなって感じの文字の薄さなり。

 

ここから先は暫く旧道であろう裏道を走って上っていく。再び82号と合流したちょっと先に一里塚があります。 

P12303571 P12303561

曽根坂の一里塚(13:28/43.3km)。ここに道標「みキハ大ミや ひだり志まんぶ」を兼ねた阿弥陀塔があるのです。

ちなみに「大ミや」は秩父神社、「志まんぶ」は四萬部寺のことでありますね。

この一里塚、以前はもう少し三沢寄りにあったと聞いたことあるのですが、実際はどうであったのかしら。

 

さあ、ここからは右上写真に見える一里塚脇の小路を曽根坂峠を目指して上っていくのであります。

ここが恐らく出発点から秩父神社までで一番の激傾斜であります。キツいぞお~^^

 

つづく