文学中年でも気取ってみっかと田山花袋の田舎教師(四里の道は長かった・・・名書き出しであります)を探している。
昨年末から本屋を探し歩いているのだが、在庫してある店に行きあたらない。
ならば古本屋でも捜してみようかと近場のブックオフに行ったのであるが・・・
肝心の田舎教師はなかったのですが、所有しているのに読み返したくても見つからなくて困っていた本がありました。
・・・う~ん・・・どうしたものか・・・まだ懐も暖かいし買っちゃうかな。
トムソーヤの冒険と同じ位に拙が大好きな一冊であります。
【少年の夏 (椎名誠 photo by佐藤秀明/新潮文庫)】
男と、小学生の男子三人が夏休みにカヌーで川を下って海まで行く物語。
写真と文章で語られていく椎名さん言うところの写真紙芝居なのです。
遠く過ぎ去った少年時代の輝く記憶は何故かいつも夏の情景なのであります。
露に濡れた早朝の雑木林にギラギラした昼間の磯や草むらに川や沼、そして夜の海の岸壁などなど。
単純に輝いていたあの夏休みの日々(残り数日間は涙涙の宿題地獄だったけど)を思い出すと今もムズムズしてくるのだ。
今年も早く来い夏!って感じ。でもその前に春よ来い!でありますね^^