Y町の例
庚申塔
庚申の信仰は、干支で六0年あるいは六0日ごとに巡ってくる「庚申」の年や日に
行われる祭りである。
わが国では平安時代の九世紀初め、貴族社会で始まったのが起こりとされる。
その基ずくところは中国の道教の説である。
つまり、体内に住む三尸虫が庚申の日に眠っている間に、体から抜け出して
天帝に罪を告げるので守庚申といって徹夜で過ごすものだった。
O町の例
庚申さまの由来
人の体内には、目に見えない「三尸」と云う三匹の虫が住み、
一匹は体を飾る黒色の虫で頭の中に住み、おしゃれで虚栄心が強く、
もう一匹は青色の虫でグルメ狂でおいしいものばかり食べたがる美食家です。
他の一匹は白色の虫でお腹の内に住みつき性道徳をみだす色情狂の虫である。
頭と背中とお腹に住む三匹の虫が人にこのような行動をおこさせておきながら
六十日に一度の「庚申」の夜、人が寝ている間に体内から抜け天に昇り、
帝釈天に人の行動を報告し、帝釈天は人の善悪に応じて寿命を縮めたり
地獄に落としたりするので、人は三匹の虫が体から抜け出し
庚申さまの夜に告げ口しないよう徹夜で番をしたり・・・
同じ庚申信仰の説明なのに、どうしてこんなに違うのか?
いつか上記の両極端な二例に勝る説明文を考えてみたい。
傑作が出来たらK市のどこか青面金剛像脇に勝手に立てる暴挙を企てている。