漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

庚申信仰の説明色々

2016-03-08 21:59:38 | 青面金剛像など
石仏・塔や石碑などの脇に立てられた説明板中の表現が色々で面白い。

Y町の例

庚申塔
庚申の信仰は、干支で六0年あるいは六0日ごとに巡ってくる「庚申」の年や日に
行われる祭りである。
わが国では平安時代の九世紀初め、貴族社会で始まったのが起こりとされる。
その基ずくところは中国の道教の説である。
つまり、体内に住む三尸虫が庚申の日に眠っている間に、体から抜け出して
天帝に罪を告げるので守庚申といって徹夜で過ごすものだった。


O町の例

庚申さまの由来
人の体内には、目に見えない「三尸」と云う三匹の虫が住み、
一匹は体を飾る黒色の虫で頭の中に住み、おしゃれで虚栄心が強く、
もう一匹は青色の虫でグルメ狂でおいしいものばかり食べたがる美食家です。
他の一匹は白色の虫でお腹の内に住みつき性道徳をみだす色情狂の虫である。
頭と背中とお腹に住む三匹の虫が人にこのような行動をおこさせておきながら
六十日に一度の「庚申」の夜、人が寝ている間に体内から抜け天に昇り、
帝釈天に人の行動を報告し、帝釈天は人の善悪に応じて寿命を縮めたり
地獄に落としたりするので、人は三匹の虫が体から抜け出し
庚申さまの夜に告げ口しないよう徹夜で番をしたり・・・

同じ庚申信仰の説明なのに、どうしてこんなに違うのか?
いつか上記の両極端な二例に勝る説明文を考えてみたい。
傑作が出来たらK市のどこか青面金剛像脇に勝手に立てる暴挙を企てている。

銀乗の青面金剛像コレクション №37 茂林寺で出会った石仏

2015-12-20 08:10:57 | 青面金剛像など
ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。
なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。
そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。



【№37 群馬県館林市茂林寺で出会った石仏】

茂林寺の境内、庚申塔の文字塔の横に並んでおわす石仏達。
写真左手の石仏は、間違いなく青面金剛像(憤怒の表情、三猿と日と月の紋様が刻まれている)。
でも、今回気になったのは、真ん中の赤丸で囲んだ三面六臂の石仏立像なのです。


三猿はいない(2016年の干支という事で外遊に出掛けた?)、日と月も分からない(風化で消えた?)。
それに表情も青面金剛にしては柔和に見える。では、この石仏はどなた?
御顔が三つで腕が六本の石仏といえば、拙は青面金剛像か馬頭観音像しか思い浮かばない。
馬頭尊なら頭に馬の顔があるはずだし、前面の腕は馬頭印を結んでいるはず(法具の場合もあるが)。
・・・ん? 法具?・・・ちょっと待てよ。拙には違うものに見えてしまったのだ。


こうなると拙は、もうダメ。
これってホットドッグと何かの調味料が入った容器じゃないの?
容器の中身は何なのか?ケチャップかマヨネーズか?それが問題だ。
それが石仏の名称より気になった日でありました。

銀乗の青面金剛像コレクション №36 群馬県沼田市で出会った青面金剛像

2015-07-16 20:57:10 | 青面金剛像など
ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。
なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。
そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。



【№36 群馬県沼田市で出会った青面金剛像】


国道17号三十八里塚碑の脇におわした青面金剛。日月は確認出来たが鶏や猿は確認出来なかった。

見慣れた一面六手の造形なのだが、どうしても気になった点が一つある。

ちょっと言いづらいのだが、なんか堂々というよりモジモジしているかのような内股立ちじゃあないか?
そういえば、風化して判別難しい御顔が、下目がちに頬を染めて恥じらう表情をしているような。
う~ん・・・胸の前で組んだ腕も、左右の人差し指を立てて合せたモジモジの印を組んでいるに違いないのだ!
この像を「恥じらいの青面金剛」と呼びたいと思う。

記 思い込みの激しい銀乗

銀乗の青面金剛像コレクション №35 洲崎 帝釈天参拝所の青面金剛像

2014-12-11 06:48:04 | 青面金剛像など
ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。
なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。
そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。



【№35 千葉県館山市洲崎 帝釈天参拝所の青面金剛像】


灯台の建つ庚申山にある帝釈天参拝所。海を見渡せる見晴の良い場所で出会った青面金剛像なのです。

帝釈天参拝所なのに、青面金剛とはこれ如何に?
それに鶏や日・月らしきものも見当たらないし、これが帝釈天像(甲冑を着こんだ上からダラっとした浴衣みたいなのを羽織った印象しか拙にはなかった)ってやつなの?
恥ずかしながら、帰ってから調べたら、江戸の頃に帝釈天信仰と庚申待ちが結びついていたのですな。
帝釈天の縁日は庚申の日だし、大阪の庚申堂では、帝釈天の使いを名乗る青面金剛童子が現れたとの由緒書きもあるんですって。


丸顔で6手の像は、皆が撫でていくからなのかツルツルのお肌をしていた^^


向かって左から、言わざる・見ざる・聞かざるの三猿も、ころっとした感じで愛らしかったのです。

銀乗の青面金剛コレクション №34 上田市真田町御屋敷公園内の庚申塔

2014-10-06 06:21:52 | 青面金剛像など
ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。
なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。
そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。



【№34 長野県上田市真田町 御屋敷公園内の庚申塔】


真田氏が上田城築城以前に居住していた館跡に建つ皇太神宮脇の植え込みに、ひっそりと立つ庚申塔。


御顔の風化が進んでいてよく判らないけれど、四手の像の頭上に日月らしきものも見えるし、庚申塔だと思うのです。


拙の目には、こんな感じの造形に見えたのであります^^

銀乗の青面金剛コレクション№33

2014-08-05 06:20:09 | 青面金剛像など

ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。

なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。

そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。

 

【№33 埼玉県比企郡滑川町山田 笹屋商店脇の庚申塔】

 

灯台下暗し。毎週通って見慣れた庚申塔の台座部分が面白い事に気付いた^^

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頬かむりしてスコップを担いだ猿・・・じゃあないよね?  おそらく夜叉なのでしょう。

でも、ぱっと見の雰囲気は、闇夜に紛れて、こっそり芋堀りに行く人といった感じだ^^

スコップ部分?に何か文字が彫られているようだが、判別出来なかった。

う~ん、正体が気になる!


銀乗の青面金剛コレクション№32

2014-06-12 06:31:45 | 青面金剛像など

ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。

なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。

そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。

 

【№32 埼玉県秩父市山田 常泉寺の青面金剛像】

 

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雨に降られた休日に紫陽花の咲き具合を確認に行った際、青面金剛像が置かれていることに気付いた。

 

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細面だけれども眉毛の凛々しい六手の青面金剛像。邪鬼の姿は見えない。

二鶏はコロっとしたフォルムで、なかなかの愛嬌だ。

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三猿・・・拙は、眺めれば眺める程、指眼鏡猿・ダメ出し猿・アッチョンプリケ猿に見えてしまうのであります^^

 

 

【蛇足】

紫陽花で知られたこの寺が、紫陽花色に染まる光景を見るには時期が早かったようで、少しがっかり。

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そして、白昼に堂々と人目もはばからずに、いちゃいちゃする双体道祖神にあてられ、大いにシッ~ト(嫉妬)!!

独り佇む青面金剛の憤怒の形相は、このカップルに向けられたものかもしれないな?

などと馬鹿な考えを浮かべつつ、帰路を辿った。


銀乗の青面金剛像コレクション№31

2013-07-15 06:34:51 | 青面金剛像など

ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。

なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。

そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。

 

【№31 埼玉県深谷市岡部町 県道352号沿いの青面金剛像】

住宅の端にある塚のような場所にあるのです。立派な塔でありました。

 

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この両脇の猿はダレているのかな? 片手を空けているのですわ。 

賑やかにおしゃべりしているようにしか見えん。真ん中の猿は、それがうるさくて耳を塞いでいるの^^

 

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六手の青面金剛にショケラと邪鬼。鶏は見当たらなかった。

非常に造形(特に頭髪がすごい)が細かくて見事なものでありました^^ 

 

岡部のこの辺りは立派な庚申塔が多いのかな?探ってみる価値ありそうです。


銀乗の青面金剛像コレクション№30

2013-07-09 21:36:58 | 青面金剛像など

ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。

なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。

そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。

 

【№30 埼玉県深谷市榛沢 JA脇の青面金剛像】

なんて立派な塔なんだろう。側面に「安永八」と刻まれていたから1779年製ですな。

 

 

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三猿、二鶏に邪鬼。六手の像は、なんとも素朴な造形なのです。少しぽっちゃり系かしら^^


銀乗の青面金剛像コレクション番外 文字塔の猿

2013-03-26 06:28:43 | 青面金剛像など

ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。

なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。

そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。

 

【埼玉県寄居町今市付近の184号沿いの文字塔の猿】

 

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むむっ?! なんの変哲もない文字塔かと思ったが、台座に刻まれている猿は一匹。

しかも、なにやら玉(桃か、なんかの花なんかかな?よく解らん)のようなものを掴んでいるみたいだ。

自転車を下りて、塔に近付き、しげしげと眺めてみたのであります。

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見れば見る程、カツアゲしている姿にしか見えない^^

 


銀乗の青面金剛像コレクション№29

2013-03-09 07:54:28 | 青面金剛像など

ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。

なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。

そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。

 

【№29 埼玉県深谷市泉光寺 鐘楼門脇の青面金剛像】

 

 

こちらは三面であります。三面青面金剛像に出会ったのは、これで二回目なので嬉しい。

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正面の御顔は風化が進んで表情がよく判らないのだが、ぽっちゃり系ですな^^

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横向きの顔は目鼻立ちもしっかり判るのであります。

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額の髑髏だけでなく髑髏のたすき?を掛けているのです。

 


銀乗の青面金剛像コレクション№28 群馬県五料茶屋本陣の掛け軸

2013-02-24 06:46:18 | 青面金剛像など

ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。

なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。

そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。

 

【№28 群馬県五料の茶屋本陣 青面金剛の掛け軸】

 

ようやく実物を見ることが出来た^^ 一面六手の青面金剛の掛け軸であります。

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髑髏を頂き・・・きっと髪に飾られた白いハート型の顔に見えなくもないのがそうなのだろう。

肌の色は青色・・・拙が想像していた青は、お召し物の色で、肌は深緑色と感じたが、こっちの青なのですな。

額に第三の目。そして下顎から上に向かって伸びる二本の牙。首には髑髏の首飾りが見て取れる。

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左手に吊るしているのはショケラ。 両脇に二人の童子(雅な着衣であります)「を従えている。

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踏みつけられた邪鬼(困ったような表情で、なにやら愛嬌があるのだ)は虎皮の腰巻を着けているのです。

そして、その下には三猿(聞か猿が上だ)、二夜叉(赤と青)、そして二鶏。

 

ここで幾つか気が付いたことがある。

どこを見ても蛇が描かれていないようなのだ。

それに、聞いていた程、青面金剛さまは赤色が好きという訳ではないんじゃないかな。どちらかというと青好きか?

あと、お召し物の柄から察するに案外、地味派手好きだったのかもですよ^^

 

 


銀乗の青面金剛像コレクション№27

2013-02-21 06:44:40 | 青面金剛像など

ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。

なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。

そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。

 

【№27 群馬県板鼻 鷹巣神社石橋脇の青面金剛像】

 

ようやく八手の像を見ることが出来た^^

旧中山道板鼻宿のはずれ、国道と合流する手前にある鷹巣神社の石橋脇にあった庚申塔。 

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八手であることは間違いないと思う^^  でも青面金剛像かどうかは拙にはよく解らない。

 

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側面には猿らしきもの(木から滑り落ちているところみたいに見えた^^)と、なにやら奇妙なものが彫られていた。

とりあえず赤線でなぞってみたのであるが・・・なんじゃこりゃ???

 

風化が進んで、細部が解らんので、なんとも珍妙に見えるのであります。

 


銀乗の青面金剛像コレクションNo.25 26

2013-01-27 06:44:16 | 青面金剛像など

ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。

なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。

そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。

 

【№25 栃木県道201号線 道路沿いの青面金剛像1】

県道に入って蓬莱山へ向かって走り始めて、初めて見つけた青面金剛像?。

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道路左手の土手に草に埋もれるようにおわした。首回りの造形が、ちょっと珍しいと思ったのだ^^

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足元が土に埋もれて木の根も蔓延っていたので、猿や鶏が彫られているかは未確認。

でも、頭上でとぐろを巻いているように見えるコイツは間違いなく馬頭でなく蛇だと考え、青面金剛像と見なした。

蛇のつぶらな瞳がグーであります^^

 

 

【№26 栃木県道201号線 道路沿いの青面金剛像2】

更に蓬莱山へ向かって、道路右手に如意輪観音像などと共におわした青面金剛像。

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ふっくらとした御顔にぶっ太い眉。への字に結んだ口元が特徴的。

面長の御顔や、ふっくらした御顔があったり、腕が妙に長いのとかもあったり(こちらは普通)で、興味が尽きない。

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それにしてもこの邪鬼、甲羅を背負っているように見えたのだが、風化して石面が?がれた模様かしら?