日曜日、マイナー錬(hastu様主催のひたすら走って、ひたすら美味いものを喰う走行会のようなもの)が開催された。
本年最後の会ということで、最大級のムチャぶりな食と走りになる予感がしたので事前準備は念入りにした。
前日に粉屋の鶏塩うどんでカーボローディング。当日朝はトンカツを喰って必勝のゲンを担ぎ準備は万端なり。
待ち合わせ場所である籠原駅に向かい、hatsu様、ダニエル様、TO様といざ出陣!
【いがまんじゅう】
向かい風に乗り、鴻巣市までゆるゆると走り、川里という地区の一福という店に連れて行ってもらった。
聞くところによると、ここの店のいがまんじゅうは、開店から数時間で売り切れてしまう有名店なのだという。
赤飯で包まれたハレな印象の外観が嬉しくなるねえ^^
出来たて熱々のいがまんじゅうを食べるのは初めて。
握りこぶし大の饅頭に、かぶりつくと漉し餡から湯気が立ち上った。
もちもち感ある赤飯と、ふかふかの饅頭の皮にねっとり甘い漉し餡の組み合わせが不思議な美味さなのよねえ。
hatsu様、ごちそうさまでした^^
【加須のうどん】
hatsu様の見事なタイムスケジュールで、10時開店と同時に加須市不動岡の登治うどんに到着。
後のことを考慮してさっぱりと盛りうどんにするかと思ったが・・・
「漢なら後先考えずに、その時最も喰いたいものを迷わず注文するのだ!」と皆様が仰るのだ。
巧妙な作戦に引っ掛かったような気もするが、カレー付け汁うどんを喰った。
つるつるしこしこの麺に、とろみのついた和風ダシのカレー汁を絡めて啜る。難なく胃に収まりました^^
【パサールでプリン】
お次はパサール羽生でデザートタイム。
なんとも浮いている服装の一団にしか見えない。嗚呼、他人の視線が痛い。
久々に買った高級?プリンを慌てて喰って早々に撤収であります。
【向かい風に耐え走る】
後ろについて走っていると、「もっとキビキビと走らんかい!」と思う。
前を牽いて走っていると、「そんなに急かすんじゃないよ!」と思う。
♪ファイト! 冷たい風の中を もがきながら上っていけ!! 利根川CRを強烈な向かい風に耐えながら上って行った。
初めてhatsu様を千切った^^。真因は置いといて、勝ちは勝ちであります(じゃんけん勝負に続き二勝目)^^
【熊谷でうどん】
ランチタイムとなりました。
熊谷の福福で、とろろうどんを喰った。
妻沼といえば山芋。決して山芋の消化酵素を期待したからではありませぬ。
喰い応えのある麺に、とろろが絡んで美味いわ^^
【また向かい風に耐え走る】
のんびりと走れば、強烈な向かい風でも案外愉しく走れるのだ。
♪風をスイスイスイスイかき分けて うどんをツルツルツルツル平らげて
♪マイーナートレイン何処へ行く? 僕等を載せて何処へ行く?
喰っては消費の繰り返し^^ このまま渋川まで行けちゃうよ・・・その位に燃料補給はバッチリだ。
【深谷で煮ぼうと】
これでノルマ達成であります。
青淵亭、店の傍までは何度も来たことあるが、入店するのは初めて。
古民家の雰囲気を残す座敷で煮ぼうとを喰った。
雰囲気のせいもあるのかしら。つるっと美味しく完食であります^^
【深谷でもんじゃ?】
麺類は、今日はもういいや。ならば同じ粉ものでも趣向を変えて、もんじゃ焼きでも喰っちゃうかい?
♪まだ粉モノ喰える 胃袋あるなら 巨大なもんじゃを 喰えよ! 喰えよ! 喰えよ!!
さすがに皆様満腹の様子(拙はまだ喰えたな。きっと・・・そんな気がした気がする^^)。
駄菓子を購い、本日のマイナー錬の終了。
向かい風で消費したし、胃も疲れ気味だから晩飯は麺類がいいな^^
僕はまだ、こんなに食べることが出来るんだ。・・・こんなに嬉しいことはない・・・
hatsu様、ダニエル様、TO様、ありがとうございました。またご一緒させてください。
ついに俺は手に入れた。漆黒の翼を! これから俺のことは、銀輪乗士、改め黒輪乗士と呼んでくれ。
手に持った瞬間に感じたのだ。暗黒に彩られたダイクサイドパワーを。
飛ばすぜ!こいつを履いて漆黒の闇の中、凍てつく大気を切り裂くように走るのだ。
これからの俺はバットマンのようなダークサイドヒーローになるんだ。間違ってコウモリ野郎とは呼ばないでね。
この歳で中二病になった訳ではありません。半分は冗談であります(ということは半分は・・・)^^
ちょっと景気を付けたくて、自分ご褒美に完組ホイールを購った。
奮発してカーボンをとも考えたが、悪路もガンガン走りたいのでアルミ主体でパンク時の作業も楽なクリンチャーにした。
世間一般にはリーズナブルで普段履きに出来ると言われるこのホイールだが、拙には結構な出費だな。
当分の間は『小雪には黒髪が似合う』とか言いながら、床の間に飾っておこうかしら。
ここが終着点なのか?
嘘だろ? 俺達は、まだ走り足りないんだ! なんてことは、これぽっちもありませんでした^^
なんとも、この枯れた風情がたまらない。雪が、はらはらと舞い落ちてきて我が小雪とマリコに静かに降り注ぐ。
これを酔狂ととらえるか趣向ととらえるか・・・価値観は人それぞれなのであります^^
降り始めた雪に見送られつつ、両神山を下った。
耳がしもやけ確実であります・・・
再び37号を走り、贄川から白久へと向かった。けっこうお腹が減ってきたなあ。
チームAエースの希望で白久にある秩父札所30番の法雲寺へと上った。
エース達が、煩悩を消し去る為にお参りしていくという設定なのであります^^
池には氷が張り、身が引き締まる思いが致します。
神妙な雰囲気を出しつつ祈る背中?
・・・「もっと女性と知り合えますように」って聞こえたみたいだけれど、気のせいかしら^^
こちらには楊貴妃観音が祀られているのですな。ますます深まる煩悩消去目的への疑惑なり。
あった^^。 UMAな松?であります。やはり、あるところには、ありますな^^
昼メシは、野坂町の欧風レストラン モンシャーレでオシャレに(ダジャレです)。
これにコーヒーか紅茶がついて900円弱は、お値打ちであります。
昼メシ時の和やかな談笑タイムもグループ走行の魅力でありますね^^
寒すぎるせいか猫を撮ることが出来ないのだ。
帰路はR140号に沿って、追い風に乗ってユルユルと戻った。皆様、愉しい一日をありがとうございます。
走行距離:136km
日曜日は、寒さもひとしお。絶好の「いい坂夢気分 冬編」のロケ日和だった。
従来なら、ZERO様と「Mot Oet」と名付けたユニットを組み出掛けるのだが、折角なので道連れを増やすことにした。
そう、ぱるる様とhayazou2002様を言葉巧みに誘い出し、県道279号で両神山へと上ったのであります^^
道の駅はなぞのに8時集合。耳が痺れるくらいに寒い。これはきっと辛いぞ。
金崎から37号で下吉田、黒海土(クロカイドというのね)を抜けて、今回のロケ地の279号へ入った。
吊り橋跡などを見学しつつ、今にも雪でも降ってきそうな空の下、両神山へと上っていった。
薄にある御諏訪様で、ちょっと休憩。樹齢500年と記された「夫婦杉」が見事でありました。
チームAとVの両エースが体現するポーズに込められた想いとは何か! 皆様の想像にお任せ致します^^
なにやら翼竜の干物のような木の枝か根のようなものが奉納?されていた。
山間にあるお堂とかに、この手のものが多いようだ。立ち寄った際は周囲を探してみるようにしているのだ^^
日蔭地区に建立されたこの青色板碑に込められた想いとは何か!
室町・南北朝時代に建立されたとされる板碑。石材は長瀞町野上地区で産出された緑泥変岩であります。
風花が舞い始めた林道日蔭入線を上った。いよいよ雰囲気出てきたぞ^^
冬枯れした雑木林と沢を眺めながら、ゆっくりと上っていった。これが「いい坂夢気分」と名付けたイベントの醍醐味なのだ。
ぱるる様、なかなかどうして。もう完全復活と言っても差し支えないのではないでせうか^^
なんと湧水が凍って氷柱が出来ておりました。こいつは路面の凍結に注意せねば!
傾斜もそれほどキツくはなく、マイペースで上れば気持ちの良い路なのであります。
日蔭入線から不動滝線に入った。 「落石注意」の看板の文字のハゲ具合がいいね^^
そして、やがて不動滝線の終点に到着。
チームAのエースは、まだまだ終わらんよ!と上っていくのであります^^
つづく
長瀞近くに旧秩父往還だと思われる板を渡しただけの橋がある。
往年の面影を偲ばせるかどうかは分からない。
だが、気に入っている場所なので、わざわざ自転車を担いで通ってみたりすることもしばしば。
これでやっと6人だ。先は、まだまだ長く険しい。
でも俺は決して諦めたりはしない。だって、それが俺の描いた夢だから。
いつの日か、自転車を通じて知り合った全ての人達に、この木橋を自転車担いで渡ってもらう。
そんでもって、おっかなびっくり渡る勇姿を撮らせてもらうのだ^^
なんて傍迷惑な俺様の夢、というか野望。
たかが短くて水量もない川に架かる橋と侮るなかれ。油断すると、上の写真みたいになってしまうのであります。
さて・・・次の標的に秩父往還へご一緒願う方は・・・内緒^^
注)半分冗談デス
なぜ駅構内の土産売り場から無くなってしまったのかな、甘栗。
最後に駅の土産売り場やキオスクで、紙製の巾着状の紅白緑の袋に入った殻付き甘栗を買ったのは5年位前だったか。
毎年、新栗の季節になると復活していないかと駅の構内を彷徨って探してみるのだが、ないのよね。
子供の頃の記憶。
滅多にないことであったが、客人があった時に手土産に甘栗を頂戴することがあった。
指を真っ黒に染めながら、親指の爪を立て、ベタベタする殻を一心に剥いたものだった。
実に傷を付けずに甘皮も綺麗に剥けた時などは、なんともいえない充実感に包まれたことを今も鮮明に覚えている。
逆に殻から実が上手く外れなかった時や、虫食いなのか実が真っ黒になっていた時は、がっくりとした。
兄弟と奪い合いになった時には、そんなまだるっこしいことはせずに、直接、殻に歯を立てたりもした。
事前に分配された時は、全部綺麗に剥いて並べてから一気に頬張る贅沢喰いをしたこともありましたのよ^^
甘栗は、自分が大人になったら、もうこれ以上無理という位、大量に買って喰ってやろうと思ったものの一つだったな。
焼き立てならではのパリパリした殻を割る触感を久しぶりに味わいたい今日この頃。
十代の頃に住んでいた街では、駅周辺や街中の公園周辺に、焼き鳥やおでんの屋台が沢山出ていた。
毎週のように見ていたサザエさんでは、波平やマスオが仕事帰りに屋台で一杯やりつつ焼き鳥を頬張っていた。
その描写がいかにも美味そうに感じられ、その度に、おでんや焼き鳥が喰いたくなったのを覚えている。
そんなせいもあったのだろう。
高校時代の帰り道、アセチレンランプに照らされ、香ばしい煙が漂う中で酒を飲む大人達の背中が並ぶ屋台に憧れた。
しかし、酒を飲んでも差し支えない年齢になり、屋台に行ったのかというと、そんなことはなかった。
丁度、洒落たカフェバーなどというものが流行り、コンパでは居酒屋が手頃だったりで、屋台に足が向かなかったのだ。
今にして思えば、なんたる失敗。後悔先に立たずだ。
既に数が減りつつあった屋台だが、その後は保健所の許可の問題やらなにやらで遂に姿を消してしまった。
博多に出掛けた折は、屋台をハシゴしてみたりもしたが、どうも憧れていた雰囲気と違う気がした。
あの憧れは、日常の仕事帰りに、『うぅ寒・・・一杯ひっかけて帰るか!』とかいう状況でないと満たされないのかもな。
と言っても、ないものは仕方ない。
持ち帰り専門の焼き鳥屋を見つけては買って、脳裏にあの頃の風景を思い出しつつ、自宅でコップ酒などを飲んでいる。
でも、やっぱり何かが違うのだよな・・・
いつか、折り畳みの椅子とテーブルを持って、一升瓶持参で、持ち帰り専門店の脇に腰を据えてやろうかしら。