漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

シンデレラは今

2014-12-24 23:06:35 | 日記・エッセイ・コラム
♪ガラ スに 浮かんだ街の灯に 溶け て ついていき たい
 ため 息 ついてドアが閉まる 何も言わなくて いい チカラを下さい 距離に負けぬよう
 シンデレラ 今 魔法が 消える ように 列車 出ていくけど
 ガラスの靴 片方 彼が 持って いるの♫


「シンデレラ」のところ、感情移入すると「スィンデレラァ」って発音しちゃう。

ユーミンのシンデレラエクスプレス、クリスマス近く(クリスマスイブの方が適当か)になると、頭に浮かぶ上位5曲に必ず入っている。
歌詞のどこにもクリスマスらしき文言はないのだが・・・
きっとJRのCMの影響?あれってこの時期に流れていたのかな?言っている自分の記憶が曖昧だったりしている。


クリスマスイブの晩、幸か不幸か東京駅に俺はイタ。
ひょっとして、遠距離恋愛の逢瀬を惜しむ恋人達の初々しい情景を見る事が出来るのか?
酔っ払いのおっさん(拙のことね)の関心は、その一点のみ!
結論を先に申しますと、そんなの全くナッシングでありました。
携帯端末の普及で距離感や色々なものの認識が変わったのかもしれないなあ・・・
冒頭の曲がCMで流れてから何十年、「チカラを下さい 距離に負けぬよう」って呟くのもエンデューロの時ばかりになった拙は、そう納得したのです。



さて、ちょっと早いかもしれませぬが、これが本年最後の拙の記事となりそうです。
このブログを見て下さった皆様にとって来年が良い年でありますように!

衝動買い

2014-12-23 15:44:54 | 日記・エッセイ・コラム
自転車で出掛けた際に、何かを持ち帰る時は、事前によくよく思案せねばなりませぬ。

先の朝練の帰り道、道ばたの野菜販売所に並んでいた聖護院大根に釘付け
これが運命の出会いってやつなの?


こいつで千枚漬けもどきの五百枚漬けを作るんだ。カブと違って、しっとり感は出ないけれど、それはそれで美味いもんだ。
ピーン!と閃いた途端、もう買わずにはいられなかった。
大根をウエアのお腹に入れて持ち帰る途中、油断するとズリ落ちてくるので、ずっとリフティングしながら漕ぎ続けた。
なんとか落とさず無事に持ち帰り、重さを測ったら3.8 kgだった。
どうりで大変だった訳だ。ウエアの胴体部分、ちょっと伸びてしまったみたい。

12月21日 エンデュランスマイル

2014-12-21 19:18:17 | 埼玉を走る
12月21日のエンデュランスマイルは、尾ノ内の氷柱見物。
さて、どれくらい氷柱が伸びているかな?
道中、若干風が吹いていたが陽が射すところは快適で、この季節としては上々のサイクリング日和でありました^^



わざわざ路面が白く染まった路を探して走ったりするのも、冬場の愉しみなのだ。

R299号を志賀坂峠方面へ向かって走った。
久月辺りからは雪がところどころに見えるものの、路肩に近寄り過ぎさえしなければリスクも少なかった。
でも、国道を外れれば、上の画像のような雪道で、酔狂で泥ディーな拙は冬ならではの走行を愉しめたりしたのです。


国道から尾ノ内渓谷へ至る路はご覧の通り。
上り坂は後輪がスリップするばかりで全く前へ進みませぬ。ロードバイク用のスタッドレスタイヤの商品化を希望したい。


尾ノ内渓谷には、小っちゃくて真っ赤な妖精達がいるのです。一年ぶりに、また逢えたよ^^


何気ない道端の切株にも、ほら!


氷柱のある吊り橋へ向かう途中、唐辛子の妖精達を探してみるのも面白いものですよ。

氷柱、今年の出来具合よいみたい。



見物客で込み合う最盛期より、人もまばらな、この時期の方が拙は好きだったりするのです。
しばし寒さも忘れて、氷の織りなす造形を愉しむことが出来ました^^



帰路は秩父へ寄道、めんまを探したり、年末の情景を味わったりした。

秩父神社で正月飾りの露店を眺めたり、なんとなく忙しげな街の路地をふらふらしたりしながら、鯛焼きで一服^^

むむっ!こんなところにパン屋があったのね。

深谷の秘密基地に向かう途中、武蔵野でパン屋の立て看板を見つけて立ち寄ってみた。
  
手作りパン工房 夢見ing。基本、予約販売のようだが、土日は予約なしのパンも焼いているとの事。
土産にコロネなど購入(いずれも家人達の評判は上々なり)した。シュトレーンと紅茶を御馳走さまでした^^


帰宅後は、震えながら、自転車にべったり付着した融雪剤を洗い流して、自転車活動を終了。

走行距離:139 km(総上昇量:1178 m)



翁者カゴガク 最後の朝練

2014-12-20 11:43:45 | 自転車
12月20日、本年最後の朝練。
今日は本年最高のラップタイムを出して気持ち良く終わろう!って家を出るまでは思っていた。
でも、走り出してすぐ、寒さに戦意喪失。やっぱり今日はLSDに始終しようって心変わりしてしまったのデス。


コースに向かう途中、電飾を眺めるのは、師走の朝練ならではの愉しみ^^

独り静かに灯りを眺めていると、色々な事を想い出す。
年末生まれの拙、クリスマスと誕生日のプレゼントを合せてもらって、得した気になっていた。
そういえば寒風摩擦が間違いで、乾布摩擦が正しいと知ったのは高校生になってからだった・・・
毎年この時期になると、それ等を思い出しては、昔の自分、おバカではなく無邪気だったのだと自己弁護している。



長年愛用のデジカメ、寒さのせいなのか作動しなくなってしまった。パワーメーター貯金を切り崩して新品買ってしまおうか。
何故かしら懐がちょっと温かい時に、こういう事が多発したりするのは拙だけかしら?

朝練の方は、絶え間なく流れる鼻水と、手足の指先の痺れにゲンナリしながらもノルマの6周を無事終了。
練習仲間がいたので、なんとかLSDより若干高強度で走り切ることが出来ました。
くるかめさん、ダニエルさん、おつかれさまでした。また来年まで御機嫌よう^^


走行距離:76 km(総上昇量:423 m)

・・ウソじゃない

2014-12-19 06:46:19 | 日記・エッセイ・コラム
公園を散歩していた時のこと。背後から驚きの声が聴こえた。
あ!カワウソだ! ほらほら、あそこあそこ!! えっ!? どこどこ?
こんなところにカワウソがいたら大発見だ。いるはずないさ。
でも、その声の真剣さに、まさかとは思いつつも、振り返って辺りを見回してしまった。


眼を凝らして、指先が示す方法を探す事暫し・・・あれ、カワウソじゃなくてカワセミですから。
でも、綺麗なものを見る事が出来たのでよかった^^

・・・ダカラ?

2014-12-17 07:05:50 | 日記・エッセイ・コラム
その貝殻が各国で通貨や儀式道具にされていたというタカラガイ(宝貝)。
磁器質の手触りと光沢感が、気に入っています。拙の故郷ではコヤスガイ(子安貝)と呼んでいた。
同じ県内でも、和田ではネコジャと呼ばれている事を少し前に知り、興味が湧いた。他にも呼び方があるのかしら?



調べてみたら、日本各地で、ネコ、ネコメ、コメガイ(ここまでは納得)、ウマガイ、ブタ、ウシモモ(なんで?)とか呼ばれているようだ。
また、タカラガイの種類は230種ほどで色々あるみたい。
一例をあげると以下のような感じ。


動物系⇒ヒョウダカラ、ネズミダカラ、ウズラダカラ、サバダカラ
花系⇒アヤメダカラ、オミナエシダカラ
果物系⇒ミカンダカラ、イチジクダカラ、パパイヤダカラ
国名系⇒ニッポンダカラ、メキシコダカラ、カシュウダカラ、ゴウシュウダカラ
色彩系⇒クロダカラ、チャイロダカラ、アカチャダカラ
材質系⇒セトモノダカラ、ベッコウダカラ、メノウダカラ、クロガネダカラ
メルヘン系⇒ユメダカラ、エンゼルダカラ、ホシダカラ、ハツユキダカラ


他にも色々ありましたよ。
だから何?って言われちゃうと困るのだけれど、個人的には面白かったのだから、これでいいのだ^^

砂浜から憑いてきたもの

2014-12-15 19:28:01 | 日記・エッセイ・コラム
サイコンのマグネットがエラい事になっていた。
一瞬、真っ黒い毛が生えてきたかと思っちゃった。これって呪いのマグネットってやつですか!?


恐る恐る触ってみたら、びっしり付いた砂鉄だった。どうやら南房ライドで砂浜に持ち込んだ際に付いたみたい。

砂鉄集めに夢中になったのはいつのことだったろうか。
U字型の磁石とビニール袋を持って、学校の砂場で遊んだ記憶が蘇った。
沢山集めて、磁石から数珠繋がりにぶら下げたり、紙の上に撒いて描かれる不思議な模様が面白かったんだ。

今度、海に行ったら久しぶりに砂鉄集めや貝拾いに興じてみようか。少しは瞳が澄むかもしれないな。

12月13日 エンデュランスマイル

2014-12-13 21:36:19 | 栃木を走る
朝は地域のお勤めがあったので朝練は休み。昼前から晩まで時間が空いたので近場をフラフラ。

いちめんなのはな いちめんなのはな ・・・となる春が、もう待ち遠しかったりする。

利根川CRの妻沼付近の土手に、菜の花がちらほら咲いていた。
正月景色や氷柱など冬の情景を愉しみたいと思う反面、暖かくなる春が待ち遠しい。まだ冬も序盤だというのにヤレヤレだ。
年々寒さに弱くなっているということだろうか。いや、体脂肪が減っているのだと思いたい。



狸達の大掃除、始まっていた。




館林の茂林寺。山門から本堂へ向かう路に並ぶ狸達を見習って、拙も本年末こそ早めに大掃除を始めたいと思う。

愉快な狸達を見物した後は、7号線で佐野方面に向かい、渡良瀬川沿いに足利へ。
館林、うどんやナマズなど川魚料理から昭和感ある食堂など、立ち寄ってみたい店が多い。そのうち昼喰ライムの開催地にしたいものです。


足利昼喰イム in 盛京亭


蔦の絡まる店の外観を一目みた時から、この店で喰ってみたかった。
実は、ちょっと前まで日曜日が定休日だと知らなくて、通う事、今回で5回目。ようやく念願が叶ったよ^^
カウンター席の隅っこを陣取り、肉ちゃーはんを喰った(550円)。緩めの餡が絡んだ炒め飯、ほんのり卵の味がして美味かった^^
次回は、かにスープちゃーはんを喰ってみたいと思う。


ばんな寺の大銀杏の根元、積もった落ち葉で黄色い絨毯が出来上がっていた。

白ニャンに逢えるかと行ってみたが、あちこち探しても見付けられず残念なり。

クレープ、高校生の頃は、女子と一緒じゃないと恥ずかしくて、店の前で立ち止まることすら出来なかった。

通二丁目交差点にあるクレープの店・デイリーファーム。
店先でクリームとパイナップルのクレープ(280円)をパクついた^^
クレープ、あの頃より、ずっと面の皮が厚くなった今でも、注文するのも食べるのも、何故かしらちょっと恥ずかしい食いものの一つデス。


足利からの帰り道、距離を稼ぎたかった。出来れば100 kmは走っておきたいところ。
日暮れにはまだ間があったので、荒川に飛来した白鳥を見物しに行く事にした。


♪ファイトォ! 冷たい向かい風の中を 震えながら走っていけぇ


これまでは穏やかな好い日だったが、14時を過ぎると風が強くなってきた。
空気も冷たくなったし、替歌で景気付けながら、押切橋から荒川沿いに白鳥を探しながら走った。



植松橋の上流側に白鳥の群れを見つけた^^


42羽のコハクチョウの群れが寛いでいた。
今冬は、あとどれだけ増えるだろうか? なんとも愉しみであります。


電飾・・・じゃあなくてイルミネーション! 言い直すところに、まだ枯れていない自分を感じた。

白鳥見物の後は、ブレーキシューを買いに深谷へ回り道。途中、深谷駅で電飾を眺めた。青い光は心が落ち着くねぇ^^
隣の谷の住民としては、この頭にネギを挿した御方に負けぬよう、我が谷のニャンコ様に腹巻を巻いてでも頑張って頂きたいと思う次第。
などと独り言を呟きつつ、日の落ちた中山道を、♪恋人がサンタクロースとか鼻唄交じりに走って帰宅。


帰宅後にふと思い出した。中山道で調子良く歌っていた、あの歌詞。
♪昔 隣の綺麗なおねえさんはぁ~ じゃあなくて ♪昔 隣のお洒落なおねえさんはぁ~だった(汗)。
いったいどこで記憶がすり替わってしまったのだろう。脚力だけでなく頭の方も鍛える必要が出てきたみたい。 





走行距離:109 km

ヒゲツチミンク

2014-12-11 21:12:22 | 食・レシピ
南房へ鯨イドをした際に、お土産として選んだクジラの大和煮缶詰。



せっかくなので売っていた宮城(石巻)、千葉(和田)、山口(下関)の三種類の缶詰めを買った。
鯨の大和煮なんだから、どれでも一緒じゃあないの?
いえいえ、それぞれに鯨の種類が、ヒゲ鯨、ツチ鯨、ミンク鯨と違うのですわ。
果たして違いが判るのか?自分の舌で好みの順列がつくのか?炊き立てのメシと一緒に味わってみたいと思う。

銀乗の青面金剛像コレクション №35 洲崎 帝釈天参拝所の青面金剛像

2014-12-11 06:48:04 | 青面金剛像など
ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。
なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。
そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。



【№35 千葉県館山市洲崎 帝釈天参拝所の青面金剛像】


灯台の建つ庚申山にある帝釈天参拝所。海を見渡せる見晴の良い場所で出会った青面金剛像なのです。

帝釈天参拝所なのに、青面金剛とはこれ如何に?
それに鶏や日・月らしきものも見当たらないし、これが帝釈天像(甲冑を着こんだ上からダラっとした浴衣みたいなのを羽織った印象しか拙にはなかった)ってやつなの?
恥ずかしながら、帰ってから調べたら、江戸の頃に帝釈天信仰と庚申待ちが結びついていたのですな。
帝釈天の縁日は庚申の日だし、大阪の庚申堂では、帝釈天の使いを名乗る青面金剛童子が現れたとの由緒書きもあるんですって。


丸顔で6手の像は、皆が撫でていくからなのかツルツルのお肌をしていた^^


向かって左から、言わざる・見ざる・聞かざるの三猿も、ころっとした感じで愛らしかったのです。

KUJIRIDE ・・・南房クジラ発見伝 後編

2014-12-09 06:35:41 | 千葉を走る
いよいよ今回のメイン、くじら料理に舌鼓を打つのであります^^

和田漁港の、静かな路沿いにある「魚」という店で、くじらの刺身を味わった^^

ジャ~ン!ツチクジラとミンククジラ、本皮の三点盛定食、2100円なり!
  
正直に言って、記憶にあるクジラの味は懐かしさ半分、独特の苦手な臭さ半分でした。
しかし保存技術の進歩?それとも薬味のニンニクのお蔭だろうか。鉄分たっぷり高タンパク低脂肪、自転車乗りにお勧めなクジラの味を愉しめた^^
本皮なんか、噛みしめると、ほのかに牛乳のような甘味と香りが口内に広がった。
クジラって魚類じゃあなくて哺乳類なのだよなあ・・・って再認識出来ました。


クジラを味わった後は、和田漁港から数分。竜宮様の石祠をジロジロ。

なんでも縁結びに御利益のあるパワースポットなんですって。

境内に置かれており、持ち帰っても良いと記された「竜宮様の宝貝」。
「宝貝」、この辺りでは「ネコジャ」と呼ばれているらしい。ネコジャは猫ジャ? 
よく判らんが、ニャンコ好きな拙の好感度アップなツボに入りました^^
この宝貝、カップルには永遠の愛、シングルには良縁に恵まれるご利益があるみたい。そっとポケットに忍ばせた事は、ここだけの秘密だ。
さて、そろそろセカンドランチスポットに向かおう。


道の駅 和田浦WAO! ここには、なんとも御趣向なメニューがあるのです^^

その大きさに驚かされるシロナガスクジラの骨格標本。でもWAO!となるのは、それだけじゃあないのだ。

先割れスプーンを巧みに操り、全てを喰う。あの頃の器用さ、今の自分にはない。
ウン十年振りに使ってみたら、これが使いづらいのなんの、キャベツの千切りをポロポロこぼしてシマッタ。


こういうメニュー、大歓鯨^^ 
その名も「くじら給食」だ! 一日限定10食500円ナリ。これはお勧めであります。
給食が懐かしくって、注文したはいいものの、眼前のテーブルに出されれば、嬉し恥ずかし、複雑な気分。
こちらには他に「くじら缶詰そのまんまランチ」なんて大胆なメニューもあった。和田浦WAO! その名に恥じない道の駅ですな。


長尾川に架かる南房総市白浜・滝口の、めがね橋

海岸沿いの銀鱗橋から上流方面へ走ること10分弱、明治時代に竣工の石積みの洋式三段橋をジロジロ。
いったいどうやって、石を積み上げたのだろう? どんな人達が、この橋を往来したのだろう? 歴史あるものは想像力が刺激されて、いいねぇ^^


砂浜に出来た風紋が綺麗。自転車押してプチ砂丘を、すこしだけ散歩した。


靴下の中まで砂だらけになりました。帰宅後、ヤマノカミに叱られた事は言うまでもない。

よい雰囲気で、戻る先々海の向こうに大島?が見えておりました。

♪赤い夕焼け 寄せる大波 戦い終わって明日を夢見る いつの日か再び皆でここに立とう・・・なんてね^^


暮れてしまったんじゃあ困るけれど、暮れなずむ海の雰囲気を愉しみながら、デポ地まで戻る事が出来ました。
いやあ、愉しかった。次は、花畑が綺麗に染まる2月頃に再訪してみたいものです。

帰宅後は、すっかり好い気分になって、思わず鯨飲であります。皆さん、おつかれ様でした


走行距離:75km(総上昇量:310 m)

KUJIRIDE・・・南房クジラ発見伝 前編

2014-12-08 07:33:30 | 千葉を走る
日曜日は、ジロジロな御方達と、黒潮香る南房総まで遠征した。
フラワーラインや海岸沿いの小路を、のんびり漕いで、あちこちジロジロ見物したり、クジラ料理を堪能する趣向を愉しんだ^^


今何時? 9時ら! 埼北から高速使えば南房総まで約3時間。便利な時代になりました。

富士山見えれば大吉 大島見えれば中吉 だそうな。

デポ地へ向かう途中、立ち寄った洲崎灯台の建つ庚申山の『夕日が丘富士見台』から海原を眺めた。
富士山も大島も父島もくっきりと見えたよ。これは、いいことありそうだ^^



房総フラワーラインの名は伊達じゃあない。


道沿いの露地栽培の花。見頃は2月前後だけれど。水仙などの花が咲いていた^^

道の駅南房パラダイスを10時過ぎに出発。行き当たりばったり臨機応変なポタリングの始まりです。
フラワーラインを基本として、海岸線沿いの町道や自転車道を、のんびりジロジロと和田へと向かった。


青木繁画伯、海の幸記念碑の建つ高台でジロジロ。

布良の阿良戸の浜を見下ろす高台に建つ記念碑(記念碑の写真はなし)。
明治の洋画家である青木繁の海の幸が、この布良で描かれたのだと説明にあった。
大勢の裸の男達が大きな魚を背負って、浜を行進しているかのような画、中学校の美術の授業で見て印象的だったのを覚えているよ。
ちなみにあの大きな魚はフカですって。


岬に立ち、夜ごと明りが灯る巨大な蝋燭。
眩いばかりに真っ白で、青空へ向かって真っすぐ伸びた灯台を見上げたのは、子供の頃の記憶だろうか。
久しぶりに見上げた灯台は、あの頃より、くすんで見えて、だいぶチビてしまったみたい。


房総最南端の地で野島崎灯台を眺めた。
電信柱が高いと思っていたあの頃と、高層建築物がありふれた今とでは、高さの感じ方が違ってしまったのだろう。それがちょっと寂しくもあったりする。


絶景 朝日と夕陽の見える岬。 未だに、ここから朝日や夕陽を眺める機会を得ない。


『日』と『陽』の使い分けに、作者の意図を想像してみたりした。
岬の先の岩場にあるベンチに座り、いつか絶景を眺めて、その事を、じっくり考えてみたいものであります。


念のため言っときますが、そんな潮溜まりに、アワビや伊勢エビはいませんから!

熱心に潮溜まりをジロジロ覗き込み、ときおり棒でかき回していた御方。
『我独り蟹とたわむる』などと呟いていたが、あれは絶対に高級食材を捕獲しようとしてたに違いないと思う^^


潮の香りを愉しみつつ、海岸沿いを走った。


埼北と比べると体感温度は春の陽気だ。ルンルン気分でペダリングも軽いよ^^

南房千倉大橋では、静かな笑みをたたえた人魚姫が、いつも私を出迎えてくれる。

やあ、1月に会って以来だから、ほんと久しぶりだね。あの時も言ったけれど、俺なら絶対にキミを波の泡なんかにしたりしないから!
えっ? なれなれしくしないでだって? そんなに目クジラを立てるのはお止めよ。せっかく再会出来たのだから・・・
そんなスカした台詞を言葉にしても、歯が浮くことのない丈夫な歯茎が自慢です。でも最近、リンゴを丸かじりすると、ヒヤっとすることがあったりする。


道の駅ローズマリー公園に隣接するシェークスピア・カントリーパークでノット式庭園を見物した。

南房総市丸山地区にある異国情緒たっぷりな場所。
庭園は、アリストテレス哲学と天動説などを表現しているらしいが、拙には難解で、さっぱり判らなかった。でも花が綺麗に咲いていたよ^^


海岸沿いの自転車道路、海を眺めながら、のんびり走るが良し^^


ところどころに砂が溜まっていて、侮れない自転車道。
海に夢中になって、よそ見運転ばかりしていると、ハンドルをとられて険呑だ。
でも、そこさえ気を付ければ、こんなに海の風情を感じながら、のんびり走れる路は貴重じゃないかしら。

つづく

12月6日 翁者カゴガクの朝練

2014-12-06 11:04:20 | 自転車
ここ数日で、めっきり寒くなりました。
今冬初のシューズカバーと冬用グローブを装着して、今朝も元気に朝練・・・と家を出るまでは思っていたのデス。


走り出してすぐにカスタネットと化した我が顎。歯の根が合わないとはこのことか。
どうせならノリノリな8ビートを刻んでくれればテンション上がるのに・・・



押切橋から眺める日の出、元旦のでなくても陽が昇る様を眺めると清々しい気持ちになれたりする。
震えながら写真撮影していると、チームマイナーのエースクライマーが通り掛かった。
なんでもこれから定峰峠へHC錬に行かれるらしい。あんたも好きねェ^^


昨晩、ついにこの辺りにも冬将軍の先遣隊が到着したみたい。田んぼの水溜まりに氷が張っていた。

本日はダニエルさんと周回6周。鼻水ダラダラで呼吸が上手く出来んので困った。
ダニエルさんはニューハンドルとバーテープ省略によりパワーウエイトレシオが跳ね上がったようだ。5周目にチギられてシマッタ。


もう少しだけ走ろうか?それとも引き返そうか?
暖かい飲み物の容器を手のひらで包み、冷え切った指先を温めつつ考える・・・いよいよ冬本番です。


風裏の日なたに座ってティータイム。こういうのも冬ならではの愉しみであります。

これ、ふっかちゃんのからくり時計じゃあなくて渋沢栄一のからくり時計ですから!

朝練後は所用で深谷駅を経由して帰宅。
こういう風景を見ると、あの忌々しい日が近付いていることを、ひしひしと感じる。
若かりし頃に舌打ちをして一日が終わるのを待ちわびた、あの日がジングルベルと共にやってくるのだってね^^


走行距離:87 km(総上昇量:464 m)