漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

秩父往還熊谷通りを辿る 冒険の書2015②

2015-06-23 07:41:14 | 秩父往還 野次馬道中記
秩父往還熊谷通りは寄居で二手に分かれ、一方は矢那瀬・野上・皆野を経て秩父大宮に至る道筋で、これを秩父大道と称した。
もう一方は、寄居の子持瀬で荒川を渡り、折原・風布・釜伏峠を越えて三沢で河越通りに合流し、黒谷から秩父大宮に至る道筋で、峠道と称した。
また、秩父大道には、波久礼の辺りの険呑な断崖を避けて、対岸に渡り金尾を抜ける道筋もあったという。


石原から広瀬を経て、山王宮塚前歩道橋を渡り、大麻生に入る。



R140号とR140号バイパスが分岐する三叉路を越えて、バイパスを秩父方面へ進むこと数十メートル、地蔵堂の手前の小路に入る。

滔々と流れる小さな用水路に沿った小路を暫く進むとR140号に合流。
右手に赤城神社(※境内に「左ちちぶ道」と彫られた庚申塔あり)を眺めたりしながら、国道を西(秩父方面)へと進む。



大麻生小学校から先の旧往還、現国道と離れたり戻ったりしたいるようだが、拙が知っているのは以下の写真の部分。




歩道や農道らしき草地を通り、ゼニス羽田(株)熊谷工場の手前で国道に戻る。

再び国道を秩父方面へ進み、下の写真の所で大里灌漑用水路に沿った道に入る。
※この場所の手前、国道の右側に旧往還があるのだが写真に残すのを忘れてしまった。





右手に、地蔵堂(洞木の日限り地蔵尊)を眺め、道を進むと、秩父鉄道大麻生駅前へと続く道とぶつかり、そこを左折、用水に架かる橋を渡る。
橋の袂には「左よりゐ道」と刻まれた自然石がある。


正面に大麻生駅が見える。そして大塚医院の手前を右折。



道なりに進んで大榮神社の前でR140号に合流、暫く国道を秩父方面へ進む。

押切橋を潜り、丸樋橋の手前から国道を逸れ、右手の瀬山地区へと入っていく。

道なりに数百メートル進むと道が二又に分かれる。

旧往還は、ここを左に進むのだが、現在は民家の敷地になっており迂回することになる。



分岐点には今も献花の絶えない石祠。祠には、少々見え難いが「右ふかや 左よりい」と彫られている。
ここから先は八幡神社の前を通る道を通って秩父鉄道明戸駅へ。
※この祠から明戸駅まで至る農道含む幾つかの道の一つが旧往還のはずだが、未だ言質が取れず残念無念!


明戸駅から秩父方面に向かって線路沿いに進む道が旧往還。

上の写真の矢印の先、三光板金辺りの坂が、オトウ坂(以前は小字名もそうだったと伺った)。
オトウ坂、ウタイ坂(唄い坂)ともオト坂(音坂?)言われていたみたい。
その昔、鉢形城攻めに向かう前田利家が馬上で唄いながら坂を上ったから唄い坂。
追剥ぎが出る寂しい道だったので景気付けに音でも立てないと怖くて歩けなかったから音坂。諸説色々なのであります^^


上の写真はオトウ坂の手前。地元の方に伺ったのだが、黄色の矢印の路が一番古い旧往還なのだとか。
その他、オトウ坂を進駐軍が通り、ガムやチョコレートをもらったとか色々面白い話を教わったりした^^


武川の69号線との交差点まではR140号に沿って進んだ。
交差点手前左手には、知々父紀行を書かれた幸田露伴が、秩父へ向かう途中に宿泊した旅籠の島田屋があったのだが・・・
今は、駐車場後に打ち捨てられたように看板が残っているのみで残念。露伴の宿、泊まって鮎で一杯やってみたかったなあ。




旧往還、交差点に架かる歩道橋手前を右に入り、暫くして再びR140号と合流する。
※途中、石塔群(「西寄居ニり 東熊谷三り 南小川三り舟渡五丁」と彫られた聖徳太子塔など)あり。



ここから先は黒田の交差点でバイパスを交差し、小前田を抜け、再び中小前田の交差点でバイパスを交差するまでR140号を走った。
※途中にも旧往還跡はあるのだけれど、雨に降られそうなので、この日は先を急いだ。
時間があれば小前田の長善寺に立ち寄り、幸田露伴が面白がった鐘楼跡など眺めてみるも一興かと^^


バイパスを越え寄居の中心部へと296号を進む。
右手に一里塚だと伝承のある榎の木を眺め、先の三叉路を左に曲がる。


曲がってすぐ、上の写真の矢印方向の路に入る。これが、樋の下古道と呼ばれる旧往還。

樋の下古道を、大黒屋の裏手辺りで更に左の小路へ入る。

旧往還、昔は黄色の矢印方面で天沼川を渡っていたのかしら。
川向うの藪の中には古道の跡と馬頭観音が経っているので、時間があれば川向うの玉淀駅駐輪場から見物に行くのも一興^^


ようやく寄居宿に到着。

旧往還は、この先の右手にある角屋の看板(うどん屋だったみたい)がある場所で、秩父大道と峠道へ至る子持瀬の渡し方面に分岐する。


いやはやなんとも自転車なのに、あちこち寄り道したり沿道で話を伺ったりしていたので3時間以上かかってしまった。
でも有意義なポタリングが愉しめたな^^
続きは、夏本番な幸田露伴が秩父へ向かった時期にしたいものであります。








秩父往還熊谷通りを辿る 冒険の書2015①

2015-06-22 06:52:31 | 秩父往還 野次馬道中記
秩父往還、秩父札所や秩父三山への参詣道として発達した路であり、秩父絹取引の商人が往来した絹の道でもあったという。
秩父大宮に至る道筋は、熊谷通り・河越通り・我野通り・南北一条道などがあり、これ等を総称して秩父往還と言う。
熊谷通りは、忍藩の公用道でもあり、中山道熊谷宿の北西に位置する石原村を起点とし大宮郷へ至る路で、昔は一泊二日の行程だったのだとか。


今年の夏は、秩父往還を辿るプチ冒険ポタリングでもしてみようか?
この記事は、最近とみに物忘れが増えてきた自分用に記した、かなり不親切な冒険の書なのであります。


熊谷通りの起点から懐古主義者のポタリングは始まったのです。

R17号石原一丁目歩道橋側、日産サティオ埼玉北熊谷店裏手にある三基の道標。

さあ冒険のポタに出発だ^^

写真に記した矢印の方向に進む。植え込みの切れ間を抜ける小路が旧往還なのです。

小路を真っ直ぐJR高崎線に突き当たるまで進む。

第二寄居街道踏切を越えて暫し広瀬方面へ。

そして、写真に記した矢印の方向に入る。

住宅地の中をくねくねと進めば、
※この辺りの小路、厳密には旧往還なのか言質が取れておりませぬ。


正面に赤城神社の鳥居が見える。

新幹線の高架を潜って道路を横断して、神社前を右折。

再び高架を潜って岡部方面へ進むと、左手に不動堂。

不動堂先の三叉路を岡部方面へ数十メートル程進めば、



道の左手に道標を兼ねた橋供養塔「右ふかや道 左よりい道」と馬頭尊「右八まん山道 左ちちぶ道」などの石塔。
矢印の方向が本来の旧道? 自転車抱えて進むには、ちょっと傍目に怪し過ぎるので迂回するべし。




再び高架を潜って高架沿いに進む。
旧道はR140号バイパスとの合流点手前で現国道を横切っていたと聞いた。


車の往来の激しいバイパスを横切って轢かれでもしたら洒落になりませぬ。
熊谷中央眼科前の横断歩道を渡り、矢印の方向へ進んだ。


円福寺の裏手を通り、小島獣医科医院の前から用水路に沿って小路を進む。


ほんの少しの距離だけれど、なんとも素敵な雰囲気の小路なのです^^

本来の旧道は、ところどころ籔になってしまっているが、田の畔道として往年の姿を偲ばせたりしている。

用水路沿いの小路から来し方。
※写真奥の藪は通り抜け無理そうだったので迂回して回り込みました。


そして行く末。

畦道を抜けると、そこは385号線だった。

右手にはJAくまがや山王支店。車の往来に注意して通りを横断して矢印の方向へ。

すぐ田んぼに突き当たるので、そこを左折!

そして、大島建設工業の前を通り過ぎて、すぐ右折!

そして正面に見えるR140号バイパス山王宮塚前歩道橋を渡るのであります。

つづく



夏のキコキコ紀行2

2013-07-28 23:04:25 | 秩父往還 野次馬道中記

老脚に鞭打った翌日は、回復走と称して、奥秩父方面へサイクリング。

R140号と県道を繋いで、負荷を掛けずに漕ぐことにした。

 

むむっ!これは、疫病防ぎの草鞋作りじゃないか! 今日は運がいい^^

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長瀞上区公会堂で大草鞋作りを見学させて頂いた。どうもありがとうございます。

 

県道44号をのんびり走ったものの、思ったより暑くなってきた。  

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大きな木陰がオアシスに思えた。もう日なたに出るのが嫌になっちゃうねえ。

 

 

旧秩父橋を渡って街中を抜けていこう。

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一瞬、俺の心の中の夏の獣が具現化したかと思ってしまったよ。やはり今日は運がいい^^

めんま御一行様に写真を撮らせて頂いた。ありがとうございます。

ゆきあつとぽっぽは何処?じんたんが羨ましいかったわ。

 

秩父旧往還を通って、影森からはR140号を走った。そして大輪で、かき氷休憩。

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昨日開店したばかりみたい。

自家製梅ジャムを、たっぷりかけさせてもらった。自然な酸味で疲れが吹き飛ぶようだ^^

中津芋を売っていたが、リュックを背負ってこなかったので惜しいことをした。

 

この日の最初の目的である大滝の落合に到着。

地図でここから山に向かって上り、両神方面へ伸びる道を見つけて一度行ってみたかったのだ。

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R140号を外れて御岳山登山道入り口を上っていった。果たして両神小森に抜けられるかな?

序盤は、拙の実力では一度停まったら再発進不可能な傾斜が続いていた。全く脚休めにならん!

ひぃこら上っていくと約2キロメートル弱で未舗装路になってシマッタ・・・これは完組23Cで走る路面じゃないわ。

暑いし、脚は売り切れだしで、あっさり目的を放棄であります。いや、大人の判断と思っておこう。

 

ちびくりそうになりながらフルブレーキ状態でR140号に引き返し、三峰口駅まで戻って昼メシ。 

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久しぶりに立ち喰いうどんを喰ったよ。お味の方は、まさに昔ながらの立ち喰いうどんの味だったな。

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東松山からキャンプにやって来たという少年達で賑わっていた。

その楽しげな雰囲気に、おじさんも夏休み気分を味あわせてもらったよ^^

 

そして今回の主目的、猪鼻の甘酒こぼし見学であります^^

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今年の甘酒は出来がいい(実情がどうであろうと、そう言う決まりなのだ)^^ 

縁起の良い甘酒を一杯ふるまって頂いたのであります。

強烈な酸味(発酵し過ぎちゃったのだって)と酒精になりかけな味がオツでしたわ。御馳走さまでした^^

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今年も縁起の良い甘酒をたっぷりかけてもらいました。これで一年病気知らずだ^^

 

帰路は、県道72号(秩父荒川線)の小野原辺りにある、みやま深山の花園に、ちょっと寄り道。 

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キツネノカミソリを見物させて頂いた。夏に咲くこの花が拙はけっこう好きなんだ^^

 

今回最後の目的であるカエデ糖を使った甘味を喰いに西武秩父駅の仲見世通りへ行った。

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SETARIA gelatoで、和メープルシロップのかき氷を喰った。疲れた体に自然な甘みが沁みたんだ^^

今度来たら、メープルのジェラードだな。

メープルシロップは手が届かなかったけど、100%カエデの樹液(珍しいでしょ^^)を買って帰ることにした。

お味の方は、いつか機会あればレポートですな。

 

秩父からは、往路と同じく県道44号で長瀞まで戻りR140号を走った。

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長瀞で、見学させて頂いた大草鞋がR140号沿いに吊るされているのを見物して帰宅。

 

走行距離:129km

 

 

 

 

 

 

 

 


夏のキコキコ紀行

2013-07-21 18:46:49 | 秩父往還 野次馬道中記

7月21日、自転車関係の知人達と三峰山方面を走った。

都合で待ち合わせ時間に出遅れてしまった。

途中で追いついたものの、上手くトレインを組めずに、結局流れ集合的に三峰口駅からグループ走なり。

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秩父を走る際の第一正装は、あの花ジャージなのであります^^

 

大血川沿いに大陽寺への道を辿り、三峰神社へと向かった。

R140号沿いにある「大陽寺入口」の大きな石標の前でパチリ!

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平将門の妻桔梗姫と次女、近習99人が、この谷で自害して果て、川が七日七夜血に染まった。

これより大血川の地名が生まれたという。

そんな悲しい由来の川も、この日は始終、涼しいせせらぎを聴かせてくれた。

既に売り切れた脚で、えっちらおっちら牛車の如くペダルを漕いで、頂上に到着。

見晴も良いし、なんとも涼しくて気持ちいい。頑張ったご褒美であります^^

 

三峰神社の入り口で中津芋の田楽を喰った。

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個人的今回の目的の一つがこれだったのだ。寄らずに下山になったらどうしようかと思ったよ。

しっかりした芋の食感と、なんとも素朴な味が美味い^^ 新芋の時期に再訪してみたいと思った。

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塗り直された社殿が豪華な三峰神社を見物してから下山した。

この後は、道の駅大滝温泉で昼メシを喰って、流れ解散なり。チームAなお二人、お疲れ様でした。

 

個人的今回の目的の二つ目、巣場の双体道祖神を見物。

巣場という地名は、南面で陽当たりが良く、鳥も好んで巣を作るから呼ばれるようになったらしい。

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R140号を大滝発電所から5分程走った場所にある江戸中期造立といわれる双体道祖神。

ひなびた雰囲気の斜面におわす素朴な姿。陽光を浴びてなんとも素敵だった^^

 

道祖神見物の後は、道の駅あらかわで旬のブルーベリーソフトを喰った。大粒の甘酸っぱい実が美味かった^^

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あとは速蔵氏とR140をひたすら漕ぎまくった。途中、末野で子供神輿を眺めたりしながら帰宅。

お疲れさまでした。

 

走行距離:161.4km


猪鼻から落合への旧往還・・・土壇場地蔵

2013-02-04 07:28:41 | 秩父往還 野次馬道中記

猪鼻から白滝沢、杉ノ峠を越えて落合へと抜ける旧往還を、いつか辿ってみたい。

今回は、旧往還の入り口から100メートル程入った土壇場地蔵で挫折であります。

 

 

秩父市街からR140号を山梨県方面へ向かい、三峰口駅を過ぎて暫く走ると、右手に猪鼻観光トイレが見える。

その観光トイレは、駐車場から白滝が見える立派なもので、その裏側に旧往還の登り口があった。

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『秩父甲州往還道 土壇場地蔵を経て上強石へ』の標識が据え付けられており、ガレ場状となった急斜面を上った。

左手に白滝をチラ見(足元が不安定なので歩きながら見るのはハイリスクだな)しつつ、急斜面を歩いて上った。

100メートル弱上ると沢に架かる手造りの木橋があり、おっかなびっくりと渡った。

沢を渡ると頭上の左手岩場に御堂が見える。それが土壇場地蔵だった。

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苔むした岩場とガレ石だらけの山道を10メートル弱も上れば土壇場地蔵に到着であります。

「江戸時代、大滝村は天領であり、この場所は往還沿いの大滝村一番地の入り口だった。そして罪人の処刑場だった。」

御堂の前に土壇場地蔵の由来が書かれた説明書きがありました。

 

ここから先は、益々廃道化しているし、自転車乗りの恰好まして自転車担いでは危険であります。

いずれ機会を見て山爺の恰好で再訪しよっと^^


三峰街道で自転車を担ぐ

2013-01-18 07:18:12 | 秩父往還 野次馬道中記

三十槌に氷柱見物に行った帰り道、大達原から強石まで古の三峰街道を走ってみる・・・

というか行程の大半を自転車を押したり担いだりして探ってみた。

 

文久年間(1860年頃)に建築されたと推定される高札場を左手に見物して、そのまま真っ直ぐ進んだ。

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道は直ぐに未舗装になり杉林の中を下ることになった。

 

 

明治中期以降に造られたとされる手掘りの隧道(長さ四十米五十とあった。)を抜けた。

古道の雰囲気ぷんぷんであります^^

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この隧道が開通するまでは、もっと上の方に道があり、「左 三峯道」と掘られた石の道標があるらしい。

その道標を見てみたいが、行き方も知らんし、第一この自転車乗りの恰好では無理だろうなと諦めた。

帰って写真を見て気付いたが、隧道出口の両脇上に石仏があったようだ。

馬頭尊の文字塔は気付いたのだが、もう一つの方は何だったのか? また見にいかなくては^^

 

 

路沿いに馬頭尊の文字塔が点在していた。

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馬の交通安全を祈ったものだが、路が崖に沿っており馬の遭難現場に慰霊目的で建てられたものもあるらしい。

隧道口にある嘉永三年(1850)のものから明治、大正に建てられた計4基があると説明にあった。

 

馬鹿頭尊として祀られないように細心の注意を払って、細道を下った。

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路は一旦、光小学校付近で舗装路と交差した。

 

少しだけ坂を上ったところに見える「光岩の稲荷神社」の先のガードレールの切れ目を下るのが三峰街道のようだ。

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この稲荷神社はいつ頃祀られたのかは不明だが、往還を通る人が化かされたとか昔話が伝わっているんだって^^

 

 

落ち葉の積もった小路をひたすら下った。

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落ち葉の下に隠れた岩や枯れ枝が至る所にあって、もはや自転車に乗って下るのを諦めた。

SPD-SLのクリートはカバーを装着していても歩き難いし、なによりシューズカバーがボロボロ・・・トホホ。

 

路が二つに分岐していて、真っ直ぐ進めば「山道」と表示されていた。

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さすがに自転車を担いで山道を行く気は起りませんでしたわ。素直にR140号に下りました。

この日はここまでにしておきませう。

 

 


夢を諦めるな

2012-12-11 07:06:31 | 秩父往還 野次馬道中記

長瀞近くに旧秩父往還だと思われる板を渡しただけの橋がある。

往年の面影を偲ばせるかどうかは分からない。

だが、気に入っている場所なので、わざわざ自転車を担いで通ってみたりすることもしばしば。

 

これでやっと6人だ。先は、まだまだ長く険しい。

でも俺は決して諦めたりはしない。だって、それが俺の描いた夢だから。

 

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いつの日か、自転車を通じて知り合った全ての人達に、この木橋を自転車担いで渡ってもらう。

そんでもって、おっかなびっくり渡る勇姿を撮らせてもらうのだ^^

なんて傍迷惑な俺様の夢、というか野望。

 

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たかが短くて水量もない川に架かる橋と侮るなかれ。油断すると、上の写真みたいになってしまうのであります。

 

さて・・・次の標的に秩父往還へご一緒願う方は・・・内緒^^

 

注)半分冗談デス


あんな花こんな華ジロジロポタ 本編1

2012-07-25 06:30:36 | 秩父往還 野次馬道中記

ここのところ暑くなったり寒くなったり気温の変化が激しい。

先の休みに猛暑といっても過言ではない暑さの中をフラフラと徘徊したので早くも夏バテ気味となってしまった。

夏バテの疲労回復に効くものといえば古来より甘酒と決まっているのであります。

7月の第四日曜日に秩父の猪鼻という土地で「甘酒こぼし」という祭りが行われると聞き及び見学に行くことにした。

どうせなら季節のあの花や、この華を見学しながらポタリングの真骨頂を味わおう。

チームVリーダーと出掛ける夏の秩父方面ジロジロポタなのであります。

 

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参道に石臼が敷き詰められた長在家の稲荷神社の豆腐祭りは今も行われているのだろうか?

そんなことを考えながら待合わせ場所の道の駅はなぞのへ。

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野上で宮沢賢治の句碑や六道辻の六地蔵菩薩などを見学したり、

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女郎花の寺の真性寺で女郎花や男郎花(花が咲いてなかったのが残念なり)を観賞しつつ走った。

 

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秩父市街で「あの花プレミアム振興券」を購った^^

この券は1000枚限定でシリアルナンバーが付いている(使うのが勿体ない気がしてくる)のだ。

しかも1枚が1100円で、なんと1000円分の買い物が出来るという優れ物?なのであります。

拙が購った券のナンバーは945でありました(めんまの誕生日の918は発売当日に売れてしまっていたのだ)。

 

 

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続いて向ったのは、古代蓮の花が咲く久昌寺。

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蓮の花が咲く瞬間は本当にパクッ!!って音がするのかしら? 拙はまだ、その瞬間に出会ったことがない。

 

昼飯は和味で蕎麦を手繰った。そんでもってデザートは蕎麦の実入りのアイス。

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ヤマユリの群生の下を走るリーダー。妙な手つきなのはお互い様であります^^

 

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昼飯の後は、小路を走ったりしながら、

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今回のメインイベントである甘酒こぼしの会場にやって来たのであります^^

 

tomochanを探せ! 下の写真のどこかにtomochanがいるのであります^^ さぁ、探してみよう!

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観に来た甲斐がありました。理由はよく説明出来ないけれどスカっとしましたわ^^

※tomochanを探せ!の答えは「甘酒こぼし編」に掲載致します。

 

つづく

 

 


両神山ヒルムクライム 番外編

2012-05-22 06:27:53 | 秩父往還 野次馬道中記

両神山へ上った後は、ちょこっとだけ旧秩父往還探索を行う為に贄川へ向かった。

 

贄川に着(13:07/88.9km)。ここは秩父甲州往還の宿で賑わった土地であったらしい。

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享保十三年の庚申塔二基と宝暦七年の御堂鐘地蔵尊。庚申塔は風化が著しいが三猿がかろうじて識別出来た。

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宿内を少し見学して国道140号へ出た。

 

国道を横切り荒川へ下りて、荒川の渡し跡へ行くのであります。

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数十メートルだが上り返すのが嫌になるコンクリート舗装の激坂。これが八幡坂と呼ばれた坂だと思う。

路傍の石仏が旧道らしさを感じさせる。

あの対岸が以前ZERO様と行った白久側の荒川の渡し跡であります。

さて、いつこの瀬を対岸から渡河しに再訪しますかな^^

 

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せっかくここまで来たのだし白久駅へ(13:35/91.9km)。

巡礼入場券を、また購ったのであります。なんたって白久のは拙の御贔屓キャラの図柄ですから^^

 

この後は旧道と140号を通って聖地巡礼などしつつ17時に帰宅。天候に恵まれた一日でした。

 

走行距離:153.6km

 

 


あの花この花 花から花へルンルンポタ 2/2

2012-04-17 04:19:27 | 秩父往還 野次馬道中記

 

清雲寺。毎年この時期は賑わうなあ。

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この日見た枝垂れ桜の中ではここが一番綺麗に残っていた。紅枝垂れの方はまさに満開状態なり^^

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チームAエースは桜を撮っていたのですよね? 桜以外にも美しい花が咲いていたようなので^^

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隣の若御子神社は例大祭。神楽が奉納されるのですが、なかなか始まらないのだ。

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暫くの間はモデル撮影や風景撮りなどしてたのだけど辛抱たまらずに撤収であります。

自転車を停めた場所に戻る途中で笛と太鼓の音が背後から聴こえて来たのだ。やで口惜しや!!

 

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昼飯は孫悟空。豚肉細切りうま煮丼(豚肉・セロリ・ピーマンの炒め物といった感じ)と餃子を注文。

あっさり系の味に好感が持てた^^ 部屋も個室で円卓囲んで、なかなか楽しかったのであります。

 

さて次の花見に参りました。

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羊山公園で芝桜見物。まだ時期がちょっと早いのですが混んでましたわ^^

ここでリーダーおふたりのデジカメはバッテリー残量が残り少なくなったようだ。撮り過ぎですよ^^

続いては瑞岩寺にミツバツツジを見に行ったのであります。

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麓に自転車を停めて、こんなところを上っていくのであります。

hayazou様は妙に風景に馴染んでますな^^

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やがて淡い紫色というか桃色というかミツバツツジの群生が広がるのです。

こちらもちょっと来るのが遅かったか。近寄って見れば、花びらの色がくすみ始めてるのが混じっていた。

でも、それを差し引いても十分愉しめました^^

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SPD-SL、しかもクリートカバーなし。来週に迫ったツール・ド・草津の鍛錬になったでせうか。

頂上からは辺り一面が見渡せて気持ち良いのだ。

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頂上で記念撮影の後は、おっかなびっくり下山であります。

 

140号線の寄居方面は、秩父の街中からずっと車が繋がっていて早くもGWのようでした。

 

 

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長瀞の桜並木は満開であります^^  でも車が多くてのんびり眺めることが出来ないのが残念なり。

 

渋滞を避けて野上からは秩父往還旧道に逃げ込む。こういう時に自転車って便利^^ 

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ヤマブキも咲き始めてました。

眼下に渋滞の車の列を眺めニヤニヤする自転車乗り達なのであります^^ 

この後は鉢形で流れ解散。皆様御一緒して頂いてありがとうございました。

 

走行距離:113.5km

 

 

 

 

 

 


あの花この花 花から花へルンルンポタ 1/2

2012-04-16 06:51:36 | 秩父往還 野次馬道中記

第7回AKV総選挙(花から花へ蝶のように舞いMのように漕ぐ)の記録

 

土曜日に雨で流れたポタリングを日曜日に振り替えて実行した。

はる様・tomochan様・hayazou様と道の駅はなぞので待合わせし、秩父方面へ向けて出発であります。

ZERO様は後から合流予定で3時間後に道の駅を出発することになるはず。

 

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秩父往還旧道を通り、野上の庚申塚や寛保洪水位磨崖標など観賞しつつ長瀞へ向かった。

 

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法善寺の枝垂れ桜も満開。少し盛りを過ぎてしまったようであります。

今年は咲き始めてからはあっという間だったなあ。

 

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吉田家住宅やオシャングリ様を観賞しつつ大野原へ。

オシャングリ様を一目見て「小さいなあ・・・」と仰るチームVリーダー。

えっ?!! 拙は初めて見たとき「デカ過ぎ・・・」と思いチームAエースは「負けた・・・」とため息をついたのだが^^

このモノサシの違いは一体なんなのか。いずれ機会をみて分析してみたいと思う。

 

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大野原から旧道に入り、松本パンの「あんバターコッペパン」で燃料補給した。

本町知々夫ブランド館の前に「あの花」の痛車が停めてあったので記念撮影であります^^

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丁度イベントやっててクリアファイルとポスターをもらったのだ。ラッキー^^

 

 

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金仙寺の枝垂れエドヒガンも散り始めていた。今年はタイミングが難しいなあ。

 

僕等 ふらふら 舞い上がり落ちて 揺れる 重いからだで 登坂した♪

君と 春に 上りし あの坂は 今も見えているよ 僕等舞い散る?

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浦山からは巡礼古道を行く。何度上ってもこの短い坂がきつい。

上って直ぐ、芭蕉の句碑の前でちょっと息を整える。 草臥れて言い訳パチリ桜花

 

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長泉院の枝垂れ桜も散り始めていた。

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なんと!ここでZERO様が合流。拙等より3時間後に出発したのに。この漢は速過ぎ! そして俺ら遅すぎ^^

境内の桜は今が盛りでありました。

カメラマンの血が騒ぐのか。チームAリーダーは、春の花の撮影に集中であります^^

さあ、次は清雲寺だ。

 

つづく


4月1日の巡礼ポタ 復路編

2012-04-05 06:38:57 | 秩父往還 野次馬道中記

昼飯は武州日野駅近くをR140号からちょっと奥に入ったところにある「そば処 和味」で。

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静かな山間の日当りの良い場所にあって街中より落ち着ける店なのであります。

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野菜天婦羅付きの蕎麦。自家製蕎麦を挽いて打った麺だと本で読んだことがあったっけ。

蕎麦も自家製野菜の天婦羅も美味かった^^

 

この近辺は、ニリンソウ群生地や、「明ヶ指たまご水」と書かれた道標があったりして気になる土地でした。

桜の盛りにはニリンソウも見れるかな。その時期に再訪したいと思いました。

 

 

まだ咲いていないとは判っているけど、桜の開花状況を確認する桜巡礼をしながら戻るのであります。

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清雲寺の枝垂れ桜。蕾の状態はこんな感じ。

4月15日は隣の若御子神社の例大祭で太々神楽が奉納されるらしい。その頃には咲いたらいいなあ。

 

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長泉院の桜も清雲寺のと同じ状態。

金仙院のエドヒガン枝垂れ桜はどうかなとも思ったが、きっと変わらないだろうと考え立ち寄らずに帰った。

 

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長瀞の桜並木もまだ咲き始めていない。やはり今年はどこも遅れ気味でありますね。

 

野上で寄ってみたい場所があったので行ってみた。青石採掘遺跡であります。

青石とは三波川結晶片岩帯に分布する緑泥石片岩で、板状に剥離する性質を持っている。

埼玉県内に約二万七千基残る鎌倉時代の石塔婆(武蔵型板碑)は、この青石を加工してあるのです。

青面金剛像の石材とは直接関係ないが、これは是非行ってみなければと思っていた。

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貧脚&根性なしな拙には泣きそうになる坂を上っていくと、やがて舗装が途切れます。 

ここから先は、いくら泥ディーでも自転車では無理であります!!

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自転車を停めて歩きだしてはみたものの・・・ あと500メートルかあ。

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ガレ石は多いは落葉で窪みは判らんはで捻挫しそうでありました。100メートルも行かずに挫折であります。

下りの眺めは爽快でありましたよ^^

 

あとは土産を見つくろって帰るだけ。折原ネギを自分用に買ったあとは、いつもの店へ。

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家族に受けのいい饅頭の「ちゃがま」や、生ところ天が魅力の「大黒屋」で土産購入であります。

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生ところ天は売り切れだった。残念なり。

 

行きは「あの花」 帰りは「桜」 開花前でしたがなかなか楽しい巡礼ポタになりました。

 

走行距離:122.1km

 


4月1日の巡礼ポタ 往路編

2012-04-03 06:50:07 | 秩父往還 野次馬道中記

前日はポタの途中で春の嵐に見舞われて散々な目にあってしまった。

しかし収穫もあった。

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雨宿りした秩父鉄道の玉淀駅で「あの花」に関連したフリーハイキングなるイベントがあることを知ったのだ。

なんでも期間限定で参加入場券があり、「あの花」のキャラクターが描かれているらしいのだ。

完歩記念バッジを手に入れるにはイベントの名の通り、徒歩で指定のルートを歩かなければならない。

でも参加入場券だけなら自転車で行っても購入出来るのではないのか? 一枚160円だし面白そうだ。

思い立ったが吉日。修理が完了した小雪と、秩父鉄道巡礼ポタに行って来たのであります。

 

手負いの獣は二度と同じ罠に掛からない・・・・・・今度は、ちゃんと天気予報を調べてから出発^^

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本日は晴天なり^^ 

昨日ノ超雨 軽塵ヲ潤シ 気持チ清々 柳色新タナリ ・・・ 思わず漢詩モドキも出る程の気持ち良さ。

波久礼から金尾を抜けて、長瀞の法善寺に寄り道。枝垂れ桜の状態を確認する。開花はあと10日位かしら。

 

 

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最初は皆野駅(10:20/34.0km) 

「自転車の人は駄目だよ」 とか断られたらどうしよう。ドキドキしながら窓口に向かったのであります。

「あのぉ~。あの花の絵が描かれた入場券を売ってもらうこと出来ますかねえ・・・」 卑屈感たっぷり^^

結果は、本日一枚め。めんま(本間 芽衣子)ゲットであります^^

 

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お次は和銅黒谷駅(10:37/36.8km)  駅名を記した看板が素敵。

この駅はどうかな。今度もドキドキしながら窓口へ。「あの花が描かれた入場券買えます?」

そして、じんたん(宿海 仁太)の入場券ゲット!

 

どうやら「巡礼の入場券」と言えば良いようであります。味をしめました。こうなったら、どんどん行っちゃうよ^^

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大野原駅(10:50/記録忘れ) 

もう慣れたものであります。「巡礼入場券下さい!」  つるこ(鶴見 知利子)ゲット^^

 

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秩父駅(11:04/43.5km) 春休みと重なっているせいか、いつも以上に活気があります。

この駅の入場券も「めんま」だけど皆野駅のとはデザインが違うのであります^^

 

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影森駅(11:25/記録忘れ) こちらは入口から地下道を通ってホームに上ったところに売場がありました。

ゆきあつ(松雪 集)の入場券ゲット!

 

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浦山口駅(11:38/49.0km) 短い距離だけど駅までの上り坂がキツいのであります。

ぽっぽ(久川 鉄道)の入場券ゲット!

 

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そして最後は白久駅(12:00/55.9km) 

一瞬無人駅かと思ってしまいますが、声を掛ければ駅員さんが出て来てくれます。

あなる(安城 鳴子)ゲット^^ 

 

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あの花入場券、コンプリートであります!! 

これってサイクルトレインと併せて対象駅を増やし、自転車乗り相手でやっても結構収入得ること出来るかも。

きっと拙みたいなもの好きは結構いると思うんだけどなあ^^

 

つづく


いい坂夢気分 第5話 秩父甲州往還を荒川の渡しへ ④

2012-02-24 06:53:43 | 秩父往還 野次馬道中記

【栃の木坂を下って栃の木の渡しへ】

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「栃の木坂」と呼ばれる砂利道の急坂を下っていくのであります。

坂の途中に「おしげ地蔵」と呼ばれる石仏があると文献にあったのだが、これがそうかしら。

「馬頭観音」もあるらしいからどっちでせう。それとも全く違うのか。風化が進んでいて判らないなあ。

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※おしげ地蔵:乳飲み子を連れたおしげという女性が当地へ来て泊まったが、夜にいなくなってしまった。

翌日、その親子が荒川に沈んでいる(何故?)のが発見され、坂の下り口にある栃の木の傍に埋めた。

その後、夜になるとそこから赤子の泣き声が聴こえるようになったので、石地蔵を建て供養したんですって。

今では夜泣きを直す神様として信仰されてるとありました。

 

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今回の目的地である「栃の木の渡し」に到着であります!(12:38/44.8km)。対岸に旧道らしき上り口が見える。

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渡っっちゃうかあ^^。でも濡れたら霜やけ確実な冷たさです。

暖かくなったら再度訪れて自転車漕いでor担いで荒川を渡ってやるのだ!と、この時は心に誓ったのであります。

その時は当然、道連れを大勢連れてくるのだ^^。

 

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ちょこっと歩いただけでクリートに泥と雪が凍りついてペダルに入らなくなってしまったのデス。

さすがのエースも引き足を使えなくなり、自転車を押して栃の木坂を上り返したのでした。

これでこの日の往還探索は終了であります。次回は贄川かあ^^

「 にゃんとも酔狂なことだにゃあ」とにゃんこの眼差しが語っておりました。

 

【昼飯は入船】

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秩父市街まで戻って、散々迷った末に落ち着いた雰囲気を醸す入船で蕎麦と洒落込みました。

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身体が冷え切っていたので熱々の天婦羅蕎麦を啜り込みました。

海老好きにはなんとも嬉しい二本付きであります!

一本は早々に食べて、もう一本は時々つついたりしながら蕎麦を手繰り、汁を啜って堪能しました^^

 

【パワースポット?】

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前回一人で来た時は気付かなかったんですが、石塔が川沿いに延々と積み上げられていたのであります。

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どこまで続いているのか自転車を置いて歩いてみました。 氷柱もありましたよ。

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ずっと先まで続いているようですが、残してきた小雪(拙の愛車)も気になるので戻る事にしませう。

でも、これだけのものを誰がなんの目的で作ったのだろうか?不思議ですわ^^

 

【いい坂夢気分ラストシーン】

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本日最後の激坂を上ってパワースポットから立ち去るのであります。

 

近場でも判らないこと色々ありますねえ。

 

総走行距離:120.6km

ZERO様へ お付き合い有難う^^


いい坂夢気分 第5話 秩父甲州往還を荒川の渡しへ ③

2012-02-23 07:10:09 | 秩父往還 野次馬道中記

 

【道の駅あらかわから白久へ】

三峰方面へ向かって荒川の左岸側を通る旧道を色々見学しながら走っていくのであります。

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進行方向左手にある「延命地蔵」と呼ばれる地蔵尊(11:32/40.2km)。

台座に「右浄光寺道 左大宮道」とある。チョークが塗られていたので、どなたかが調査していったのですね。

 

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将門橋を渡って、ちょっと行った右側の杉林にある「乳母神様」と呼ばれる石宮(11:41/40.9km)。

「風邪婆」、「ババア神様」とか「オバッコ」の別名もあるらしい。乳母神様は畠山重忠の乳母だったらしいですよ。

※大滝村の太陽寺で生まれた重忠は大蛇の化身の娘の子として大血川に流された。

それを乳母が助けて大里の畠山に送り届けた。その帰り道に乳母はここで行き倒れて亡くなった。

これを、もっと脚が達者だったら太陽寺に戻れたものをと村人が哀れんで足の神様として祀ったんですって。

拙は『エースに負けない剛脚にしてくだされ』とお願いしたかどうかは秘密であります^^

地元では風邪を治してくれる神様として今も信仰されていると聞いた。

 

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谷津川に架かる高橋を渡ってすぐに左折して秩父鉄道の踏み切を渡る(11:51/42.3km)。

 

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昔、ここらにスケート場があって子供の頃に滑りに来たものだと懐かしそうにエースが語ってくれました^^

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左上のこれがスケートリンクのなれの果てなのか?・・・いいえ、これは只の凍結した路面であります。

正解は右上の警備員さんの奥の草むらだったようですな。

 

 

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所々にある薬師堂を覗いていくのであります。

こういったお堂は昔、宿に困った旅人の夜露をしのぐ場としても利用されたみたいですね。

 

 

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双見沢を渡って右手に秩父線の線路を潜って坂を下る(12:10/43.6km)。

すぐに秩父往還道の分岐「右往還道 左大日向道」と書かれた木製の道標と石標がある。

石標には「東国高野 大日向道入口」と刻まれているらしい。大日向道は太陽寺への道のことですって。

道標のとおりに右に真っすぐ下っていくのであります。

 

 

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六所橋手前にある六所大神の祠。縄文時代に祭祀に使用された石棒が保管されていると説明にあり興味深々なり。

祠を覗いてみたが、それらしき一物はありませなんだ。どこにいったんでせうね、八本の石棒は^^

 

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「三峯山道(ニ至ル)」等と記された道標のある突き当りを右に下っていくのであります(12:24/43.9km)。

もうすぐ栃の木坂です。

 

つづく