漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

赤観音と石臼稲荷

2011-06-13 06:25:43 | 近場のポタリング

通り慣れた街道も、そこから一歩入ると何があるのか案外知らないものだ。

近場であっても、そんな場所を小回りの利く自転車などでプラプラすると発見があったりするものです。

まだまだ知らないものを見つけることが出来ることが単純に嬉しいお年頃なのであります。

さあ、自転車に乗ってプチ冒険の旅に出掛けよう! なんちゃって。

  

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新旧140号の間を古道を探してぷらぷらと走っていた時のこと。

個人宅の生け垣の隅になにやら道標のようなものが目に留ったので、引き返して観察した。

「赤観音入口」と刻まれた昭和二年製の標でありました。

方向的には道の駅かわもと辺りのようであり、あんな所に観音様がおわしたかな?行ってみませう。

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確かに「龍化身 安産仏の赤観音」とかるた標示のあるお堂があり、赤観音という額が掛けられておりました。

近所の御老人に、昔は毎月十五日に縁日があって子供心にそれは楽しかったものだと伺った。

今は廃れてしまっているようであり、お堂の中も覗けないのですが、真っ赤な観音様がおわすのかしらね。

龍の化身というのも、なにやら民話伝承のようなものありそうだが尋ねる機会がなかったのです。

帰宅後、ネットで調べようと試みたが、該当するものがありませんでした。またフィールドワークに行かねば。

  

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元の道に戻って直ぐに「石臼稲荷神社」がありました。

参道に石臼が敷かれており、約三百五十個程であるとの説明板があった。

約?程?・・・曖昧な表現でありますね。今度暇な時にまた来て、正確な数を数えてやりましょうね。

春祭りは「豆腐まつり」と呼ばれているらしい。

この臼を掘り起こして豆を擦って作った豆腐を互いにぶつけ合って奉納する激しい伝統行事なのだろうか?

神社なだけに阿鼻叫喚ということは無いだろうが、

奇声をあげて豆腐を投げ、豆腐まみれで日頃のストレスを発散する人の群れを妄想してしまった。

それとも稲荷神社なので、願いが叶ったあかつきには、この豆腐を油で揚げて進ぜますとかの、おごそかな行事かしら。

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境内には子狐をあやす温和なお顔の狛狐と芭蕉の句碑(1861年)がありました。

「春の夜や 篭り人ゆかし堂の隅」

旅の途中で春の夜にお堂の隅でぼっとしてたら、引きこもっていた頃が懐かしくなっちゃった・・・

そんな訳ありませんね、知識不足であります。

  

梅雨の境内 藪蚊に追われ 退散をする 乗士かな   銀乗