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杭州という街

2006-12-02 12:09:27 | 旅行記

浙江省の省都、歴史的には南宋の都臨安、町の中に有名な西湖という湖があります。中国でいろんな街を知っている訳ではありませんが、私の一番好きな街です。

西湖は街中にありながら三方を山に囲まれてここが街の中心地のすぐ脇かと疑いたくなるような所、街の人たちにとっても生活そのもののようです。

実によく整備されていて気持ちのいい散策が楽しめます。一周すると15km近くあり、周辺の山には中国の銘茶、西湖龍井茶の産地でもあります。バス路線の範囲ですから一路線空調車で2元。しかし、ごたぶんに漏れずここ杭州も先日のNHKBSの”世界の街角”でも紹介されていました古い町並みは、再開発で次々と消えていっています。昔はもっとも賑やかだった�委古街も再開発で観光客相手の土産物通りになっています、少し入って止めました。

中国には長い歴史を物語る多くの物があったでしょうが、やはり共産革命の帰結か、その苦難の為か、保存というより生活が優先された時を感じます。それも歴史なのですが、今はその事を消してしまおうとするかのように、すさまじい開発ラッシュ。それを可能にしているのも社会主義ゆえ(土地、建物すべて国家のもの、そこには私権は極端に制限されています)。とはいってもそこの自然は古のときより普遍、そして今はそれ故に計画的に整備された西湖が見られます。変なノスタルジーはよそ者の贅沢でしょう。

さてここ杭州は2度目、前回のホテルは延安路の北の端武林広場に面した三ッ星杭州大酒店(標準間298元)、今回は平海路と延安路近くの二ッ星杭州金城大廈(270元)いずれも二泊しました。例によってインターネットで一方的に申し込んでいましたが、通じていない様子、でも申し込んでいるのが判ったからなのか、空いているからなのか、問題なくチェックインできました。列車も遅れて、着いたのが9時ごろですのでほっとしましたが。タクシーの運転手さんは”もっといいホテルあるのに・・・”(私はもっと安いホテルがいいのに・・・)。やはり少しでも土地勘があると変な安心感はあります。

今回はすぐにレンタル自転車(保証金30元5元/hrで清算)を借りて西湖をのんびりと。銭王伺の隣にある博物館、街を見下ろす城皇閣(30元)、蘇提・白提(自転車禁止と出ていましたが、途中から乗ってしまいました)、西湖ほとりの楼外楼で昼食。

中国では一人だとホントに食べ難いです、単位が3・4人分になっているので。ましてや何を頼んだのやら!結局一人用の東坡肉?(一切れで9.8元!)ビール(10元、倍だなー)含んで45.8元(日本での金銭感覚では5,000円?たかいなー)、お腹は中途半端、でもこんな感じが妙に嬉しい? 

ついでに浙江大学の前をチェックして6時間近くのブラブラでした。翌日の上海行き列車のチケット購入で杭州駅へ、N504明天9:00到上海、硬座1个人、33元(500円!200km2時間の旅!中国は列車のたびに限ります、日本での特急ですよ!)。

2等といっても全て座席指定です、中国の人たちの中にまぎれての旅、よかったなー。向かいの若い男性は少し気難しそう、隣のおばさんはグループで、盛んにみんなと何かを食べていました。まだ今は、この2等のチケットは需要が多いのか長距離になると、前日ではまず手に入らないようです(2等をダフ屋に頼むには物好きすぎます)。杭州・上海は本数も多いのか?すんなり買えましたが。

前回来た時は、小雨降る西湖でしたが、西湖には小雨が似合うようです。その時の楼外楼の隣の西冷印社での一人でのお茶は、偶然の一人旅のご褒美でした。

ここにはこれからも来て、その都度ゆっくりと味わいたい街です。次は上海の町について。

Nec_0082 雨に煙る白提。

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西冷印社の茶館と西湖。雨の日は人も少ないようです。

 

Nec_0057

 

2回目のホテル、朝食時そこで働いてる人も一緒に食事?お客の食事でなく自分たち用に作っていました!そんなとこが好き!

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周りを気にすることなく、先生は好きでやってるような。見てる人もゆったり、ある意味中国のほうが豊かなのかも?

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こうしてお年よりはゆっくりおしゃべりをして、ただの公園です。日本ならそろそろお金を徴収しそうですが・・・。

コメント
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