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20日北京第1日:清東陵(順治帝、康熙帝)を訪ねる。

2009-10-09 18:06:30 | 旅行記

今日は北京に入っての初日ですが、日曜日ですので故宮を避けて、清の陵墓4代を訪ねる続きとして東陵を訪ねます。

昨日遅かったにもかかわらず6時起床、同室の人の迷惑にならないように・・・(朝のやることはしっかりと済ませ)、しかし年配の人からは行ってらっしゃいをかけられて。時間が押してるのでタクシー捕まえて四恵長途汽車站(バスセンター)へ、まだ空いているので20分ほどで到着25元、でもなんだか様子が違います。地方のバスセンターは完璧すぎるほどですが、ここはまたどうなってるのやら。

「清問!」行き先を見せては、指差されます。

この柵の外側が道路ですから道路からは見えにくいのです。どん詰まりのこの状態、3度も往復しました(それもある意味楽しまないとやってられませんが?)。

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この先からここを歩いたとしても・・・、前まで来ないと解りませんね。マ!着きましたが。時間は6:50。

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チケット購入、行先は石門 7:25 38元 です(570円で3時間近く乗れます!)。待ってる間に面包(パン)4元買って、かい水(お湯)は?と聞くとそこの用務員の人の魔法瓶から分けてくれました(旅行中は日本からのティパックでお茶を作って、本場中国では少なくなり、ほとんどがミネラルです)。

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バスは中型、逆走ですので北京からはスムースに離れ、途中2・3人拾って(何か申し合わせがあるのかな~)、高速を薊県で降り,街に入り2・3人乗り降りします。街を抜けたあたりで車、止まりました、運転手さんが乗客に何か言っています(私、解りません!)、車がユーターン始めました(乗客を拾い忘れたか・・・?)少し戻った街の入り口ロータリーに着くと、また運転手さん何かおっしゃっています。アレ?乗客が皆降り始めました、隣のおじさん(行き先同じようですが)が降りるように促すので私も・・・。そこに止まっていたバスの乗客がこちらに来ます、トランクの荷物渡されて向かいのバスにみんなと行きます、そう、ここでバスのトリカエッコデス!!(オット、私の大切なモンベルのボトル慌てていたので忘れ物、持ってきてくれます、謝謝!)。バスは何事もなかったかのよう出発(文句言う人なんていません、私は好きです。サイクルが合うのかな~)。

予定どうり?10:30ごろ東陵の入り口 石門 に到着、乗客は10人くらい降りたんでは?バス停も何もない状態ですが、すぐに待ち構えていたタクシー、三輪バイク、バイク、リンタクの運転手さん達が押し寄せてきます(私だけでも5・6人です!)。決めているかのごとく三輪バイクの方へ進んでいると「5元」という声(調べると10元ほどとのっていました)。振り向くとなんとなく・・・(これが曲者!!)。バイクかと思いきやタクシーです、こうなると断われません。門票売り場まで5キロほど、150元で全部案内する(チケットには8箇所回れるようです。5人の皇帝、かの西太后の墓とあります)と、言いますが興味あるのは2箇所です。お墓のはしごしてもしょうがないし、タクシーまたしてではゆっくり見れないので・・・。

チケット売り場に着きました、なんと120元!!2箇所でもかよーと思っていると、一緒に付いて来ている運転手(名前は確か鄭さんだっけ?)何か言ってくれています。オット!、老人割引半額とあります。早速「私62歳!」「証明書見せろ」「はい、外人だからパスポートね」「宜しい60元!」。つい嬉しくなったのと、実際とても歩いて見学できる距離ではないので(ここから最初のところで8キロ程、往復すると一日?)、2箇所100元で案内と。

入るとまずお目にかかります石牌坊 、孝陵(順治帝)の入り口ここから7キロ近くの御道です(歩かなくてよかったよう?)。大紅門、大碑楼と見えますがこれは前の前!

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道は途中3箇所ほど湾曲して、湾曲も規模が大きく・・・。入り口方角ですが、真正面に小山(人工ではない様)が、これも風水なのか~。

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そして、お墓はぜんぜん見えません。やはり正面には大きな山、ここを歩こうとしていたとは、ハハハです。世界遺産です、それなりに整備されています。人のいないのがいいですね!!運転手さん車の中、貸切ですからきがねいりません。

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白大理石!表情も!後ろからもいい姿でした。

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さらに進むと・・・、ここで運転手さんの順序?御道の途中から、おいおいどこに行くんだよといった感じで進むと、ここに入ってきました、康熙帝の陵墓の方です。写真は入り口方向ですが橋の向こうで途切れているよう?何せ全体像が掴めません!!案内パンフレットもなければ案内図や道標も見かけませんでしたが(門票の裏に略図はありました)。オリンピックの時にかなり紹介されたよう・・・、ようやく文化遺産として手が付けられてきたと言った所でしょうか、オリンピック用に少し急いだのかも。それ以前はどんなだったのか、マ!あるがまま!大きく想像を膨らませて!

グーグルの航空写真で確認すると実際ここから残されているようで、ここで大きく御道は湾曲して入り口に至ります。消えた御道がどうだったのか?なにせ清の陵墓は基本的?に先代より規模は大きくはなされないといいます。よって康熙帝は在位も一番、名君の誉れ高かったのですが、順治帝の隣にあるといった感じです。個々の物はそれなりの物のよう、これからいろいろと整備していくところでしょう。

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像は皆白大理石?のよう。

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いよいよ康熙帝の陵墓です。順番に追っていってください、基本は位置は同じです。

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亀?から上と亀の二つの部材から出来ていますが、当時の技術では・・・、さすが中国の皇帝です。原石の産地が気になります。

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えらく閑散としています。

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係りの人も暇そうでした。

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世界遺産の割りに・・・、日本的に現代的な手は出来るだけ加えないのか・・・。

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門をくぐると隆恩殿です。いい雰囲気です。それにしても人がいないな~。

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この補修?の仕方は理解できませんが・・・、気にするほうがよくない?

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それなりの規模と建物です。

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いよいよ陵墓。

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アジャ!鍵が掛かっています。康熙帝のお墓にお参りしたかったのにナー。

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さて車を返してもとの順治帝の御道へ。こちらがメインかな!!

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こちらも人は少ない、いないも同然です。イイ!私好みです。いいな~独り占め?

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一段と立派です。

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立派な陵墓なのに・・・。

あれー、係りの人にわざわざ訊いてみても、入れてくれませんでした。チケット売り場で知らせるべきでは!訊かなかったので、言わなかったのかな~。だから老人割引?それはないでしょう。それにしても補修中のようでもないし・・・、まだ見せれる状態でない?イヤー肝心かなめのお二人をお参りできないのは残念!!しかしそこは私流、この雰囲気こそ最高!!下手に覗くより・・・。そう二人はここに眠っているのです300年ほど前から(順治帝の死については少し謎があるかもしれませんが、それはそれ!)、歴代の皇帝、顕官がお参りに来たことでしょう。その時は多くのセイ旗、戟剣の中を・・・。充分充分!!

でも私には最初のヌルハチが規模、構え、位置、そして混雑度から言って一番の印象です。

まだ12時、帰るにしてはあまりに勿体無い!そこで運転手の鄭さんにもう2箇所ばかり見ようかと言うと、待ってましたとばかり、はい!追加料金30元でいいよ(イヤー、相手がやはり上手!!)。しょうがないな、ハイ30元。あれもうお金残り少ないな~、帰りのバスは38元だから・・・。

ところで帰りも気になるので石門でのバスは何時があるかと訊くと、「だめ!あすこからは乗れないよ!」「エ、ジャアどこに行けば・・・」「薊県のバスセンターに行ってチケット買わないとダメ」、確かに中国の人達がやっている、手を上げて長距離バスに乗るにはいまいち自身はないし~。

「バスセンターまで送ってあげるよ!70元で!」「オイオイ、お金足りないよ、見てくれ、日本のお金でも・・・、それとも中国銀行近くにないか?カードで降ろすけど」「なら見終わったら銀行に行って、それからバスセンターね!!」「それでいいか?」「可以!!」いいはずです結局200元になってしまいました(さすが中国の人はカモ見つけるのが上手です、5元を200元にするんだから)。

反対隣の乾隆帝の陵墓、ここは清東陵の目玉というか、その物です。地下の玄室まで入れます。清の絶頂期、贅の限りを尽くした皇帝のお墓、自分で作ったと思います、が規模的には・・・、やはり先代より大きくは出来ない?

近道か知れませんが・・・、駐車場に着きました。他に観光客もいるし、何軒か露天もあります。運転手さん残して入っていった所の御道から入口の方向、この先でやはり大きく湾曲しています。雨で土砂が堆積したようです。

振り返ると目の前です。ここはそれなりに整備?  

お客さんが全然いないより少しほっとします。ここは入れそうです。

ちゃんと受け入れ態勢も・・・。それにしても文化財の保存としてはもう少し・・・。マ!どこかの国じゃあるまいし、それぞれでしょう!

門を入ると隆恩殿。

この建物が左右に対で配置されています。この旗は当時の様式でしょうか?余計な詮索・・・。

それにしてもチョット維持に配慮してもいいかな~と思いますが(柱の装飾が剥がれてきていますよ!鹿とのアンバランスを感じましたが・・・。

     

内部は・・・、天井の格子はそれなりに往時を偲ばせますが、内部のデコレーションを考慮してもいいのかなと感じましたが・・・。想像しましょう!

    

後ろの陵墓、ここは参観できます。

門の中から映しました。

いよいよお墓です。  

櫓の中に安置されていました。墓碑?でしょ。

その通路に玄室への入口があります。 

10m近く潜っているようです。

玄関? 

前室に描かれていた観音菩薩?(文殊菩薩でしょうか?)なかなかのレリーフの感じです。

これは弁財天?なら吉祥天?全面的にレリーフが施されています。

そしていよいよ玄室。脇には4つかの皇后の棺も安置されていました。現在は遺体は移されているよう?空調設備をしているのでまだ・・・、まさか遺体のある所へは参観は出来ないと思います。棺の蓋は木製にウレシ加工しているのではと思いましたが、今では自信ありませんので悪しからず。

玄室の扉です、差込臍もありました。フム・・・、立てると危険なのかなー。

玄室の上の盛り土は瀋陽のように高くはありませんでしたが、仕様、構造は同じようです。

 

墓碑の前から入り口方向を望みます。やはり素晴らしいロケーションです。

ここからここの墓地の高低関係を考えたのですが・・・、下に見えるのが排水溝になっていました。玄室の浸入水を排水する物かと思いましたが、高さが合わないような気がします。玄室の天井なら解かるのですが・・・、しかし玄室の排水溝なんかを備えるとそこからネズミなんかが侵入するかも。でも地下に空間を構えると当時の技術で完全永久に止水できるか!当時の技術屋は何か考えているかと思います、知りたいな~。くだらないでしょうか?

つでにもう一つ、一緒に安置されている皇后の遺体はいつ安置されたのか?このころは殉死はもうされていないのでは?先に亡くなっていたら、後で亡くなったら、どうするんだろ。その度に玄室を開くのか・・・・。マ!イイか!!

 

さてもう一ヶ所、またまた道なき道を(世界遺産の中だぞ・・・)、やがて車は止まりました、どうした?ここ近道、この土手越えたとこにあるから行ってきな、と言ったところです。

ここは西太后の陵墓、例の龍の上に鳳凰が彫られた物もありましたし、玄室にも入れたのでは・・・、実は個人的な好悪ですが、写真は撮っていませんしさっと流しただけです。隣は東太后、同じ規模で並んでいます。皇帝並の規模で作られています、国が末期症状を呈している時に・・・・、これが専制君主時代の歴史になるのかと?

この墓はそれから20年もしないうちに国民党の何とかいう指揮官(将軍?)により暴かれ副葬品のお宝は持ち去られたそうで、残った何粒かの真珠だったかが展示されていたかと?

そんなもんでしょう!!でもその副葬品は今何処にあるんでしょうか?このことを知ったラストエンペラー宣統帝溥儀はショックをうけ、以後日本に接近して・・・、ここら辺から為にする歴史になりますね。

さて2時半近くでしょう、運転手さんの案内よろしきを得て見学は終了。さて銀行です!

すぐ近く(地元です)の街へ、おいおい中国銀行だぞ?ここは農業銀行のATMじゃないか?「可以!可以!」、ホントかよ・・・、なんと中国ではATMは何処の銀行でもOK!降ろせるお金は百元単位です、500元降ろし100元渡すとお釣は後でと?ヤヤ!30元これはやられるぞ!サアサア、バスセンターねといった具合。

途中道が交通止めだとか、街に入るとそれなりに混んでたり、途中いろんな話しながら?なんだかんだ4・50分かかりました。それなりに運転手さんには感謝しましたがさて話は別と(30元は子供に何か買ってと、進呈するつもりでしたが)、敵もさる者渡しません、私は彼を車に乗せません・・・、やがて意図が解かったようで、一度私の手にのっけて彼に渡しました。お互い気持ちよく!!

さて丁度北京行きがあります(これに合わせてくれたのかなー)、乗客名簿に記入されて(パスポートで日本人だと解かると・・・)24元です、この落差。15:30ごろバスは満員になり(満員以上?通路にも渡された例の中国の低いイスに3人ほど居ます)、出発。5時半ごろ北京だな~と。

それでも、まだ街を出るまでお客を拾います、とうとうホントの満員になりました(しかしこれが・・・)。20分も走った時、検問です。高速(国道と高速の中間的)に入る手前で、警察が入ってきます、やがて運転手が身分証を皆から集め(私はパスポート)、おまわりさんの所へ。これから1時間近く足止め、定員オーバ、この状態を解消しないと出発できません。運転手さん会社?と連絡?やがて30分以上たって次のバス?が来て、オーバの人達が移って解決です。その間少しぶつぶつは言っていましたが、中国の人はほんとにオトナシイ?

バスはラッシュの北京へ四恵のバスセンターに予定通り?18:30ごろ到着。

さて私は北京から泰山までのチケットを買うべく地下鉄へ。6:50ごろ夜の北京駅へ、地下より上がって北京駅を見るとビックリです。人で溢れています、列車待ちの人が駅に入りきれなくて、駅前で並んでいます。北京でも・・・!!チケット売り場にようやくたどり着いて(少し誇張?)、入ろうとすると(ロープがありましたが)、おまわりさんがここはダメ!何処に行けばいいのか聞くと、なんと大回りさせられた列に並べと!列は全然進みません。これは今日中のものには・・・、その時の北京駅の様子です、ビデオも少し回しました。

あきらめ宿に帰る途中、北京の従兄弟に電話して、何とかならないかと、頼んではみましたが、さてどうなることやら。これだからこたえられません!!

晩飯は宿の近くのウサギの料理屋さんでビールと3品で60元(2品は手違い?で野菜、そうナッパです、ウサギは鶏のササミですか。今日も一路平安!!

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