中国での長距離移動手段としては飛行機、列車、長距離バスがありますが、なんと言っても廉くて、確実、快適さから列車の旅は中国の人たちが一番利用するのでは。
列車の計画は次のサイトhttp://www.gaocan.com/train3.jspを利用していますがチケットを現地購入するなら第3希望までは書いて無ければお任せの予定がいると思います。
今回何処の駅のチケット売り場も人で埋まっていました、でも1時間ほどで買えましたし皆結構行儀はいいです。ずるする人もいますがパトロールの人に注意されていました。今回上海-開封926km:列車番号K152 1等寝台下段338元、
西安-杭州1444km:K465 1等寝台上段436元、杭州-上海201㎞:N504 2等座席33元を利用しました。
1等の寝台は4名2段のコンパートメント、それなりのエチケットは皆さん心得て不愉快なことも無く、トイレもそれなりに清潔で、しょっちゅう服務員のシャオチェが見回っています。黄害の状態ですが時間の問題でしょう。
2等座席も全席指定ですし車両に乗り込むにはどの列車も検札を受けます。
ですからチケットが手に入らなければ予定が変わります。
西安から杭州への列車は今年の新線でしたので、お任せで買ったのはいいが、列車を把握するまで何処を経由するのか何時につくのかわからず戸惑いました。
窓口でも相手は困っていたようで(なにやらわからない言葉でおっさんが切符を買いたがっているようだけど、その切符なんかとうに無いのに・・・)、近くの同僚に応援”Can you speak English?””日本語話せます”(こら駄目だ!かまわないから今度の新線のがあるからそれ渡せばいいだろう)という流れかな。
結果ラッキーにも丁度旅行中に読んでいた小説「光武帝」の舞台である南陽の地を朝靄の中走ったのには、一人感動でした。
今回は列車の中での中国の人達とのコミニュケーションはいまいちでしたが、こればっかりはお互いの雰囲気が一致しないことにはと思いますので、無理しないで、また来ることだと思いました。
しかし中国は鉄道にしても道路にしても国家事業と位置付けて建設しているようですし、高速道路でも鉄道でも貨物が内陸へ内陸へと運ばれている状況を見ていると、費用対効果とか無駄な公共事業とか言っている日本との違いが不気味でもありました。
上海浦東から地下鉄龍陽路駅までのリニヤ鉄道430km/hrでは今回も少し不安を感じました、人間の地上でのスピードに対する適応は350㌔ぐらいではと思いますが(飛びぬけるんじゃないか?と感じたのはおそらく遠心力が勝っていたようで構造に無理があるのではと思ったり、人には磁力が作用しないからなのかなと思ったりで)、昔の戦闘機並みのスピードで地上を走っているんですから。次は長距離バスについてです。
7月3日PM4時ころの上海駅前の様子
7月8日PM5時ころの西安駅構内、駅が一番込む時間帯でヒトヒト状態。携帯電話のデジカメで手ぶれ、そのいきさつは第1話を。