伊藤園新俳句大賞で佳作に入選した一輝君が「自由語り」第19回伊藤園お~いお茶新俳句大賞入選作品集 をもってきてくれた。
この伊藤園お~いお茶新俳句大賞は、今や日本で最大級の俳句大会である。
応募総数が、百六十三万五千四百六十句というから恐れ入る。
この作品集に収められているのは、そのうちの七千句である。
文部大臣賞は、百歳の石本イトさん。
百才の笑みこぼしつつ星祭る
小学生の部の大賞は、
満月を抱えて父が帰宅した 志賀彩那(11歳)
中学生の部は、
三日月に腰かけたがる秋の虫 新谷千徳(14歳)
高校生の部は、
卑弥呼でも私でも吐く白い息 青沼 綾(17歳)
一般の部A(40歳未満)
夏雲に負けぬ白さにシャツ乾く 吉田恵子(37歳)
一般の部B(40歳以上)
一筆のこけしの口の寒さかな 畠山 猛(84歳)
一般の部が二つに分かれているのがおかしいが、今の俳句界の現状を反映しているというべきか。
五句以上入選した学校が学校賞として表彰されている。
そうした学校には、指導して成果を挙げた教員がいると見るのが普通だ。
東京では、足立区の伊興小学校がそれにあたる。
こうした先生方と連絡を取り、連絡組織を作っていくことも意味があり、今後実現に向けて考えていきたいと思う。
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