十分間俳句

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句会 いちじはん

2010-09-13 | ジュニア俳句
昨日、深川七中を会場に句会 いちじはん の定例会が行われた。
この会の特徴は、吟行で作るということだ。
昨日の場合だと、猿江公園を30分ほど吟行する。
始まった頃は、2句だったが、今は4句。
みんながんがん出来るようになってきている。
作り続けるというのは、大変なものだ。

高点句は、次のような句であった。

 無視するな無視などできぬキリギリス

 新涼や俳句を捨てて恋しよう

 未来とは銀杏並木の一直線

 とんぼの目少年の宇宙写し見る

 たわわなる銀杏昭和の顔をして

等であった。いい句だと思う。私も取った。
この句を見ながら考えた。
気になったことがある。

 「恋」、「未来」、「宇宙」、「昭和の顔」

景の大きな、しかし茫洋とした捉えがたい言葉が句の核にになっていることだ。
俳句コンクールでもそうした傾向があるように思う。
そりゃあ、そうだろう。
大賞には、やはりスケールの大きな句が欲しい。
これをどう考えたらよいか。

 

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