朝、臨海小学校の六年生二つの学級で俳句の指導をした。
六年生は、一学期に俳句と短歌を勉強している。
その中から 外にも出よ触るるばかりに春の月
赤蜻蛉筑波に雲のなかりけり
の二つの句を抽出し、その作り方の違いに注目をさせ、今日は取り合わせの仕方を勉強すると前置きをして授業にかかった。
今後の検討課題は、取り合わせという感覚を子どもはなかなか持てないという点だ。取り合わせを指導しても、取り合わせと言える句が結果としてあまり出てこない。(気軽に俳句を作れるようにはなるのだが・・・・)
指導の仕方を工夫すれば克服できるのか、それとも無理なのか。もう少し追究してみたい。
夕方には八名川句会があった。今日は出席者が4名とすくなくさびしかった。
ぜひ、皆さんの参加をお待ちしています。
今日の句を紹介する。
熱帯夜私の味方アイスノン
夕立のあとにぽっかりお月さま
真夏日に約束百点あっぱれだ
ひとときに想いを馳せる墓参り
青い海手紙に乗せて届けたい
やまももの実をつつく君の瞳(め)は少年
道具箱両手に抱え夏休み
一心に女爪研ぐ炎暑かな
どうぞ皆さんも作ってみて下さい。今日の最高点句は、
夕立のあとにぽっかりお月さま
でした。皆さんはどの句がお好みですか。
次の八名川句会は、8月の下旬か9月の上旬の予定です。