十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

季語の力-歳時記

2010-01-08 | ジュニア俳句

自分で俳句を作ってみて、初めて季語の力というものを実感することが出来た。

一つは、季語には気分があるということだ。
簡単に言えば、「冬深し」と「春隣」では、時期としては、わずかな違いであるが、気分は正反対であるということだ。
もちろん、正確に言えばニュアンスもかなり違う。
「冬深し」などと言うと、とても静かな感じがする。
十七文字のうち三分の一近くが季語で占められるわけだから、このニュアンスの違いは、句の雰囲気をまるで違うものにしてしまう。


もう一つ感じたことは、日本語の豊かさである。
例えば、「元旦」。これは元日の朝の事を表すが、「大旦(おおあした)」、「鶏旦」「歳旦」などという言葉があることを恥ずかしながらこれまで知らなかった。俳句を学んではじめて知った。
季語は、日本語の宝庫なんだなあと思った。
この季語を集めたのが歳時記であるが、これがまた種類が多い。


最初に使ったのが角川書店の「入門歳時記」。
博友社の「俳句月別歳時記」にもお世話になった。
現代俳句協会の田付さんからは、
「今はじめる人のための俳句歳時記 (角川文庫)」
を勧められた。この歳時記もコンパクトでよい。



今はじめる人のための俳句歳時記


最近は、角川の「俳句歳時記」第4版(春、夏、秋、冬、新年の五冊)を使っている。
第3版も使ったが、4版の方が例句が現代的でずっとよい。

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これは、冬版です。

読んでいて楽しい。


これは、春版です。


俳句歳時記 夏

俳句歳時記 秋


俳句歳時記 新年




分冊になっているので、持ち歩きに便利だということもある。
歳時記は、日本語の辞典でもあり、読み物でもある


 




いよいよ明日「第2回日本俳句教育研究会・研究発表大会」

2010-01-08 | ジュニア俳句

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日本俳句教育研究会メールマガジンを転載しました。
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毎年一度開催しております「第2回日本俳句教育研究会・研究発表大会」も、いよい明日となりました。
充実の大会資料と共に、皆様のご参加をお待ち申し上げております。


当日の受付用に資料の方も余分に準備いたしております。
参加申し込みされていない方も、ぜひ足をお運び頂きますようお願い申し上げます。


              記


1. 日  時 平成22年1月9日(土)13時30分~16時00分
                (開場・受付 13時00分~)
1. 開催場所 松山市立子規記念博物館 4階講堂
       (松山市道後公園1-30 TEL089-931-5566)


1.主  催 日本俳句教育研究会
1.後  援 愛媛県教育委員会、松山市教育委員会、
       NPO法人・俳句甲子園実行委員会


1. 内  容
1. 基調提案「県内高等学校の連携について」(13:30-13:50) 
           松山東高等学校教諭  門田 篤稔
 1. 事例発表
1. 「夏休み句集をつくろう!コンテスト」 (13:50-14:10)                   
  ~40句に挑戦する小・中学生たち~   
          愛媛大学教育学部教授  三浦 和尚
  2. 俳句甲子園in青石中(14:10-14:30)  
  ~青石中学校における指導例~ 
          八代中学校教諭     馬詰 昌子
          青石中学校教諭     上田由記美
3.壁又壁雷雨後晴古暦 (14:30-14:50)      
  ~公立校における指導例~        
          松山中央高等学校教諭  櫛部 隆志
  4. 質疑応答(14:50-15:05)
    休憩(15:05-15:20)
1. 本年度資料解説(15:20-16:00)          
  選句力をつけるためのノウハウ・
   授業にそのまま使えるワークシート他    
                        
      日本俳句教育研究会副会長  夏井いつき
           同      キム・チャンヒ


参加費は無料ですが、資料代として1,000円のみ御負担頂きます。


前回資料もご用意いたしております。(コピー対応により1,500円)
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■ 日本俳句教育研究会 事務局・八塚
  (俳人の方の担当は渡部となります)
■ 〒790-0022 愛媛県松山市永代町16-1
■ TEL&FAX 089-943-1512
■ HP http://e-nhkk.net
■ E-mail e-nhkk.info@e-nhkk.net>