車輪とビール

次の人生を模索する日々

一大ムーブメント

2009-01-11 22:50:02 | 懐古など
 昨晩未明から大ブームが発生。徹夜してちんたら起きたらこんな時間。やりすぎた。

 昨夜、マネーの虎をひょんなことからつべで視聴。感性にクリティカルヒットしてしまい、そこからあさったり、情報仕入れたりしてずっと見てしまった。あの番組は確か大学時代にやってた気がしますが、あの頃は時間が合えばたまに見るというスタンス。リアルタイムの時は追い詰められていく部分と吉田栄作を中心に楽しんでましたね。
 ところが就職し、会社の駒となった今見てみると違った視点で見ることができ、そこにしびれてついついムーブが発生してしまった。
 基本的に主演者のキャラは濃い。投資側の人物は当然。上に立つ人物で「普通の人」ってのはあんま自分は予測できなくて、あのポジションに行くような人物は何か感性というか独自のものを持っていてキャラが薄い訳がない。少なくとも年商○億単位と成功している人物ならなおさらであるかなと。ただ政治家のような一方的な世間知らずな上から目線じゃなく、普通というか一般を知った上での独自性だから話が奥深い。高橋がなり社長、南原竜樹社長、小林敬社長がお気に入り。男気というかカリスマ性を感じるし、アメと鞭を上手く使える発言が巧みだ。小林社長は怖いけど全て成功へ理にかなったものなので、きちんと要求に応えれればいけるんじゃないかと思わせる力を感じる。

 そして志願者もバラエティ豊富で良いね。志願しに行ってるのに保身に入っている人からずさんな人、番組利用目的あふれる人までさまざまな人を垣間見ることができる。30分かそこらでその人の考えから利点欠点がしっかり分かり、起承転結がしっかりなされてて痛快。社長の突っ込みが人間を器を量るってのが良く分かる。ただ器を見極めて出資するか否かを判断しているかといったらそうでもなく、やはりお金のにおいも忘れない、このような部分をケースバイケースで使い分けている。
 これは間違い無く、就職面接の最終、役員面接に通ずる雰囲気だ。役員の方と酒の席でしゃべることがありましたが、やっぱ視点が深いというより、エグイっすね。かと言って眼に負けて何も言えねぇってのは結局アピール0で、自分の立場を見極める難しさをこの番組を見て思い出した。

 戻しますが、色々見ているとやはり、どこでも誰にでも通用する人は存在しないことが分かります。ただし、その中で不快感与える人と好感が持てる人はあるね。大事なのは結局態度かもしれんね。素直さとか情熱とかこのような部分は表情、目線に表れます、情熱があれば多少の間違いはあれど発言に一貫性は自然に出ます、真剣さがあればストーリーが崩れても立て直せますってのが色々見た印象。
 結局、やる気、素直、体力というより健康な体(結果を出すために必要)が経営者だろうが、ヒラだろうが大事というとこでしょうか。その次に技術力なのかもしれませんな。書店に転がっている話題先行の下手な本、成功談話のようなもの読むよりこの番組の良い、微妙、ダメの3組見たほうが勉強になるね。しっかり見れば面白く、感じることが多い。勿論、しっかり書かれた本に勝るものは無いでしょうけど。




 -追記-

 今更はまった経緯を追記しますと、答え合わせができる時期になったというとこですね。何年か経って本当に投資した人間が成功を収めているのかどうか、結果が分かる時期になったってのがはまった要因です。googleで検索すれば一瞬でわかりますね。ちょっと卑怯な部分もありますが、上記3人は結果的に将来を見抜いて出資するなり、もっともなアドバイスを送っているといった点に魅了されました。目先じゃなく、可能性、物理学上だとポテンシャルとでも言いましょうか、流れていく先を優先的に見る視点、つまり将来に向けたビジョンが明確な人が成功の道の一歩であると勉強できます。

 個人的には、目先のことを愚直に、精一杯真面目に生きている、ちょっと不器用なぐらいの人は好きですけどね。でも「天才」と言われるような人物はやはり将来を現実的に、よりデジタルに、数字で意識して、その課題を一歩一歩乗り越えた人が多いような気がします。チャーハンと焼酎を食しながら真剣に思います。

 自分の現状を考えると、こういった部分を考えることも良いけど、行動するためには、「野心」、「野望」のような、壮大な「将来こうありたい」てビジョンがしっかりできないとできない。このように考えると「態度」以外に「野心」も重要なファクターかもしれませんね。行動するためには。

 酔っ払いながら思ったまとめであります。
 結局この番組を通じて「成功するためにはこうなんじゃないの」と思ったことです。

 まず将来の「目標」を考える。
 そしてその目標を達成するためにデジタルに見越して「課題」を洗い出す。
 じゃあそれをクリアするためにどのようにすればよいのか、アプローチを考える。これが「手段」になるのかな。
 そして個人商店では大抵限界があります、と。そのときそれを乗り越えた人に聞きに行くとか、時には自分より年下だとか、自分の考えを置いておいて一度素直に、謙虚な「態度」を時には持ってヒアリング、要は情報収集する。
 そして反省して成功するまで続ける根性、自分はそこをくるめて「体力」を身に着けています。

 と、結局当たり前のことを当たり前のようにしっかりできる人間が強いという結論。でも、ビジネスだろうと、自転車、否スポーツだろうと、成功するためには、最終的にこのようになると思います。ただ「頑張れば良い」ってのは精神論でしかない。

 こういった哲学的な部分は自分に欠けていると感じております。この二日間を費やしてマネーの虎を見た訳ですが、体重は増えたかもしれんけど、本当に勉強になったと思ってます。
 自分は結婚する気は無い部類ですので、将来についての目標や野心は既婚者に比べれ間違いなく乏しい。子供もいないので逃げ道が沢山ありますからね。
 そして、今のとこ野心も無い。例えば「30代でに1千万貯金する」というようなものですね。現状は自転車乗れて、適当に美味しいお酒飲んで生活できればそれで良いですもん。
 だからググッとは伸びないんでしょう。技術力は恐らく就職前と段違いでしょう。運良く今年昇進できたけど、それでも腑に落ちない部分はここでしょうね。
 何と無く分かった気がする。
 自転車も「○のレースで○位以内取りたい」ってのはあっても結局イマイチな部分は正にココ。もっとレース出るなり、真剣に足りない部分を考えていないとこが、結局いくら経っても結果を残せない原因なんでしょうね。だから「そこそこ止まり」で伸びない。少しは練習しているつもりなので、「弱くは無いけど速くは無いね」と自分で感じるとこはココにあると思います。「じゃぁどうすれば良いの」って部分をもっと真剣に考えないと結局いくら体重減らそうが、練習時間増やそうが結果は変わらない気がしてきました。雑誌に書いてあるようなトレーニングを実践しようとも機材に金つぎ込んでも意味が無い。結局「効果」は分かっても肝心な自分が分かって無いんだから。
 自分は大学から今に至るまでそこそこ良い環境、良い人物にめぐり合えたと思ってます。これまでの経験を上手く、また効率良く使ってちょっとした結果を出すことを今年の目標に掲げたいと思ってます。この土日で思いました。
 よく「崖っぷち」とか「最後の・・」て言葉聞きますが、あの番組見たらそんなことは言えなくなりました。
 だってそんなこと結果にはほとんど関係ないもんね。大事なのは必要とされた「時間」と、当初の目標に対する「アウトプット」。この二つしかない。でも「時間」てのは基本決められてますね。人間だから寿命という限界は100人いたら100人ある、世の中で一番限られたものですし。そう考えるとアウトプットしかない訳ですよ。
 これ以上は同じ論を繰り返すことになるので続けませんが、こちらで述べたように、無駄ってキーワードを如何に広く捕らえる事ができるかが本当に大事って事を勉強させて頂きました。
 世の中ネットが中心になりつつありますが、自分が勉強するなり、感銘を受けるなりしたのはいずれもTV番組でした。本やネット、または有料チャンネルの情報は所詮自分の感性にあったものからしか摂取できません。知的なものを求めようとするにしても、自分の場合、数学、物理、経済ぐらいしか興味無いっすもんね。興味の無い分野を見よう、情報をわざわざ仕入れようとは中々思わない。無料ですらね。でもTVはひょんなことから新しい発見、さまざまな興味に出会うことのできる媒体だと思ってます。興味外の分野であろうと時間割いても良いと思うのは本当にWBSとケーブルTV、朝のニュース、否、天気予報ぐらいですよ。世の中のトピックスに興味無いのでニュースはあんま観ないし。
 正直、スポンサードの問題が絡んでいるからこの先地上波の改善は無理だと思ってますがね。最近のTVは微妙以下でくだらんものが多いですが、個人としては頑張って欲しいものです。
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