鬼怒川の堤防決壊に思う

北関東や東北の記録的な豪雨。
とりわけ鬼怒川の堤防決壊には驚いた。
未だに安否不明の人もいる・・・。

ところで鬼怒川の堤防決壊での濁流は・・・。
住宅の甚大な被害で、電気・水道も使えない。

水田地帯も大変な被害のようだ。
収穫を待つ稲穂が実る水田。それが、茶色く濁った水で稲が見えない。
手が付けられない、と悲嘆にくれる農家の方々。

稲穂の刈り入れ時に、この被害。
ある農家では、今年収穫した40俵分(約2.4トン)が水没。
トラクター等の農機具も壊れてしまったという。
生活の糧である水田と農機具を失った・・・。

鬼怒川の堤防決壊は、業者の土手掘削工事によるものでないか。
そんな指摘も取り沙汰されている・・・。
おまけに行政の避難指示の遅れも問題化している。

痛ましく、やりきれない堤防決壊である・・・。

除染草入り袋が豪雨で流出

福島県飯舘村の除染現場で廃棄物の入った袋が紛失。
なんと、先の豪雨で除染草の袋が川に流された。
環境省は12日夜に、破けて空になった2袋が下流で見つかり、こんなコメント。

除染で刈り取った草が入っていたが、放射性物質濃度は比較的低い・・・。
なんじゃ、この言いぐさは？・・・。

環境省は、12日の時点で、少なくとも240袋の流出を確認。
うち113袋を回収したが、残りは水位の低下を待って回収予定。
おまけに流出の総数は、分かっていない・・・。

環境大臣は、悲壮感を持って？こんなコメント。
総力を挙げて1つも喪失することのないように・・・。
実態を把握しなければならない云々・・・。

危機感も緊張感も感じられないぬるいコメント。
現時点では、すぐに健康に影響が出ることはないということか？　

食べるコーヒー

食べるコーヒー・・・そんなキャッチフレーズを目にした。
コーヒーは飲むものだろうと思いつつ・・・。
調べてみたらこんな塩梅である。

企業名を出して申し訳ないが・・・。
商品名は、「たべる雪印コーヒー」。

宣伝にはこうある・・・。
「雪印コーヒー」をスプーンで食べるおいしさプラス・・・。
同社のクリーム乗せ技術。

これを合わせたハイブリッドデザートだそうな。
底面には、カラメルソースを敷いて・・・。
クリーム・プリン・カラメルの組み合わせ。

こうすることで、様々な味をたっぷり楽しめる・・・。
こんな商品が、9月29日から、1個150円（税別）で発売されるそうな。
甘党ではないが、是非味わってみたいものである・・・。

難民を受け入れるドイツ

欧州に向かう難民のニュースには、心が痛む。
そんな中でドイツのメルケル首相が・・・。
国を挙げて難民を受入れる姿勢を示した。

ギリシャの財政破綻の影響に加えて、多くの難民を受入れる施策。
ドイツにとっては、大きな負担。
それを承知の上で決断した背景には・・・。
迫害された人たちを保護すべきだ、という世論の後押しがあるらしい。

着の身着のままで祖国を出た人、避難途中に命を落とした幼い子等々。
気の毒過ぎる・・・。

ドイツに移民した者の一人は、こう語る・・・。
祖父母も、今の難民と同様にドイツに受入れて貰った。
だから、今の自分がある。
彼らが、いつかドイツの力になると思う。

なんという心強い言葉であろうか・・・。
ドイツの場合、シリア等の紛争地出身であれば・・・。
難民として認められる可能性が、他国より高いとか。

そして認定審査を待つ間も、保護施設で無償で暮らせれる。
おまけに、1人当たり最大月143ユーロ（約2万円）の手当。
更には、生活用品等も支給される・・・。

ドイツには、人権意識重んじる社会風潮があるという。
それは、ナチスのユダヤ人らの大量虐殺への反省からだそうな。
この難民たちへの手厚い処遇は、将来のドイツには絶対プラスと思う。

ドイツへの恩返しのために燃える、と信じて疑わない・・・。
同首相の言葉も心を打つ！
人の尊厳を踏みにじる者を許さない・・・。

それにひきかえて美しい国の行動は、承知の通り。
この格差は、どこからくるのだろうか？・・・。

政党交付金という曲者

政党交付金の実態を知って、無性に腹が立った。

政党交付金とは、政党の活動を助成する目的で・・・。
国庫から交付されるお金。
政党助成法に基づいて、一定の要件を満たした政党に交付される。
日本共産党だけは、交付を受けず制度の廃止を主張中。

やはり政治屋は、自分の暮らしを守ることが一番のようだ。
政党交付金の使途報告書では、詳細を記す必要のない費目がある。
不要なのは、「人件費」「光熱水費」「5万円未満の支出」。

事務所のリォーム代や料亭の飲食費。
はたまた、情報提供者への謝礼という表に出せない使途、選挙対策費等々。
それが、「人件費」名目で使われている。

制度上、明細も領収書もいらない・・・。
1995年の制度導入時から、詳細な報告が必要ないとしたというから恐れ入る。

秘書への給料や社会保険料等の人件費は・・・。
支出先や金額を記すと、プライバシーが公開されてしまう。

報告書では、光熱水費も総額だけの記入でよい。
他の費目でも5万円未満の支出は詳細な報告が不要。
これらも、事務作業が過大な負担となるのを避けるためとする。

おまけに総務省は、こんなことを言って憚らない。
規定は、政治活動の自由を考慮した・・・。

2013年分では、詳細な使途の報告が不要なのは4割近くを占めたそうな。
原資は税金、それを忘れた政治屋たちの行状には、血圧が上がりっぱなし。

議員報酬に飽き足らず、政党交付金をゲットするために血眼。
情けない限りである・・・。
おまけに企業団体献金という美味しさは、しっかりと温存する狡猾さ。

何のための、誰のための政治なんだろう？・・・。

消費税2％還付という手品

平成29年4月からは、消費税率が10％に引き上げ予定。
ところが政治劇場では、飲食料品（酒類を除く）の2％を消費者に還付。
そんな案を検討しているのだとか。

飲食料品の購入時には、一旦10％の消費税を支払う。
と同時に2％分相当の「軽減ポイント」をマイナンバーカードに貯める。
一定のポイントが貯まったら、パソコン等からサイトにアクセスして還付申請。

すると自分の銀行口座にキャッシュバックされる・・・。
ただし還付金の上限は、年間4,000円というスズメの涙。
ざっとこんな仕組みの軽減税率案らしい。

でもねぇ～、買い物のたびに、カードを取り出してレジに示す。
そんな煩わしさで、カードは常時携帯。
そのうちにカード紛失は必定？そんな事故は絶対に起きる・・・。

おまけにスーパー等の事業者は、カード読み取りの端末機をレジごとに設置。
その導入経費も莫大なものになるはず。

いっそのこと、消費税10％の引き上げは止めればいい。
しかしそうはしたくない政治の世界。
あの手この手で消費者を騙す手品作りに汗する日々。

そんなお仕事も大変なようであるが・・・。
市井の生活者にすれば、迷惑このうえない。
銀行口座等への振込みで、預貯金額は丸裸。

何を食材にしているかも丸見え状態。
箸の上げ下ろしだけでなく・・・。
毎日の暮らしで何を食っているかまで見透かされる・・・。

消費動向まで管理したい美しい国。
とんでもない方向に走り出しそうで心配・シンパイ・・・やれやれ。

カレー秘伝？

団塊オヤジも高齢者の仲間入り。
そのため、食べ物にも気を配っている昨今。
テレビでチラッと見た美味しいカレーの作り方。

市販のルーにこんな材料を加える。
インスタントコーヒーを1さじ。
オイスターソースを1さじ。
そして小さなチョコレートを1枚刻んで入れる。

するとレストランふうのカレーができると言う。
そんな説明につられて半信半疑で実践してみた。
きのこ、ブロッコリー等など、食材にも変化球を加えた。

出来上がったカレーは、ん、ンん、ウ～～～ン。
なんじゃ？この味？の世界。
美味しいの、うまいの、まいう～～～。

本当に今まで、食べたことがないくらいおいしかった。
皆さんも、ぜひ一度お試しあれ・・・。

ホエー豚

最近、ホエー豚という言葉を見聞きする。
豚に関わることなのだろうが、実のところ理解不足。
ということで調べてみたら、こんな塩梅。

養豚場では、豚の餌に加えてホエーという液体も一緒に与える。
するとこれを食べた豚は、低カロリーで高たんぱく質、ヘルシーな豚となる。
ヘルシーを追求する消費者の間では、評判が上がること必定。

ホエーは英語で「whey」と書き、乳清(にゅうせい)のこと。
チーズを作る際に、固形物と分離された副産物として大量にできる。
また、ヨーグルトを放置しておくと上部に液体が溜まるが・・・。
これも乳清なのだそうな。

生産業者では通常、使い道もほとんどなく捨ててしまう廃棄物。
こんな栄養価が高い乳酸菌や乳糖を食べる豚。
私たちは、低脂質で栄養たっぷりの肉に恵まれている。

すばらしい食品に感謝感謝である・・・。
誰じゃ？ホェ～～～という驚きの声を出しているのは？

原発の避難指示解除に思う

安倍晋三さんが、本部長を務める原子力災害対策本部・・・。
9月5日に本部長は、福島県楢葉町の避難指示を解除した。
この町は、福島第１原発事故で全域避難となっていた町。

全域避難した福島県内7町村では初めてと言うが・・・。
すぐに帰還する住民は、約7,300人のうち1割にも満たないらしい。

そりゃそうだろう、第一に、放射線の不安が頭をよぎる。
加えて水道や買い物、病院等々、生活基盤の不備欠陥。

国はこれから、楢葉町を拠点に避難指示区域の除染。
はたまたインフラ整備を進めると施策を披露するが・・・。
自治体は、こんな弥縫策で被災地を復活できるのか？

自治体の財源は、地域住民の納税が大きなウエイトを占める。
財源基盤が貧弱すぎる中で、町再生を謳う避難解除。
国が段階的に避難指示を解除する底意は何だ？

復興だ！除染だ！再生だ！と騒いでいるが、本当にできるのか？
住民9割以上が、帰還しない現実に・・・。
復興・除染・再生の言葉がむなしく響く・・・。

まもなく国民総背番号

いよいよ、国民総背番号制度が運用されるのか・・・。
税と社会保障の利用範囲を拡大するマイナンバー法改正案。
参議院本会議で8月28日に可決された。

9月初旬には、衆議院で再度採決して成立する見通し。
この改正法案は、今年5月に衆議院で可決したが・・・。
年金情報流出問題で審議が停止していた。

政府は日本年金機構の情報管理体制強化。
その進捗状況を見極めて、年金制度との連結時期を決めるそうな・・・。

確かにこの制度、個人の健康管理面等では、メリットがありそう。
でもねぇ～、個人情報のじゃじゃ漏れする現実を見るにつけ・・・。
プライバシーの侵害も強く懸念される。

一方、政治の世界では、このマイナンバーを・・・。
預金口座にも付けることを視野に入れてロックオン。

自治体や税務当局は、個人の資産を正確に把握して・・・。
税や社会保険料の徴収に役立てるというから恐れ入る。

21年以降には、預金口座への登録を義務付けることも検討中らしい。
ということで国民は、すべからく丸裸にされる時代に突入・・・。

警察官の体力低下が心配

街中を徒歩でパトロールする制服警察官。
そんな姿を見かけなくなって何十年経つだろうか。
昼夜を問わず、黙々と徒歩でパトロールする警察官。

そんな姿を目にした時は、頼もしかった。
しかし市民の期待とは裏腹に、機動力の強化が進む警察の世界。
いい例が、各交番・駐在所にミニパトカーが配置されている現実。

そして3～4人のお巡りさんが、複数でパトロール。
この景色は、だんごドライブにほかならない。
そんなことを憂いていたら、警視庁が粋な取組みを始めた。

羽田空港の警備強化で、立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」を導入。
来年開催の主要国首脳会議（伊勢志摩サミット）。
はたまた2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、導入強化？

全国の警察に先立ってセグウェイを導入した警視庁。
さっそく9月1日からは、羽田空港国際線出発ロビーで運用開始。
時速約20Km、1回の充電で約40Km走行可能とか。

これだもの、制服警察官が、メタボから脱却できないのも頷ける。
警察官の体力低下に、一層の拍車がかからないか心配ではある。
お巡りさん、セグウェイの運転操作を誤って、ズッコケ転倒。

そんな景色を見せてはダメよ・・・。

東京五輪エンブレム騒動

日本丸の船長は、東京五輪招致のために美辞麗句を駆使。
IOC総会で、福島の原発事故を「アンダーコントロール」とか・・・。
福島第1原発事故、収束！
そんなまやかしの言葉で2020年の東京五輪をゲットした。

調子に乗った？五輪担当大臣は、大風呂敷を広げる始末。
2020年東京五輪・パラリンピックの事前合宿や国際大会の予選は・・・。
福島や被災地県で開催するよう検討したい。

おまけに東京五輪等の選手村で使う食材には、福島県産品を導入したい。
放射能に汚染された地域での競技や食材。
それを、選手に提供しようとする無神経さ。

まやかしの情報を発信した東京五輪には、たたりが待ち構えていた？
メインスタジアムである新国立競技場の計画。
これは建設価格が高過ぎるとの批判から、政府は白紙状態に戻した。

そうかと思っていたら、今度は・・・。
2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム問題。
模倣や盗作の疑惑が大きな社会問題に発展。

デザイナーの本人は否定するも・・・。
大会組織委員会は問題のエンブレム使用を中止・取り下げる始末。
広報用に印刷した経費は、4,600万円だとか。

そして誰も責任を取らないおおらかさ。
おまけに、猛暑のさなかの8月に開催予定。
別な問題が、まだまだ勃発しそうな景色である・・・。

軽んじられる労働者

なんとのんきな日本の政治であることか。
労働者派遣法改正案が、成立しないまま施行予定日の9月1日を迎えた。
なんじゃ、こりゃ？？？

企業が、派遣社員を事実上ずっと受け入れられる。
そんな仕組みの法案の施行日をほったらかし。
慌てた政府・与党は、施行日を9月30日に修正する意向だとか。

この場合でも成立から施行までの周知期間はほとんどなし。
違法派遣への新制裁制度は、10月1日に始まる・・・。

社民党の福島代表は吠える！
施行日に法案が成立していない。あり得ない・・・。
法案を撤回すべきではないか！と食い下がる。

厚生労働大臣は、苦しいお願いに終始。
施行日の修正は、与党から提案されているので・・・。
引き続き審議をお願いしたい・・・。

政治劇場は、真剣味が足りないねぇ～。
もっとも政治屋は、自分の暮らしを守るのに必死！？
市井の生活者のことは、二の次・三の次。

派遣社員を百円ライター以下に見下げる政治。
腹立たしさを超えて、悔しいねぇ～、情けないねぇ～。
何とかならんのか！美しい国！・・・。

インターネットで国勢調査

インターネットで国勢調査する時代が到来。
世の中が、ずいぶん変わったものである・・・。
広報を推進するホームページには、こうある。

平成27年国勢調査は、正確かつ効率的な統計の作成を行うとともに・・・。
みなさまの記入負担の軽減・利便性の向上を図る等の観点から・・・。
インターネット回答を推進。

インターネットによる回答数は、1千万世帯を超えるものと想定。
これは世界最大級の規模云々・・・。

ポイントのアピールでは、こんな塩梅。
仕事で帰宅が遅くなったり、日中不在がちにすることの多い世帯でも・・・。
期間中は、いつでも好きな時間に回答できる。

ネット回答の世帯には、紙の調査票の提出が不要となる。
ネット回答のない世帯には、後日、調査員が紙の調査票を配る。
不正なアクセスなどの監視を24時間行っているので・・・。
回答データは厳重に守られる。

総務省の胸を張ったコメントもにわかに信じがたい。
これまでの省庁が、個人情報じゃじゃ漏れさせた実績。
それを思えば、不安が一杯いっぱいイッパイ。

それにしても、こんなシステム構築に何百億円投資したのだろうか。
気の遠くなる額に違いない・・・。

個々人のパソコンを有効活用する総務省。
どこまでも抜け目のない頭脳集団には、ただただ脱帽。
恐れ入りマスた・・・。

新手の税金むしり取り作戦

またまた財務省が、新手の税金むしり取り作戦を考え出した。
ビール系飲料の酒税額を統一して、税金を搾り取る作戦だ。
おまけにビールの定義も約110年ぶりに見直す方向。

この作戦は、税収減に悩む財務省が、与党と検討して進めているらしい。
いまや、ビールより税金が安い発泡酒や第3のビールに、庶民の人気が集中。
それなのに、庶民のささやかな楽しみにまで、手を突っ込んでくるこの作戦。

現行の税額は、こんな塩梅のようだ。
350ml缶の場合、ビールが77円、麦芽比率が25％未満の発泡酒が47円。
そして、麦芽を使わないものもある第3のビールが28円。

それを財務省は、全体の税収が変わらない水準の・・・。
55円を目安に税額を揃えたい考え。

結果、ビールは価格が下がり、発泡酒等は値上がりする。
そんな絵になるようだ・・・。
ということで、どこまでも税金をむしり取りたい作戦に・・・。
発泡酒の苦さも倍増である・・・。