( Vol 2913 ) アメリカ軍の アフガン撤退は 1970年のベトナムでの撤退の経験を生かせていない
報道から流れてくる 映像は ベトナム戦争の時の撤退の時の混乱を 思い出させた
なぜ 同じことが起きてしまうのか
そこには 周到な準備がなされていなかったのではないか
タリバンとの関係においても 何らかの調停ができたのではないか
報道からは
慌てて 脱出した というように映った
アフガニスタンに関与してきた国は ことごとく 関与に失敗
その中で 撤退の仕方がまずいのは アメリカの対応である
いま 日本も自衛隊輸送機を 送りはじめた
今回のことから 国内紛争に外国からの関与は すべきではない といえる
関与には それだけ負の部分もある
何らかの 利益があるから 関与する
しかし 関与は必ずしも 上手くいくとは限らない
その関与は いろいろな国々で 試されてきたが 成功は少ない 多くが失敗
今回のアメリカ軍の撤退は 関与の失敗
荷担した勢力側が 負けた
そして 支援しない敵対する勢力が優勢になり 関与できる状態ではなくなった
ここで 問題なのは 撤退する タイミングである
タイミングという点から みると
アメリカは 関わりすぎた 撤退のタイミングの 絶好のチャンスを 外し 最悪の状態での撤退 となった
それによって 一般大衆までも 巻き込んだ 撤退騒動になった
そして アフガニスタンに関係している国々は 慌てて 輸送機を送り込み 自国民の脱出作戦に出た
この関与で 何が アフガニスタンで起きたのか
人為的な避難民が出てしまった
難民保護という名のもとに 各国は受け入れる体制を整えようとしている
しかし 難民受け入れは 許容量を越えれば 受け入れる側の秩序において 問題になる
今回の人為的な難民は 通常の難民とはいえない 関与が作り出した難民
しかし 難民たちの行動は その場で生き抜くことから 安易な方法を選ぶことを誘発している ともいえるのではないか
生きるとは どういうことか
生き抜くとは どういうことか
大事なのは その場の状況を 受け入れて その場で生き抜く ということではないか
いま 世界中で 安易な難民たちの行動が 起きている ことにも共通する
いま 苦しいから そこから逃避するというのは 安易すぎる
今回の救出作戦は 自国民だけに 留めるべきである
ベトナム戦争の時の 撤退の悲劇を再び 起こさないでほしい