豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三のつれづれ日記

2013年11月07日 19時07分24秒 | 日記
 ( Vol 976 ) 秘密保護法案は 政府は一方的に 国民の知る権利を 剥奪している

秘密保護法案は 国家安全保障会議と連動するように 提案された

国家安全保障という観点から 秘密保護法案が提案された

この秘密保護法案を 見てみると 管理という観点から 起草されている

国民の知る権利という観点は 欠落


国家安全保障と情報への権利に関する国際原則 ツワネ原則が 2013年6月12に発表された

これは 70カ国以上にわたる国の500人以上の専門家の助言を得て 22の団体や学術機関により起草された

このツワネ原則の内容 原則10Aでは 政府は人権 人道に関する国際法に違反する情報の公開は 制限してはならない

と謳っている

原文 詳しい内容については

Peace Philosophy CentreのHP 

http://peacephilosophy.blogspot.jp/2013/09/global-principles-on-national-security.html

を参照していただきたい


ツワネ原則の指針からみると 政府の提出している 秘密保護法案は 国民の知る権利について欠落している 

これでは 政権政党の 権力の意のままに 情報が隠蔽されてしまう 恐れがある

いままでも 自民党政権は 情報の隠蔽を 行ってきた

その過去の事実から 想像しても 政権政党の ご都合法案としか 言いようがない


政府与党である 自民党は 本当に 国民の権利を 擁護する考えは ないように思う

国会議員は 国民の選挙により 当選したものである

このことから 国家議員は 国民の信託を受けた 国民の権利を守る 代表者でもある


だが 現実はどうか 

政府与党である 自民党は 党利党略を 優先し 国民の代表であることを 放棄している といえるのではないか


国家の安全 国民の生活を保障する という観点から 強引な論理で 法案を 通そうとしている

それに対して 国会では 国家の安全にだけ 重点を置き 議決されているのは

議論の点で 偏重しているのではないか

このまま 法案が通れば すべての情報は 闇の中へと 葬られてしまい

国民の知る権利は 反古にされてしまう

これでは 歴史を正しく 知るという点で 問題ではないか

最近では アメリカのGHQによる 情報の収集実態が 過去のアメリカの公文書から明らかになっている

そのことにより 日本の戦後の 政治の一部が明らかにされはじめた ということがある


このように 情報というものの持つ 重みは 歴史において 大きいのである


故に 情報は 隠蔽されてはならない

情報の保管期限を 定め

国民が知ることができる 機会を つくるようにすべきである


その点において 欠落している 今回の法案は 問題である





過去の内容一覧 (以下のことに関しては最下段の
「記事一覧」を参照ください

Vol 975 東京電力は 黒字を計上していながら なぜ除染費用を支払わないのか
Vol 974 なぜ 報道は 参議院議員 山本太郎氏の行動を 報道したのだろうか そこには報道側の意図があったのではないか
Vol 973 参議院議員 山本太郎氏の 陛下に手紙を手渡す という行動への批判は 時代に合っていないのではないか
Vol 973 普天間固定化発言の政府部内の動きは 沖縄県民の感情を逆なでるもの ではないか
Vol 972 NSC(国家安全保障会議)議事録は 記録しない というのは 国民の知る権利を侵害している
Vol 971 批判は 積極的に 受け入れよ 社会が よい方向へ発展するためには 批判力が 大切である  批判なくして 発展はない
Vol 970 日本の産業を活性化させるには 自動車業界の牽引力にかかっている 特に 水素燃料自動車の普及が 欠かせないのではないか
Vol 969 川上哲治氏を悼む
Vol 968 日展書道 における 入選事前配分 報道に思う
Vol 967 作詞家 岩谷時子氏 を悼む
Vol 966 アメリカによる通信の傍受報道から 感じること
Vol 965 なぜ 相次ぐ 企業による 偽装が 起きるのか
Vol 964 特定秘密保護法案の国会提出は 国民の知る権利を損なう恐れがあるのではないか
Vol 963 脱原発発言した 小泉元総理に対する 安倍総理の反論は 短期展望すぎるのではないか 長期展望で 論じてほしい
Vol 962 外務省が 動画投稿サイト「ユーチューブ」上に た竹島と尖閣に関する動画 を掲載したことについて
Vol 961 東京電力の 対応は いまだに 変わっていない
Vol 960 なぜ 地方自治体の一部自治体は 国の給与削減要請に応じないのか
Vol 959 天野祐吉氏の死を悼む
Vol 958 靖国神社の扱いにおいて また 安倍総理は 参拝しなかった 総理に就任したときの思いは どこへいったのか
Vol 957 台風26号による土石流被害がでた 伊豆大島 における 自治体の対応について 思う
Vol 956 物価の上昇を 身近に感じる ようになった 庶民の家計を 圧迫しはじめた
Vol 955 漫画家 やなせたかし氏の 死を悼む
Vol 954 コンピューターは なんでも自分で つくるのか そうではない そこには ヒトが 関わっている
Vol 953 常識は その時代が作り出す だからこそ 過去の常識を 疑う必要がある
Vol 952 国連放射線影響科学委員会の 東京電力福島第一原発事故で作業員の内部被ばく量が約20%過小評価されている可能性があるとの報告書は 政府 東京電力の 隠蔽行動を裏付けるものではないか
Vol 951 TPP交渉の扱い 期待をひるがえす  衆議院選挙で 自民党は 特に農業関係者に約束した 公約は 反古にされようとしている これは民主党のときと同じではないか
Vol 950 映画「そして父になる」の監督の 制作において ノンフィクション「ねじれた絆」作品を 参考文献とした扱い における 著作権の尊重問題を 考える
Vol 950 北軽井沢メロディーラインの 音楽を奏でる道路 の撤去に思う
Vol 949 安倍総理は 水俣条約会議でも 強気な発言メッセージ 国民感情を無視している

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