豊前善三のつれづれ日記

　( Vol 497 ) 　いまや経済は　自由市場経済では　なくなっている

経済が　おかしくなっている

その原因は　自然の流れにまかせた　経済が　人工的な流れになった　経済になっている

それは　どういうことか

工学ということばが　経済に現れたことである

経営工学　である


経済的な市場を　工学的分析によって　投資をする

これはコンピューターの出現　開発　によって　可能になった


また　投資の形態の変化

取引市場が　コンピュータ化により　市場の変化に迅速に対応するようになった

投資ファンドの出現　短期間に売り抜け利益を上げる投機行為

これらの要因から　取引市場は　故意とも捉えられる操作が　可能になった

価格は　自然な動きを　失った

投資ファンドによる　影響を　大きく受けるようになった


結果　市場は　混乱　　

取引市場価格の　上下への急な変化を繰り返すという　現象を生んでいる

お金至上主義の　経済社会を　つくっている

貧富の格差の　拡大を　生んだ


いま一度　この経営工学導入の　考え方を　改める必要があるのではないだろうか

また　投資ファンドによる　混乱も　抑制する必要が　あるのではないだろうか

経営は　株主優先の経営から　顧客優先の経営に　変えていく必要があるのではないだろうか


世の中　コンピュータの出現によって　予測できないことが　次から次へと　起きている

法律や　組織が　追いついていかないのが　現状である

また　ヒトは　性善説だけでは動かない　性悪説で動く部分がある　


便利さも　性悪説の前では　逆効果になる


今後の　経済は　現代の変化に即した　対応　考え方の　出現を待つしか　改善はないのだろうか

それにしても　コンピュータは　すごい怪物立ちを生んだものである


Vol 496 交代劇と共に　中国の権力者から　見えてくる　権力と富の構図
Vol 495　田中真紀子　文部科学大臣の　発言の中に埋もれてしまったものの中には　どのようなことが含まれているのか
Vol 494 なぜ　若者は目上のヒトのコトバに　「上から目線で言っている」というコトバで　反応するのか　
Vol 493 大飯原発　断層調査は　原子力委員会　自ら掘削し　調査すべきではないか
Vol 492 今回の　中国　万里の長城遭難事故　について　思う
Vol 491 現代社会は　顔の見えない社会に　なってきている
Vol 490 今　世界を　リードする国の　政治が　オカシイ　貧富の差の　拡大を招いている
Vol 489 田中真紀子　文部科学大臣の　新審査基準の　設定による　再審査するという発言は　適切ではない
Vol 488 侵略　占領　それは　先住者の　文化　人格を　否定する　行為に出るくる
Vol 487 タブレットの　普及は　さまざまな　生活スタイルを　教育現場を　変えているVol 486 田中真紀子文部科学相の　大学新設不許可　行為は　大臣としての　質が問われる
Vol 485 家電大手パナソニック社長の　「我々は負け組になっている・・・」　ということば　その真意は　伝わるのか
Vol 484 アメリカ　ニューヨークを　襲った　ハリケーン　は　現代社会に　なにを　投げかけたのだろうか
Vol 483 今回起きた　１４歳の少年の　インターネット犯罪は　　インターネット社会の　危うさを　現している
Vol 482 石原都知事の　「激」発言を　国民は　どう捉えたら良いのか
Vol 481 芸術の秋　芸術論を　してみたい
Vol 480 なぜ　若者は　都会に投げ出され　放浪するのか
Vol 479 地方交付税の遅滞は　現政権だけでなく　国会議員全体の　問題である
Vol 478 中国の主張する　領有権の根拠は　受け入れられるのか
Vol 477 民主党最高顧問　鳩山由紀夫議員の言動は　責任感が　感じられない
Vol 476 Ｗindows８は　ＰＣ使用の形態を　変えるか
Vol 475 資源　および　エネルギー　について再生リサイクルを　考えた　社会構造を　考える時ではないか
Vol 474 公務員による　住民基本台帳の情報漏洩　事件に思う
Vol 473 人間は　ヒトを非難する　攻めるのは　得意しかし　反対は　不得手である
Vol 472 原子力規制委員会　発表　原発事故時の拡散予測　３０ｋｍ　より広い範囲の被曝線量が　あることの報告は　何を意味するのか
Vol 471 10月から派遣法が　新しい形で施行された　労働者にとって　一歩前進であるVol 470 貿易相手国への依存度を　特定の国に　偏ることは　好ましくない
Vol 469 中国企業による　外国企業の買収　海外進出は　国家そのものの存在を　脅かしかねない

豊前善三のつれづれ日記

　( Vol 496 )　交代劇と共に　中国の権力者から　見えてくる　権力と富の構図

いま　中国は　首脳部の　交代時期に　来ている

その陰で　権力の争奪が行われ　首脳部　権力者の　蓄財も　問題になっている


権力と富　が露わになっている

これは　中国という　特殊事情　と一言で　くくることはできない


国　社会　に　権力が　存在する限り　富は　ついて回っている

ヒトは　権力と富への　欲望を持っている


豊かな暮らしへの　憧れ

社会的地位　への憧れ


これは　だれの　ココロの中にも　存在している

権力を持つと　この欲望が　顔を出す


どんなに　「平等社会を」という理想を　掲げて　トップにたっても　欲には勝てない

自己コントロールの　ムズカシサ

権力を持ったモノは　権力によって得た富を　カモフラージュをする

権力者　本人の　財産を過小にし　権力者に関係するヒト　親族　組織　企業に　富を振り分ける


中国首脳部の　財は　どうだろうか

今回　明らかにされたのは　親族の　蓄財である

中国共産党は　建国の時に　人民解放　平等を掲げた　

しかし　今はどうか　

国家は成熟し　貧富の差の　拡大　不平等を　招いている


特に　権力者達の　富の独占を　招いている


自由主義社会をみると　どうか

やはり　同様のことが見える


権力者と富の関係は　存在する


日本には　国会議員の財産を　法的に公開するという法律がある

それは　富の独占化を　警鐘するためにつくられた


しかし　現実は　どうだろうか

はじめは　議員本人の財産の公開であった

だが議員達は　財産の分散を図った

それが配偶者名義の活用である

いまでは　それも公開範囲になった


しかし議員達は　巧妙である

合法という名の下に　財産隠しを　中国に見られるような　あらゆる手段で　行っているのが　現実である


そこには　彼らなりの理由が　存在する

理由は　ただ一つ　金がかかる　金がいる　ということである


その理由の範囲は　いかようにでも広がる


また権力は　不正もはびこらせる　要素を　含んでいる


認可に際しての　特別待遇

入学に際しての不正入学 　入試において不合格でも　合格にする　

入社に際しての不正就職　コネ　一般の採用試験で不採用判定でも　採用する

事業委託に際しての　不正受注　

株式市場における　情報取得によるインサイダー

親族　知人　への厚遇

などなど


今回行われた　自民党の国会議員立候補者の公募においても　見える

公募とは名ばかり　選定委員は　地域の有力者　結局　前議員の後継者は　親族が選ばれている　

立候補の機会平等といっても　形だけで　平等ではない　

これは　　有力者　支援者　後援会の　利権が　絡んでいる　

これも　権力と富　の構図である


権力の前では　平等というコトバは　形骸化される


中国は　いま首脳部の財産についての　インターネット上に掲載された情報を　やっきになって　消去している

国民の貧富の格差への不満を　首脳部批判を　抑えるために　行っている


どこの国も　どこの会社も　どこの学校も　

この権力と富への　欲望の渦の中に　取り込まれている


過去から未来に　至るまで　このことはなくならないだろう

人間が　欲望を持っている限り　なくならないだろう


一族の繁栄を　未来永劫　保証させたいという思い

優性種の保存　継承　という　生きているモノの　生存本能　が働く



泣くのは　平民　　権力とは縁のないヒトたち　である


誰でもが　豊かになりたい　という欲望を持っている

それを　平等に　叶えるのは　ムズカシイ

ただ　不平等の　格差を小さくすることはできる


そこには一人一人が　自己コントロール　をどれだけできるか　にかかっている

自己の中の　欲望との戦い　でもある


過去の内容一覧　（以下のことに関しては最下段の「記事一覧」を参照ください
Vol 495　田中真紀子　文部科学大臣の　発言の中に埋もれてしまったものの中には　どのようなことが含まれているのか
Vol 494 なぜ　若者は目上のヒトのコトバに　「上から目線で言っている」というコトバで　反応するのか　
Vol 493 大飯原発　断層調査は　原子力委員会　自ら掘削し　調査すべきではないか
Vol 492 今回の　中国　万里の長城遭難事故　について　思う
Vol 491 現代社会は　顔の見えない社会に　なってきている
Vol 490 今　世界を　リードする国の　政治が　オカシイ　貧富の差の　拡大を招いている
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Vol 488 侵略　占領　それは　先住者の　文化　人格を　否定する　行為に出るくる
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Vol 472 原子力規制委員会　発表　原発事故時の拡散予測　３０ｋｍ　より広い範囲の被曝線量が　あることの報告は　何を意味するのか
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Vol 469 中国企業による　外国企業の買収　海外進出は　国家そのものの存在を　脅かしかねない