面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

連勝♪

2006年05月12日 | 野球
今日は帰宅したら日付が変わってた。
別にヘベレケになるまで飲んだりしてるわけではない。
単純に仕事のキリがついたのが、23時をはるかに回っていただけのことである。

こんな日にありがたいのは『録画ナイター』と呼ばれるプロ野球中継の録画放送。
今日も関西テレビでタイガースvsロッテの試合をやっていた。
しかもこの録画中継のイイところは、ハイライトシーンに凝縮されている点。
タイガースが勝った試合は、得点シーンとナイスピッチングや守備のファインプレー、ゲームセットの瞬間てなところなので実にお手軽♪

鳥谷は先制に追加点にと、タイムリー2本飛ばして好調をキープ。
やっと素質が花開いてきたかな。
それにしてもシーツが開幕以来ずっと好調なのが素晴らしい。

そして、もう完全復活と言っていい、藤川。
WBC出場で調子を崩していたが、今日は圧巻の三者三振で8回表のロッテをピシャリ!
ストレートとわかっていて、それを待っていても打てない。
明らかに振り遅れたり、ボールの下をバットが通っている。
これはストレートの伸びとキレが抜群な証拠。

ふと、子供の頃に見た阪急の豪腕・山口高志を思い出した(…古いなぁ)。
彼の球は、正に唸りをあげて飛んでくるという表現がピッタリだった。
水島新司風擬音で言えば、山口の球はキャッチャーミットに「ドーン!」という音を立てて飛び込んでくる球。
投げるところから言えば、ギッコン、バッタン、「ドーン!」という感じ。
(どんな感じや!?…というツッコミが聞こえるが)

一方、藤川球児の球は「ピシーッ!」という音を立ててミットに吸い込まれる球。
更に漫画「ドカベン」的に言えば、山口は横浜学院の土門で、球児は白新高校の不知火。
(何人に理解可能なんだろう…?)
球児のストレートは、打者からすれば浮き上がってくる。
「…ように見える」というのが正しくて、物理的に18.44mの間を飛んでくるボールが、浮き上がることはありえないのだが、打者からすればそういう感覚に陥る球。
だからこそバットがボールの下を通ってしまうのである。
これは、球の回転がよく、勢いが強くて、いわゆる“ボールがおじぎ”をしていない状態にあるのだが、この投球ができる限り、球児が打たれる確率ははるかに低い。

彼の今年の目標は防御率0.00、つまり無失点だったのだが、4月早々に失点してしまっていたので、今年はもう0は無理。
そこで彼は、防御率0.50を目標にしているらしい。
今日も1イニングを無失点で切り抜けているので、0.4~0.3台だろう。
それでも、たいがいスゴイことである。

なんにしても交流戦は連勝スタートで素晴らしい♪