虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

昔のはなし

2009年10月30日 | Weblog

NYの友人が、まだペルーにいたころ、一緒にボリビアまで行ったことがある。

首都ラパスだが、ここは4000mもある。

友人は、昔、父親の仕事の関係でここに住んでいた。

父親は外交官だったので、彼女は異動のたびにあちこちの国に住んでいた。

だから、知り合いがたくさんいる。あちこち案内してもらった。

一般的には、首都はラパスと、認知されているが、憲法上はスクレが首都だ。

飛行機でいきなり4000mに降りると、息苦しい。

その日は、動き回らず、とにかくベッドで静かに寝ている。

 

友人がボリビア在住の頃は、もう50年も前で、政権も不安定で、革命だったか、

家の屋根を銃弾がビュンビュン飛び交ったが、

当時は、とくに怖かったことも無かった、と笑いながら言っていた。

 

ボリビアには化石がよく取れる場所がある。取れる、という表現はおかしいが、丸い石を見つけて、それを割ると、なかはアンモナイトの文様がくっきりとある。

割るときには、方向があるのでそれさえ注意すれば大丈夫だ。

感じとしては掃いて捨てるほどある。素人でも簡単に見つけることができる。

これをとっている専門の日本人がいるくらいだ。

2、3個家に持って帰ってきた。

4000mの高地に、海の生物の化石が見つかるのは、その昔は海だったことが如実に理解できる。

この現実をみると、地震学者が、プレートの隆起だとか、見てきたようなことを説明するが、本当らしいことが、なんとなく分かる。

 

首都から離れたサンタクルスという町が、南米大陸のちょうど真ん中辺りに位置する場所にある。ここはボリビアでもかなり開けたところで、経済が発展している。

ここからジープで奥地に行くと、日本人入植者の村がある。沖縄からの移住者がほとんどだ。

この村にこの友人と2、3度行ったことがある。

雨が降ると、河ができてしまって、サンタクルスと遮断されしまう。

僕が訪れた当時は、カラオケや宿まであった。

村でもっとも裕福な、名前を忘れてしまったが、昼食をごちそうになった。

ピラニアを乾燥させたもので、炙って食べた。身は白身で、さっぱりした日本人好みの味がした。

子供たちもたくさんいたが、みんな日本語を話していた。

いまは、どうしているんだろうか。もう立派な大人になって、活躍しているんだろうと思う。

 

昨日は、このNYの友人と昔話に花を咲かせた。

 

日記@BlogRanking        

http://putiya.com/410gatu_halo5.html    

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 極意 | トップ | ペルー2題 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事