虚空を観じて

今感じたことを書くことは、年取った脳みそにいいんじゃないかと考えて認めています。日常の風景から、過去の記憶まで。

隔世の感

2013年08月02日 | Weblog

政治、宗教、人種の話は厄介だ。

麻生副総理のナチスの発言には驚いた。

ナチスに触れることは、内容の如何を問わず、政治の世界ではタブーだと、知らなかった筈がない。

ナチスには、たとえ疑問があろうが、証拠があろうがなかろうが、その疑問すら許されないことになっているという。

本当のアンタッチャブルだ。

触れて欲しくない勢力があるからだろうが、その一つにアメリカがあると思っている。

 

戦争で、民間人を殺害することは国際法に反する、というのはいつごろできたか知らないが、

少なくともアメリカが日本に原爆を落とした時には、この法律は機能していた。

原爆を落とした事実、しかも二つも、というのは、これは完全に違反だ。

民間人大虐殺という事実が、証拠と共に明確にあるのは、この原爆だろうと思う。

 

ほんの少し前までは、日本だって憲法改正だの核兵器だのと、大臣が発言すれば、その内容に関わりなく、首が飛んだ時代だった。

こっちの方の、政治家の言論の自由は全くなかったが、いわゆる左翼的な発言には言論の自由がいくらでもあった。

それが、現代では、政治家が憲法改正を、やっと発言できる時代になった。

しかも、9条改正までに触れることができるのは、

これを隔世の感というのだろうか。

 

隔世の感は、実は、歴史を繰り返す前兆でもあるだろう、と感じている。

 

コメント
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