政治、宗教、人種の話は厄介だ。
麻生副総理のナチスの発言には驚いた。
ナチスに触れることは、内容の如何を問わず、政治の世界ではタブーだと、知らなかった筈がない。
ナチスには、たとえ疑問があろうが、証拠があろうがなかろうが、その疑問すら許されないことになっているという。
本当のアンタッチャブルだ。
触れて欲しくない勢力があるからだろうが、その一つにアメリカがあると思っている。
戦争で、民間人を殺害することは国際法に反する、というのはいつごろできたか知らないが、
少なくともアメリカが日本に原爆を落とした時には、この法律は機能していた。
原爆を落とした事実、しかも二つも、というのは、これは完全に違反だ。
民間人大虐殺という事実が、証拠と共に明確にあるのは、この原爆だろうと思う。
ほんの少し前までは、日本だって憲法改正だの核兵器だのと、大臣が発言すれば、その内容に関わりなく、首が飛んだ時代だった。
こっちの方の、政治家の言論の自由は全くなかったが、いわゆる左翼的な発言には言論の自由がいくらでもあった。
それが、現代では、政治家が憲法改正を、やっと発言できる時代になった。
しかも、9条改正までに触れることができるのは、
これを隔世の感というのだろうか。
隔世の感は、実は、歴史を繰り返す前兆でもあるだろう、と感じている。