やまねこノート         

週末に絵を描いています。

セザンヌ 「シャンティイの広い道」 1888年

2012-02-11 10:38:02 | いろいろ

      このすばらしい絵には、次のような文章が添えられています。

      「城館を囲んで広大な草地と森が広がるシャンティイにセザンヌは画架を立てた。
       森は緑のトンネルになって、遠くへと眼差しを誘う。
       画家は一筆一筆に乗せた緑の色調の変化で、深い空間の奥行きを見事に描ききる。
       それは、セザンヌにしかできない、絵画をもって世界を組み立てなおす驚異的な作業となる。」




       先回の画像が良くなかったので少し調整しました(写真を撮ってみたのですが、さらにダメでした)。
                            ・・・・・ でも、投稿後に見比べると、ほとんど変わっていませんね。。。
       木々の緑も、大地の色も、もっと複雑で深みと重みのある色をしています。

    

       今朝、ヒバリのさえずりを聞きました。





ねこ写真

2011-11-05 13:17:08 | いろいろ

     ご無沙汰が続きます。
     しばらく絵の更新ができないので、表紙をねこ写真にします。

     10年ほど前のです。
     1週間のあいだに別々に拾った男の子です。
     
     今はもう遠くにいます。


     右側の写真をもとに、紋様みたいな絵を描きたいと思っています。
     アルジェリアの織物の紋様と一緒になってしまっているような
     柔らかな雰囲気のが描けたらなぁ   と希望は大きい、、、



マッキントッシュと同時代 

2011-06-19 21:42:22 | いろいろ

イギリスの建築家・デザイナー チャールス・レニー・マッキントッシュ(1868年~1928年) と同時代の人たちの絵 の続きです。
「マッキントッシュのデザイン」 西武美術館 / 日本経済新聞社 1979年 刊行   より 

  
    「果樹園のキャベツ」 チャールス・レニー・マッキントッシュ 水彩 1894年  8.6×23.5㎝


   
       左 「ワース・マトラヴェスの村(ダーセット)」 チャールス・レニー・マッキントッシュ  水彩 44.5×54.㎝
       右 「マイエール砦」 チャールス・レニー・マッキントッシュ         水彩 1927年 34.5×26.5㎝



   

       左 「感化する木」    フランシス・マクドナルド 水彩と鉛筆 1895年 32×25㎝
       右 「個人的努力の木」 フランシス・マクドナルド 水彩と鉛筆 1895年 32×25㎝


              *  *  *  *  *  *  *

       それぞれの時に、願ったように描けるかどうかは分かりませんけれど、
       下手でも、せめて自分の思いに忠実でありたいと 
       柔軟で感性豊かな絵を見て思います。

          
     

絵の更新はしばらく休みます。

2011-06-15 22:02:03 | いろいろ
    梅雨空が続きます。
    しばらく絵は描けそうにありません。 
    時々、好きな絵とか好きな本について書き込みします。


          
       左 「花 ― たかとうだい 水彩と鉛筆」 チャールス・レニー・マッキントッシュ 1909年 
       右 「はりえにしだ 水彩と鉛筆」 ウォールバーズヴィック 1915年          
                       「マッキントッシュのデザイン」 西武美術館 / 日本経済新聞社 刊行  1979年 

      イギリスの建築家・デザイナー チャールス・レニー・マッキントッシュ(1868年~1928年) と同時代の人たちの絵です。
      図版は白黒なのですが、時間を沢山かけて心をこめて描かれているように思います。
     

     
       マッキントッシュの家具設計図  1918年
        
       
         

           

 

大正時代の照明器具姿図と入母屋の瓦割付図

2011-03-05 23:20:32 | いろいろ


                                              (5月26日追記) 
    
     このブログは下手な絵のブログですが、時折り、以前書き込んだ文章の中の単語検索で寄ってくださる方がいます。
     「大正時代の照明器具」とか「入母屋の瓦の割付」とか。

     寄ってみて、何にも無いんじゃ・・・・・悪くて。

     20年前に描いた実測図面です。 千葉にあった銀行のです。

     ブラケットとガス灯。
     なんでか素材が書いてありません。 器具については苦手意識が強かったからかもしれません。。。
     (スケールの入った図面に差し替え 03.07) 

              


     繊細で好きだった 2階の廻廊の手すり。

  


     

     簡素な入母屋屋根の瓦割付け図。 勉強会のために作図しました。    

   2023年5月24日図版差替え

     下図の隅部分、隅巴を使った場合の切隅瓦の姿図の変更と寸法全体の確認をしたところ、

    摺り合わせに無理があり、数値をはずしました。

    「入母屋」については、「建築をめぐる話」故下山真司にお寄り頂けたらと思います。

     



    瓦についての本はいくつかありますが、
    一番お世話になったのは、「日本の瓦」 坪井利弘著 新建築社刊 です。
    毎日見てました。


  
    下図は、明治37年に発行された偉大な「日本家屋構造」斉藤兵次郎著 の中の図面です。







                     2012.05.01  「日本家屋構造」より寄棟隅瓦の姿図等を追加しました。
                             「日本家屋構造」は「近代デジタルライブラリー」で見ることができます。





     追記 5月26日
     「大正時代の図面その物って何処かで見られませんかね。」 というコメントをいただきました。

     あいにく心当たりがありません。
     あまり多いとは思えない「実物」は、
     一部は博物館や資料館で展示されることもあるとは思いますが、
     普段は資料室に大切に保管されているのではないかと思います。

     ネットの中で、名古屋市市政資料館所蔵の照明器具の姿図を見つけました。
     再見 東海地方の名建築家③ 設計監督工事者・金刺森太郎     

     国立国会図書館近代デジタルライブラリー  
     個人的には、国立国会図書館に出向いて沢山の時間を費やすことができれば、
     実際の図面ではなくてもすてきな何かに出会えそうです。

     明治、大正時代の照明器具の図面は、建築設計図の中の一部として描かれていることが多そうです。
     自宅にある本の中で、いくつか見つかりましたので、転載させてもらいます。

 
     「図面でみる都市建築の大正」 編集 鈴木博之・初田亨  柏書房発行
     「東京銀行集会所」 大正5年竣工      
   



      
     「図面でみる都市建築の大正」 編集 鈴木博之・初田亨  柏書房発行
     「三菱銀行本店」 大正11年竣工
           



      「重要文化財 旧日本銀行京都支店修理工事報告書」 編集 京都府教育庁指導部文化財保護課
      「旧日本銀行京都支店」 明治39年竣工 
                


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