F8号。ゴーギャンの模写をしています。
なかなか進めないので、勉強することにしました。
4月の初めに、夜のBSで「画家ゴーギャンへの旅」の番組をなんとなく見ていて、
そういえば、わたし、ゴーギャンが好きなんだ
十年ほど前に久しぶりに買った絵の最初の本は、ゴーギャンについての本でした。
ゴーギャンの絵は、有名な後半生のタヒチでの絵よりも、まだ修行中の頃の印象派の趣のする絵が好きだと思ったみたい。
油絵の最初の模写はゴーギャンだったし。
そう思い出して、ネットで模写する絵を探して、時々少しずつ描いています。
話は突然変わりますが、猫の病気の話を書きます。
なぜなら、猫の病気についてネットにずいぶんお世話になったので、何かの記録になればと思います。
(お食事中の方はご遠慮していただいた方が、いいかも)
今、我が家には15歳の雌猫を筆頭に4匹の猫がいます。
今年になって、その雌猫が巨大結腸症になりました。
極度の便秘。便が詰まって腸が巨大化する病気です。その子は、外で用足しをしていたので、発見が遅れました。
庭先で頻繁に踏ん張っているので、最初は下痢かと思いました。
水分不足と腸の能力の衰えで便が硬くなり、出ないので力むうちに、出口のきわにポケットができてしまって、そこに便がたまって栓になってしまい、
下剤も効かず、踏ん張る、出ない、踏ん張る、出ないを繰り返します。
最初のうちは、お腹のマッサージやいくつかの下剤も、数度は効くのですが、だんだん何も効かなくなりました。
4、5日ごとに動物病院に通って、摘便・ぬるま湯浣腸・補液をしてもらいながら、なんとか状況を変えられないか、毎日ネット検索しました。
食事は、普通食から療養食に変えなくてはなりません。口内炎もあり、自分で食べられる食事量も極端に減っていました。
最初のころは、一日に数回 水溶きw/d缶(すり鉢ですったもの)をシリンジで、強制給餌しました。
その次はロイヤルカナンの消化器サポートを一粒ずつ口に入れたり、すって水に溶いてシリンジで給餌しました。
丁寧に診てくれる動物病院の先生からは、シリンジでぬるま湯をゆっくり押し入れる浣腸を教えてもらったのですが、
頑固な詰りで、一度はなんとかなってもそれ以降は、何もできませんでした。
便を柔らかくするためと脱水にならないように、一日の水分量100ccを目安にと言われたのですが、
かたくなに口元で押し返すこともあります。
3月末には口内炎がさらに辛くなって口をあけなくなりました。
それで、ネット検索をして森永の猫キドナ(チューブ・ダイエット)を、ぬるま湯溶きシリンジ強制給餌することにしました。
キドナはミルク風味で、幸い牛乳は好きな子なので、量は一日の必要量の半分弱が精いっぱいというところです。
4月に入って、ロイヤルカナンとキドナでようやく腸内が細々と開通しました。
ただ、踏ん張ることが常習化してしまって体力を使うので、口内炎がさらに辛くなりました。
口内炎の注射(ステロイド)をしてもらって、ここ数日は自分で食べる力が少し戻ってきたようで、
ほんの少ししか食べられないのだから 本猫が食べたい時には食べたいものをあげることにしました。
3キロの体重が、2キロを切っています。
動物病院で処置をしてもらった後の数日間の夜だけはオムツをしていますが、
昼間の暖かい時はよろよろしながらも辺りの藪に遊びに出ます。
南側の畑のきわで、気持ちよさそうにごろごろして、茶色になって戻ってくるのが日課です。
気力で生きているという感じの意志の強い表情をしています。
(家にはその子の他に10歳を越えた猫が3匹いますが、便秘がちな子にはロイヤルカナンの消化器サポートを普通の食事に少しだけ混ぜることにしました。
個体差はあるでしょうが、少量でも効果があります。
それと、食事後にケロ(嘔吐)しちゃう猫ちゃんは、ひょっとしたら便秘かもしれません。うちの太ったケロする子はしなくなりました。)
闘病中の子があとどのくらい生きられるのか分かりませんが、今のしんどさが当たり前になるように暮らして行けたらと思っています。
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模写の原画は
「Vase of Flowers at the Window」 ゴーギャン。 1980年代初めの作品です。
もう少し描けたら、素敵な原画を載せます。