青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

アパートの裏山- Nature of Misty Hill青梅市霞丘陵の自然(and 狭山丘陵“緑の森”)2021.6.22

2021-06-23 20:16:04 | コロナ 差別問題と民主化運動 身近な自然



 
いろんな想いに耽っています。
 
人生で有名人に偶然出会う事はどのぐらいあるのでしょうか。僕の場合、数人ぐらいしか思いつきませんが、きっと気付かずにすれ違っている人なども結構いるのかも知れませんね。
 
それに「有名」の定義も、どう解釈すれば良いのか?チャック・ベリーは、自分が有名であることを自覚せずに、ビートルズやビーチ・ボーイズにミーハーファンのノリでサインを貰っていた(と同時に曲を勝手に使われたと裁判起こしたりもしてた)とか、三橋美智也も、、、(以下略)といったような、「都市伝説」があったりします。
 
昨日は、一度東京都武蔵村山市側の六道公園に寄り、瑞穂町の縁を経由して緑の森に行く途中に、思わぬ有名人に出会いました。正確には数年前に亡くなったある有名人の御夫人です。
 
このような場合、ブログに名前を出して良いのでしょうか?有名人というのはある意味公的な存在とも言えるでしょうから、別に問題はないとは思うのですが、間に夫人を介して、かつ僕のブログのようなハチャメチャな媒体で名を出すと御迷惑をかけかねない、と思ったりもします。といって、名前をイニシャルにする方が、かえって失礼に当たるかも知れない。迷った挙句、今回はとりあえず“Iさん”で表記していくことにしました(了解を頂き次第、次回からは名前で記していくことにします)。
 
その僕より少しだけ年下と思われる年配女性は、ハンノキが疎らに生える谷戸の路傍で、ノカンゾウの花を写していました。
 
なんと表現して良いのだろう。雰囲気(たたずまい)が唯の人ではないのです。逆の表現をした方が良いかな?(この表現で伝えられるかどうか自信ないですけれど)“あり得ないほど完璧に唯の人”なんですね。
 
僕は基本的に、山野草とかを撮影している年配者を見るのが嫌いです。“いかにも”といった感じが、どうしようもなく嫌なのです。
 
その年配女性(とりあえず「Oさん」としておきます)には、“いかにも”感を全く感じなかった。谷戸とノカンゾウの空間に溶け込んで、敢えて言えば、“存在していないような存在感”。
 
それで、すれ違いざまに声を掛けました。

僕:
>“へメロカリス、、、ノカンゾウ”ですね。

Oさん:
>たぶんそうだと思います。

普通、そこで会話は終わるわけですが、、、しばし話が続きました。
 
Oさん:
>私の亡くなった夫は、一応ミュージシャンでIと言うのですけれど、、、、。
(どのような経過でその話が出てきたのか脈絡は忘れた)
 
僕:
>Iさんって、結構有名な、、、(でもまあ良く似た名前のミュージシャンなんて幾らでもいるだろうから、そこから先には言葉を継がなかった)。
 
僕もOさんも、とりあえずその話題をパスして話を進めました。
 
でも、話を進めるうちに、やがてIさんが、僕が思い浮かべた(そしてたぶん僕の勘違いと思っていた)有名ミュージシャン本人であることが分かりました。
 
僕は、アメリカン・ポップスが大好きで、日本製ポップスが大嫌いなのです。良さが全く分からない。
 
マクドで和製ポップスがかかっていると、心底気分が悪くなります。急いで耳栓代わりにイヤホン差し込んで、コニー・フランシスとかブレンダ・リーとか聴いています(笑)。
 
ただ、ごく稀に、街角やカフェから流れてきた曲の、その歌い手が日本人であることを知り、“すごく上手い!”とびっくりしたことがあります(どちらも20年以上前だったと思いますが、柳ジョージさんとか忌野清志郎さんとか、、、、どんなポジションの歌手なのか良くは知らないのですが、とにかく名前だけは覚えた)。
 
Iさんの曲も、たぶん聴けばそこに加わるのだと思います。でも、これまでに聴いたことはないはず(聴いているのかも知れないけれど認識できていない)。にもかかわらず、何故か(ネット情報を通しての)この人の存在は、心に引っかかっていたのです。
 
スーパー人気アイドルグループのメンバーで、解散後ソロ活動や他のアーティストのコラボを行っていたことなどをネットで知り、本当に「何故か」としか言いようがないのだけれど、そのたびに動向が気になっていました。といって気になるだけで、それ以上、近づきはしなかった。重い病気にかかりながらも活動を続けていたこと、やがて活動を停止し亡くなったこと、、、その都度気にかけていたのです。
 
Iさんの名は、たぶん日本のロック‐ポップス音楽の愛好家なら、誰もが知っていて、多くの人々にレスペクトされているはずです。ただ“一般大衆”という括りで言えば、そうとは限らないかも知れません。
 
Oさんも、最初Iさんの名を口にしたとき、「たぶん僕のような一般の人には分からないだろう」という前提で、さりげなく出したように思います。
 
以下、IさんやOさんには失礼かも知れませんが、僕からみたポジション的な例えです。
 
例えば、、、僕が(チャンスと能力があれば)いつか書き著したいと思っている「島谷金二伝」の島谷選手(中日→阪急)。実績と一般的知名度の(ある意味良い意味での)落差のようなものについて。話が逸れるけれど、島谷選手(僕より3つ上)といえば大島選手(僕より2つ下)もセットで取り上げねばなりません。
 
同じ球団(中日)に同じ年にドラフト入団し(黄金の71年組)、同じ守備位置(サード)で、併せて3728安打/611本塁打を放っている。(二人とも後に移籍したとはいえ)同じポジションでの同時入団で、共に成功という例は、なかなかないと思います。
 
今、大島選手は、重篤な病状にあるのにも関わらず、めげずに、明るく、前向きに戦っています。大島選手には、島谷選手のことを聞かねばなりません。僕がインタビューに行くまで、頑張って貰わなきゃ困りますよ!
 
また別の例で(Iさんに当て嵌めるのは失礼なレベルですが)、日本での「キューティ・パイ」や「涙くんさよなら」のヒットが無かったと仮定した場合の日本に於けるジョニー・ティロットソンのポジション(たぶん“伝説の米国ティーンアイドル/ポップカントリー歌手”とされていた)。
 
あるいは、ここんところブログで何度も取り上げている、「斎藤緑雨」的なポジション。
 
Iさんの一般的な知名度は、トータル的に見て、上記3人より、もう少し上かも知れませんね。
 
そうだ、僕の大好きな、ローリング・ストーンズのビル・ワイマンにも、結構近いと思う。
 
いずれにせよ、何故か気になるのです。
 
それで、改めてインターネットでIさんの事を検索してみました。大変な偶然を発見しました。
 
出身が僕と同じ神戸市だ! そして、なんとなんと、、、。
 
僕の生まれ育った「神戸市垂水区塩屋町西ノ田」の最寄り駅、山陽電鉄「滝の茶屋」駅の駅前の飲食店でアルバイトをされていた、と。僕は60年前、そこから毎朝電車に乗って須磨浦小学校や甲南中学校に通っていたのですが、7つ年上のIさんも、そこにいらしたのだ、と。
 
僕はその後不登校児になり、東京は練馬区椎名町に某漫画家を訪ねて、、、。Oさんは、そこに住んでいられる。
 
なんか凄い縁(偶然)だと思いませんか?
 
Oさんは、Iさんが亡くなってから、Iさんの残した音楽をより多くの人々に知ってもらうべく、様々な活動をされている(Iさんの曲、今日、たっぷりと聞きましたよ!)。
 
と同時に、Oさん自身が素晴らしいアーティスト(植物写真家)です。
 
とても太刀打ちできないけれど、ダルビッシュ(ユーチュバー!)や、あや子さんや、三世や、パラリラに加え、僕の新たなるライバル出現です。 
 
https://amix-soundworks.com
 
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Oさんから、話の流れの中で、Iさんの闘病と亡くなった時の事を聞きました。もう、本当に、その気持ちが分かります。
 
度々同じことを書きますが、、、時間とは何か。例えば、僕の生きてきた73年間と、このあと生きていると思う、1日かも1年かも10年かも知れない未知の時間。
 
73年は73年なわけですが、ここから先は、「無限」としか言いようがない。過去と未来の比較はできません。全く異なる次元にあります。
 
僕の内側から見た場合、73年という数字に表すことが可能な時間と、これからのX時間。
 
しかし、外側から見れば、また別の次元での時間が存在するわけですね。
 
自分という存在が、内と外での全く異なる次元の許で(かつそれが一つに融合して)成り立っている、、、。
 
「個」の中での存在は「個」の命が終えた時点で消滅するわけだけれど、「他」から見れば「個」は常に存在しているわけです。ただし「他」も常に上書きされて消えていく。
 
時間はどこに向かって進んで(もしかすると戻ってたり?)するのでしょうか。そもそも、時間は存在するのでしょうか。存在は存在するのでしょうか。
 
・・・・・・・・・・
 
昨日は、天気も良くなかったので、その後はほとんど撮影しませんでした。唯一ともいえる成果は、オオチャバネセセリのショウマ(チダケサシ)への訪花。前回は汚いパソコンカバーや僕のズボンのポケットでの吸汁だったので、今回は“ハナセセリ”の別名通りの吸蜜写真の再紹介です。
 

















オオチャバネセセリ
 


ノカンゾウ。右上隅っこにOさんの後ろ姿が見えます。
 


ノカンゾウ。
 


ゼンテイカ、ワスレグサなども、ノカンゾウの別名ですね。高山植物でもあるニッコウキスゲも同じ仲間。屋久島で良く見た暖地性種のアキノワスレグサも。むろん中国大陸にも多数の近縁種が分布しています。たまたま出てきた、四川省宝興県北部の、漢民族居住圏の再奥地(ここから数十分歩いた渓谷源頭からチベット民族集落に替わる)で撮影した個体(種未同定)の写真も付け加えておきます。
(*ジャイアントパンダ生育地の中心地帯です)
2010年7月17日。四川省宝興県北部。




コメント
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