へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

生きる事が難しい世の中

2008年06月26日 03時59分56秒 | Weblog
科学の発達に伴い、物質的に豊かな暮らしが出来るようになり、医療技術の進歩が平均寿命を延ばしてきたのだが、その反作用として「生きる事が難しい世の中」になってしまったように感じてならない。
「生活が苦しい」と言う話を耳にするたびに感じる、「何でそんなに苦しいの?」と言う疑問。
私が考えるのは、生活を苦しくしているのは「科学技術が発達した事によってもたらされた『物質文明』」では無いだろうか?。
「卵の値段が上がる」と騒いでいるが、私が子供の頃は「卵一個が15円」と言う時代(大卒サラリーマンの初任給が1万円以下)で、「生きる事に精一杯」であったが、今のように追い詰められたような感じはなかったように思う。
「何はなくとも明るい我が家」と言う言葉が飛び出すくらいで、「物は無いが人情はある」と言う、現在とは正反対の時代であった。
どちらがよいかは「価値観」によって違うので一概には言えないのだが、私個人の考えでは「戻れる物なら戻りたい」と思っている。
物が豊かにあふれている現代社会に魅力が無いわけではないが、多くの人は「その裏に潜む商業主義(金儲け)」に翻弄されている気がしてならない。
次々に発売される新商品は、基本的には「企業の売らんかな精神」に満ち溢れている。
「これを買わなきゃ損だ!」と言わんばかりの宣伝で、結果的に消費者は損をさせられている。
昔と違って「利益第一主義」になってしまった現在では、売り手側は様々な人間心理の弱点を突いて売ろうとしているため、消費者の側も気をつけなくてはいけない。
「経済発展が生活を豊かにしてくれる」と考えている人が多いようだが、豊かになるのは「物質的」なものばかりで、「精神的豊かさ」は損なわれてしまう。
「精神的豊かさ」と「物質的豊かさ」。
どちらを選ぶかはその人の自由であるが、その結果は「自己責任」だと言う事を忘れてはいけない。
「どちらも欲しい」と言う考えは捨てた方がよいと思う。
「二兎を追うもの一兎をも得ず」と言う結果になるのが関の山だと思うのだが・・・・。
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