へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

カニは己の甲羅に似た穴を掘る

2009年08月23日 02時54分35秒 | Weblog
特別カニに限った事ではなく、自然界では身の丈にあった巣穴を掘って生活しているのだが、唯一人間だけが身の丈以上(分不相応?)の生活を求めている。
さて、身の丈に合わないほどに大きな穴を掘った場合の問題点を考えてみると、「穴は大きくなるほど崩れやすく、維持管理が難しい」と言う事で、一度崩れてしまうと修復はかなり難しくなるだろう。
バブル崩壊も、今回の経済不況も、正に「大きくなり過ぎた穴が崩れた」と言っても過言ではなく、その修復は簡単なものではないだろう。
何事においても「過ぎたるは及ばざるが如し」と言うように、程々で止められればよいのだが、なまじ「中途半端な知能」を持ったがために起きた問題で右往左往しているのである。
人間が本当に優れた知能(能力)を持っているのであれば、この程度の問題で右往左往しなくてもよいはずであるが、悲しいかな「人間以上に優れた生物を知らない」と言う事で、人間は優れていると言う「錯覚」に囚われているのである。
ここでアインシュタインの話を持ち出すのはおかしいかもしれないが、彼の学説である「宇宙はビックバンによって生まれた」と言う話、私は少々マユツバだと思っているのだが、現実的には世界的に通用しているのだが、何故通用しているかと言うと「それを覆すだけの説が見つからない」と言う事にほかならず、何時の日か「あの学説は間違いだった」と言う日がやってこないとも限らないのである。
科学の世界では、様々な理論が飛び交っているのだが、そもそも理論とは「目の前で起きた事を説明する」と言う程度のもので、「理論=必ずしも正解とは限らない」と言うことに気をつけなくてはいけないだろう。
理論や常識と言われる物は、「たまたま起きた事を上手く説明出来て一般に広がった」と言う程度のもので、「常識のウソ」と言う言葉もあるように、必ずしも正しいわけではない事に注意しなくてはいけないだろう。
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