へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

今の日本を自民党に任せてよいのか?

2008年06月19日 03時49分23秒 | Weblog
ガソリンの暫定税率復活、後期高齢者医療制度、消費税引き上げ論、・・・・と、今の自民党は消費者の嫌がることばかりしようとしている。
「こんな内閣はつぶれればいい」と言う意見もかなりあるようで、私個人の気持ちとしても賛成したいのだが・・・・、単純に賛成してよいものだろうか?。
与党と野党の主張は真っ向から対立しているのだが、対立の根源が何処にあるのか考えてみたい。
まず始めに、与党は「責任政党」と言われる事があるが、それでは、野党はどうなのであろうか?。
少々乱暴な言い方ではあるが、「与党が責任政党なら、野党は無責任政党」と言う事になりはしないだろうか?。
「無責任政党」が言い過ぎなら「責任を取らなくてもよい政党」と言う事になるだろう。
責任を取らなくてもよいのなら何でも言う事が出来る。
責任を取らなくてもよいのだから、ガソリンの暫定税率廃止、後期高齢者医療制度の廃止、消費税の引き上げ反対、・・・・と、一般の国民が喜ぶような事を並べ立てればよいのである。
今、衆議院を解散して総選挙を実施すれば、かなりの確率で民主党が勝利するであろうが、ここで冷静に考えて欲しい。
仮の話し、選挙で民主党が過半数以上を得て勝利した場合「責任を取らなくてもよい政党から、責任を取らなくてはいけない政党になる」と言う動かし難い問題が発生してくることを忘れてはならないだろう。
この問題を身近でわかりやすい説明をするには、「与党対野党」を「使用者対労働者」に置き換えれば良くわかるのではないだろうか?。
「労使紛争」と言う言葉があるように、「使用者(与党)」と「労働者(野党)」の関係は「水と油」と同じ様に「相容れない関係」にあるのである。
「平社員が出世して管理職になったら言う事が正反対になった」と言うように、置かれた立場が変われば、言う事も変わるのは「世の常」である。
ここで一つお断りをしておかなくてはいけない事がある。
それは、以前にも書いた事があるのだが、「私自身、自民党を支持する気は毛頭無い」と言うことである。
それでは、何故に自民党の肩を持つのであろうか?。
私自身、自民党の肩を持つつもりなど毛頭無いのだが、今の日本の政治情勢を見るにつけ、かつてアメリカの或る人が言っていた「二つの悪の内、より少ない悪を選ぶ悲しさ」と言う言葉を思い出すのである。
今の自民党が、「選挙対策上不利になる」とわかっていて尚且つ実施しようとする事情を考えてみる必用が有ると思うのだが・・・・。
ここで40年ほど昔にあった事件を書いて見たい。
事件と言っても、新聞に載り様な事件ではなく、或る会社の一社員が起こした事件であるが、何となく民主党のしようとしている事に似ているのである。
その事件とは、或る社員が同僚(私もその一員であるが)に「食事をおごる」と言い出して、「俺のおごりだから遠慮なく食ってくれ」と言うことで腹いっぱいご馳走になったのだが、いざ「お勘定」と言う段になって「財布を忘れた」と言うのである。
確かに、「かなりのお金が入っている財布を見た」と言う者がいるので、その場は各自が支払いをして「翌日その分をもらう」と言う事になったのだが、翌日は「無断欠勤」、そのまま退職してしまったのである。
「奢りだと思っていたら、自腹を切らされた」と言うことなのだが、今の民主党を信じると、「何一つ財源の裏付けが無い」と言うことを考えれば、「後の世代にツケが回る」と言う事になるであろう。
「自腹」ならぬ「次世代の腹を切る」と言うことだけは避けたい物だが・・・・。
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