へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

「民意」と言う怪物(魔物)

2012年07月06日 21時31分25秒 | Weblog
政治の話になると必ずといってよいほど出てくるものに「民意」と言う言葉がある。
過去に「議員は人気稼業」と書いたことがあるように、議員たちにとって民意は無視できない存在である。
が、しかし・・・・。
本来、議員や学識経験者(有識者)などは「指導的立場にある人間」であるはずである。
「指導的立場」とは、「進むべき方向を指し示し導く立場」であって、民意に振り回される立場ではないはずである。

このことを踏まえて考えれば、野田総理は指導者であり、小沢一郎などをはじめとする、消費税増税法案に反対する議員たちは「民意に振り回される人気稼業」でしかないであろう。

私が思うには、議員や学識経験者たちが民意に振り回されていては大変なことになってしまうだろう。
今の日本の政治・経済状態が正に「民意に振り回された結果」であるが、これを少し別な事にたとえて書いてみよう。

山に登ったことが有る人も多いだろうが、山登りにおいて「勇気ある撤退」と言う言葉を知っているだろうか。
これは、たとえ頂上が目前であっても、危険を冒してまでも登る事をせずに引き返す事で、まさに、勇気のいる事である。
が・・・・。
優れた登山家やガイドであれば出来る事も、普通の登山者には難しいことでもある。
これがガイドの先導による登山の場合では「ガイドの指示」に従わなければならないが、仮の話「登山者がガイドの指示を無視」した場合はどうなるであろうか。
登山者がガイドの指示に従わないで起きた遭難事故は数多くある。
だが・・・・。
ガイドの指示も「絶対」ではないが、それでも冷静に受け入れる必要はあるだろう。

ここで言うところのガイドは「指導者(野田総理)」であり、登山者は「国民(民意)」であり、「民主党員」でもある。

「民意を政治に反映させる」と言うことはけした悪いことだとは言いたくないが、これは「正しい民意」であって「身勝手な民意」ではけしてない。
「身勝手な民意」などと書くと語弊もあるだろうが、値下げや減税は無条件で受け入れ(歓迎?)るくせに、値上げや増税には「何でもかんでも反対」では身勝手極まりないだろう。

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近況報告など・・・・

2012年07月06日 21時10分31秒 | Weblog
ゆずさんにまで心配をしていただいた健康状態だが、最近はかなり良い方に向かいつつあります。

3月と6月に行なった血液検査でも、3月の検査で若干高かった「腫瘍マーカー」の数値も、6月の検査では標準値は超えているものの、3月に比べると「ほぼ半減」と言う状態で、主治医からは「抗癌剤を飲んでいないのに下がるとは驚きです」とまで言われました。
食事に関してもかなり改善しています。
5月ごろまではプリンや水羊羹程度の固形物しか食べられなかったのに、最近では時間はかかるものの、ラーメン、焼きそば、ちらし寿司、枝豆なども何とか食べられるようになりました。
ただ、肉などは噛み切ることが困難なので、やむを得ずはさみなどで細かく切って食べています。
こんな事もあって、最近はエンシュアリキッド(特殊栄養ドリンク)を飲むこともほとんどなくなりました。
また、以前では不可能だった「うがい」まで出来るようになったのです。
退院してからしばらくの間は、水を飲むのも少し下向きでないと喉にそのまま流れ込んでむせてしまう状態で、うがいなどとても出来なかったのですが、最近は喉の状態もかなり改善されてきたようで、少しくらいの固まりは飲み込めるようになりました。
これは舌の動きが良くなったことから来るようで、普通の食事をすることが舌の動きのリハビリにもなっているようです。

体重も比較的安定していて、ほぼ52キロを維持しています。
私の身長から計算したBMI値は「51,5キロ」なので、ほぼ理想の数値です。
入院前の体重「61キロ」からは予想も出来ない結果になっています。
筋力は80%程度までしか回復していないのだが、体重が減った分動くのは楽で、重いものを持ち上げるとき以外は不自由はしていません。

更に、元々高くはなかった血圧も、最近は更に低くなっています。
特に起き抜けは低いですよ。
半月くらい前などは、「上が87で下が64」でしたから。
大体は「上が100チョット」と言うところですがね。
一般的には「低血圧」と言われそうな数値だが、私の場合は午前中でも「調子が悪い」などと言うことはありませんがね。

こんな状態なので、当初予定されていた「予防を意味の放射線療法」も延期になる可能性が出て来ました。
手術をしていただいた大学の教授からは予防的な放射線療法の実施を勧められているのだが、33歳の主治医は「今のあなたの常態を考えると無理にする必要はないとも思えるのだが・・・・」と言うのである。
教授とはたまにしか顔を合わせる機会も無く、一般論として放射線療法の実施を考えているのだが、月2回の検診のたびに私を診ている主治医からすれば別の見方が出るのも当然な話である。
どちらが正しいかは「神のみぞ知る」世界なので、後は成り行きに任せるしかないのである。

ボーリングのアベレージは伸び悩んでいます。

趣味の花作りは順調で、入院中に全滅状態になった「ラン」も、少しずつではあるか増えています。
ただ、昔のようには増やさないつもりですがね。
予定通りに行くかは微妙ですが・・・・。
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