へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

物事の判断基準がおかしい

2010年01月12日 03時26分17秒 | Weblog
かなり前から気が付いてはいたのだが、日本人(特に若い世代に顕著だが)特有の考え方に少々違和感を感じてならない。
インターネットの発達で世界中と簡単に繋がる事が出来るようになったにもかかわらず「物事の判断基準は非常に狭い」と言うことなのである。
このため、たまたま身近で何人かの人が同じ事をしていると「何のためらいも無く右へ倣えをする」のである。
それが正しいかどうかなどまるで考えず、いつの間にかそれが当たり前のことになり、私などから見ると何とも困った物なのであるが、それを社会全体が助長しているのだから始末が悪い。
昔であれば、様々な人間関係の中で形成されていた判断基準も、核家族化が進み、最早「核家族ならぬ、個家族」と言っても良い時代になっては、正しい判断基準を形成する機会も無く、判断基準など無いに等しくなっているのであろう。
インターネットや携帯電話などで、瞬時に誰とでも繋がる事が出来る「一見便利な世の中」に感じるのだが、実は「人間同士の心のつながり」は非常に希薄になっているのである。
そして「目上の人(先生、上司、親・・・・)にでもタメ口で話す」と言うことも、正常?な人間形成には悪影響が大きく、この先どうなるか心配でならないのである。
「時代が変わった」と言う人もいるだろうが、時代が変わっても変えてはいけないものもあるはずで、安易に「時代が変わった」と言ってかたずけるのは少々危険だと思うのだが・・・・。
大河ドラマで坂本竜馬を取り上げているが、坂本竜馬を今の時代に連れてきたとしても、とても力を発揮する事は出来ないであろう。
これこそ、正に「時代が違う」のである。
コメント (4)
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