功夫電影専科

功夫映画や海外のマーシャルアーツ映画などの感想を徒然と… (当blogはリンクフリーです)

マーシャルアーツ映画特集・その6『リトルトウキョー殺人課』

2007-05-26 21:22:07 | マーシャルアーツ映画:中(1)
「リトルトウキョー殺人課」
SHOWDOWN IN LITTLE TOKYO
1991

●これまで紹介してきたヴァンダムとセガールは日本でも一般的な認知度は高い。しかしこの三巨頭最後の1人であるドルフ・ラングレンは、いまいち知名度不足という不運を背負っている。
原因は色々考えられるが、まず第1に、TV放映や劇場公開された作品が他の2人に比べて少ないのと、無骨なファイターばかりを演じる彼のスタイルが地味に見えてしまうという事も大きいと考えられる。
実際に彼の出演作で比較的よく知られているのはスタローンの敵役として鮮烈にスクリーンデビューした『ロッキー4/炎の友情』や、ヴァンダムと夢の対決を展開した『ユニバーサル・ソルジャー』くらいでしか印象に残る活躍はしてない(あくまで一般的な認知についての話)。
実はかなりの数の主演作が日本でビデオリリースされており、今回彼の主演作から取り上げたこの映画もその中の一つである。
本作はドルフ主演作というより、むしろバカ映画の1つとして有名だ。というのも、作中における珍妙な日本描写の数々や、アクの濃すぎるキャラクターなどがその所以である(爆
だが、本作で李小龍の息子である李國豪(ブランドン・リー)と共演した事は彼にとっても快挙であり、決してアクションも悪くはない。彼は極真流空手を習得しており、本来ならセガールやヴァンダムともヒケをとらないほどの技量を持っているのだ(でもやっぱりこの映画、ヒドすぎる日本描写の方がインパクト強すぎてドルフの存在感がますます薄くなっていたような…)。
どちらにしろ、"静"のセガール、"動"のヴァンダム、そしてドルフ。彼らの活躍があったからこそ、今日のマーシャルアーツ映画が存在するのである。(強引な締め)

※…次回からはマーク・ダカスコスやゲイリー・ダニエルズら、"マーシャルアーツ四天王"(勝手に命名)を紹介していきます!

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2 コメント

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最近は・・ (亜州影帝)
2007-05-27 01:01:50
三人のなかではやはりヴァンダムが好きですね。(キッカー好きなんで)



「シンデレラボーイ」「ブラッドスポーツ」「キックボクサー」「クエスト」などの格闘技メインの作品の頃はよく観てました。



セガールだと「死の標的」の日本刀アクションとかすきですね。ちょっと無敵すぎてつまんないですが(笑)

ラングレンはもうほとんど観ることなくなりましたね~。「ダークエンジェル」「バニシングレッド」の頃は好きでしたが・・



次回から四天王ですか。ドン“ザ・ドラゴン”ウィルソンとか入ってるのかな?(笑)ナンチャンに似てる~!
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『白人ドラゴン/不死身の四天王』 (龍争こ門)
2007-05-28 22:30:56
亜州影帝さん改めましてこんばんは!



やはり三巨頭の中で一番派手な動きが出来たのはヴァンダムでしたね。

残念ながら『キックボクサー』と『ブラッド・スポーツ』は近くのレンタルショップには置いてなかったので未見です(泣)。続編は置いてあるのにどういうこったコンチクショー!(爆

『クエスト』には確かあの北尾光司が出演してましたけど…ナゼに出演したのか契機は多いなる謎です(彼は確か塩谷庄吾の『覇拳』にも出ていた)。



残念ながら、ドンは出演作をあまり見たことがないので今回の特集にはあまり触れていません。

その代わりのラスト四人の紹介をば、ご期待下さい!
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