功夫電影専科

功夫映画や海外のマーシャルアーツ映画などの感想を徒然と… (当blogはリンクフリーです)

【功夫電影専科:功夫動作片番付!(2014年度)】

2014-12-31 22:53:48 | Weblog
 長いようで短かった気がする2014年も、いよいよ終了間近です。人によって様々な1年を過ごされたかと思いますが、当方はプライベートでとても大きな動きがあり、忘れられない年になりました。
一方、ブログの更新については相変わらずのマイペースで、紹介したタイトルの総数は計53本となっています。全体的にTVドラマや特撮作品の記事が多く、こうしたジャンルにも注目すべき作品があると改めて認識しました。
そこで今回は、1年間に紹介した作品からベスト10&ワースト10を決めるという身勝手な年末恒例企画、「功夫動作片番付」で1年を締めくくりたいと思います!


 【功夫動作片番付(ワースト10)】
第10位『レジェンド・オブ・トレジャー 大武当 失われた七つの秘宝』
第9位『愛しのOYAJI 激突編』
第8位『リーサル・パンサー2』
第7位『デビルズ・ストーム』
第6位『リーサル・パンサー』
第5位『ディレイルド 暴走超特急』
第4位『太極陰陽拳』
第3位『三十七計/擒龍三十七計』
第2位『アラジンと魔神のランプ』
第1位『女カンフー 魔柳拳』
 今年は致命的な駄作をあまり紹介しなかったので、ワースト部門には珍作カテゴリからもランクインしています。今回のランキングでは全体的にリスペクトが足りず、ベテラン俳優や技量の高い役者を蔑ろにする作品が多く見受けられました。
3人の功夫スターを揃えたのにツボをことごとく外した『レジェンド・オブ・トレジャー』、格闘スターを陳腐な世界観に縛り付けた『アラジンと魔神のランプ』『デビルズ・ストーム』も大概ですが、1位の『女カンフー 魔柳拳』は別格の存在といえるでしょう。
 なにしろ出演者はやたらと豪華なのに、野暮ったい演出によって個々の持ち味を消され、ストーリーもアクションもグダグダの極みとなっているのです。質の酷さでいえば『アラジンと魔神のランプ』も負けていませんが、『酔拳』ブームに乗っかろうとした安易な姿勢なども加味し、この順位となりました。
ちなみに当企画が始まって以来、香港映画がワースト1位になるのはこれが初だったりします(爆


 【功夫動作片番付(ベスト10)】
第10位『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』
第9位『レディ・スクワッド 淑女は拳銃がお好き』
第8位『十八羅漢拳』
第7位『ドラゴン武芸帳』
第6位『キル・オール!! 殺し屋頂上決戦』
第5位『大教頭與騷娘子』
第4位『暗黒街/若き英雄伝説』
第3位『酔馬拳・クレージーホース』
第2位『洪家拳対詠春拳』
第1位『帝戦 BAD BLOOD』
 一方で今年は良作に触れる機会が多かったため、ベスト部門は賑やかなラインナップとなりました。クラシカルな作品が大半を占める中、邦画からは見事な肉弾戦を見せた『MOVIE大戦MEGA MAX』と、過激なマーシャルアーツが炸裂する『キル・オール!!』が名を連ねています。
そして栄えある1位は『洪家拳対詠春拳』と『帝戦 BAD BLOOD』のどちらにするか迷いましたが、ここはラストの衝撃度から『帝戦』に決定!劇中で繰り広げられるアクションも素晴らしく、とりわけ蒋[王路]霞(ジャン・ルーシャー)の活躍には目覚ましいものがありました。
 ただ、トップこそ取り損ねましたが『洪家拳対詠春拳』もなかなかの秀作であり、『帝戦』さえ無ければ余裕で1位だったかもしれません。他にもランク外ですが『闇を照らす者』のスタントアクション、『若い貴族たち 13階段のマキ』の破天荒なストーリー&立ち回りも印象的でした。
香港、台湾、韓国、アメリカ、タイ、そして日本…。まだまだ世界中には私の知らない、見たことのない功夫片&格闘映画がたくさん眠っています。来たる2015年は、より幅広いジャンルから分け隔てなく作品をピックアップし、充実したブログ運営を心掛けたいですね。

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