功夫電影専科

功夫映画や海外のマーシャルアーツ映画などの感想を徒然と… (当blogはリンクフリーです)

【功夫電影専科:功夫動作片番付!(2015年度)】

2015-12-31 23:03:50 | Weblog
 年の瀬も押し迫り、忙しさもピークに達していた今日この頃、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか? 当方は今年の頭に思い切って転職し、新しい職場で慣れない仕事に追われる日々を送っています。
おかげでブログ更新もおぼつきませんが、今年も「功夫動作片番付」で年末を締めくくりたいと思います。この企画は、その年に紹介した作品の中から、良かった物とイマイチだった物をセレクトしてみるという、完全な自己満企画です。
ちなみに2015年に紹介した映画の総数は、計28本! …はい、明らかにベスト&ワーストを決めるには足りなさ過ぎる数です(爆)。しかしこの企画なくして年は越せないので、10本分のタイトルを無理やり捻り出してみました。


 【功夫動作片番付(ワースト5)】
第5位『シャドウ・ファイター』
第4位『酔拳3』
第3位『猛龍征東』
第2位『デス・マッチ』
第1位『落陽』
 まずはワースト5の紹介から。今年はマーシャルアーツ映画や邦画の紹介が比較的少なかったためか、香港映画が大半を占める結果となりました。ランクインした作品の方向性も実に多彩で、それぞれに違った個性を持っています。
名作映画の縮小コピーだった『シャドウ・ファイター』、折角の面白そうな素材を生かせなかった『猛龍征東』などなど…。そんな中で1位の『落陽』は、強力な個性を幾つも有する怪物でした。
 長尺の映画なのに山場が一切なし!豪華キャストの無駄遣い!そして問答無用で押し寄せてくる睡魔! アクション面については悪くないものの、それ以外のマイナスポイントがあまりにも強力すぎたため、この順位となった次第です。
それにしても、まさかマイク水野の演技に癒しを感じる日が来るなんて、思ってもみなかったなぁ…(遠い目


 【功夫動作片番付(ベスト5)】
第5位『生死拳速』
第4位『カンフー仁義 ~復讐の刃~』
第3位『アンジェラ・マオ レディ・クンフー/密宗聖拳』
第2位『続・少林虎鶴拳 邪教逆襲』
第1位『イースタン・コンドル』
 続いてはベスト5ですが、こちらは完全に香港映画のみ。ストレートにアクション押しで攻める作品が多く、いくつもの名勝負に唸らされました。
特に素晴らしいのが劉家良(ラウ・カーリョン)の指導による『邪教逆襲』で、主人公とラスボスとの攻防がバラエティかつスリリングに展開されます。劉師父にとって、間違いなくベストパフォーマンスの1つと数えて良いでしょう。
 しかし1位の『イースタン・コンドル』は、功夫に加えてコマンド・アクションとしての妙味を併せ持っており、個人的には洪金寶(サモ・ハン・キンポー)監督作のベストと考えています。
容赦のない展開、緊張感あふれる雰囲気、妥協なき演出、そしてアクションのどれもが至高の逸品。『邪教逆襲』も文句なしの傑作ですが、多彩な顔合わせとスケール感を考慮して『イースタン・コンドル』を推しました。
 この他にも、同じく劉家良のアクション演出が光る『少林皇帝拳』、功夫映画への熱いリスペクトを感じた『新年少バトルロワイヤル』など、今年は多くの良作に出会えたと思います。
さて、現在ブログの運営は小康状態となっていますが、2016年は改善を心がけるつもりです。まだ紹介していない注目作や、企画や特集もいくつか予定しているので、なんとか実現できれば…と考えています。ぶっちゃけかなりキツいのですが(苦笑

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