![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/24/21ace22631f49683308739321a588399.png)
「フィスト・オブ・フューリー 復活!ドラゴン怒りの鉄拳」
「復活 ドラゴン怒りの鉄拳」
原題:重振精武門
英題:Return of Dragon
製作:1998年
●さて、今回のレビューをもって当ブログは今年最後の更新と致しますが、最後の最後でこんなクソ映画を紹介してしまうことになってしまい、本当に申し訳ありません(爆
かつて2年前の5日前(12月24日)、私はクリスマスだというのに1本の酷い映画を紹介した。それが石天龍(ドラゴン・セキ)主演作『復活!死亡遊戯』である。当初は方々で「酷い映画だ」と言われていた中身を確認するために視聴していたのだが、そのあまりの悪質さ&杜撰さに私は目眩を覚え、石天龍に拒否反応を示すまでになってしまった。
香港映画のスターなら巨龍(ドラゴン・リー)でも呂小龍(ブルース・リ)でも普通に見ている私が、初めて心の底から嫌いになってしまったスターが石天龍であったのだ。
なら、「何故そんな奴の映画をまた見るのか」と皆さん思うでしょうが、石天龍の映画には共通した難点が存在します。というのも、彼の出演した作品には必ず「特別ゲスト」が登場するのです。
前述の『復活!死亡遊戯』では周比利(ビリー・チョウ)が、『霍元甲之精武真英雄』では劉家輝(リュウ・チャーフィ)が、『武生情未了』では黄家達(カーター・ウォン)が…といった具合に、共演者を豪華スターで固める事により、石天龍は自分目当てでない観客まで引きこもうとしているのですよ。
で、本作は石天龍の映画初主演作ということで、楊麗青(シンシア・カーン)に午馬(ウー・マ)に高雄(エディ・コー)に林威(デビッド・ラム)に徐忠信(アラン・ツィ)まで呼んでいます。近年の作品でこのメンバーが一堂に会するなんて滅多に無い事ですし、見ない訳にはいかないじゃないですか!(血涙
ちくしょう石天龍め……。
ということで本作の話に移るが、やっぱり今回も酷いです。一応は『ドラゴン怒りの鉄拳』の続編という事になっているものの、陳真が銃弾で撃たれていなかったという超捏造設定で始まり、田舎に隠居していた陳真がセコい悪事を企む日本人に楊麗青を殺され、怒りの鉄拳アチョーになるという、70年代に飽きるほど見たストーリーにはもはや笑うしかありません(怒
動作設計が洪家班の曹榮ということで殺陣の質は高いものの、反転した映像を何度も繰り返すという珍妙なカット割りのため、アクションのテンポは完全に崩壊。やけに暗がりのシーンが多く、ところによっては功夫アクションが見づらいカットも多々あるなど、とても近年の作品とは思えないような低レベルの内容になっていました。
ラストでは裏切り者の張来京・石天龍を追う徐忠信・その上司である師範の高桐林と闘うのだが、ここで戦う順番も間違っている。作中、張来京は楊麗青に横恋慕していたという設定が語られ、徐忠信に楊麗青が殺されたところでは戸惑うカットがあった。なので最後は石天龍を守って死んでいくのかと思いきや、結局は最後の最後まで悪党のまま退治されてしまうのだ。
また、橋本力の弟という設定の徐忠信は本来なら最後に戦うべき相手であるはずが、何故か一番最初に呆気なく倒されてしまう。と、このように本作のラストバトルは伏線や設定を全て無視した戦いが繰り広げられるのだが…こんなメチャクチャな物語にどうやって感情移入しろっていうんだ!?(混乱
作品としては『復活!死亡遊戯』より見ていられるが、クズ中のクズであることに変わりはない。ちなみに石天龍の主演作はもうひとつ『復活 ドラゴン危機一発(戦龍2)』が日本でソフト化されているが、こちらには特に大物ゲストは出てないようなので、恐らく私は絶対に見ないかと思います。
………え~、それではみなさん良いお年を!(逃げた)
「復活 ドラゴン怒りの鉄拳」
原題:重振精武門
英題:Return of Dragon
製作:1998年
●さて、今回のレビューをもって当ブログは今年最後の更新と致しますが、最後の最後でこんなクソ映画を紹介してしまうことになってしまい、本当に申し訳ありません(爆
かつて2年前の5日前(12月24日)、私はクリスマスだというのに1本の酷い映画を紹介した。それが石天龍(ドラゴン・セキ)主演作『復活!死亡遊戯』である。当初は方々で「酷い映画だ」と言われていた中身を確認するために視聴していたのだが、そのあまりの悪質さ&杜撰さに私は目眩を覚え、石天龍に拒否反応を示すまでになってしまった。
香港映画のスターなら巨龍(ドラゴン・リー)でも呂小龍(ブルース・リ)でも普通に見ている私が、初めて心の底から嫌いになってしまったスターが石天龍であったのだ。
なら、「何故そんな奴の映画をまた見るのか」と皆さん思うでしょうが、石天龍の映画には共通した難点が存在します。というのも、彼の出演した作品には必ず「特別ゲスト」が登場するのです。
前述の『復活!死亡遊戯』では周比利(ビリー・チョウ)が、『霍元甲之精武真英雄』では劉家輝(リュウ・チャーフィ)が、『武生情未了』では黄家達(カーター・ウォン)が…といった具合に、共演者を豪華スターで固める事により、石天龍は自分目当てでない観客まで引きこもうとしているのですよ。
で、本作は石天龍の映画初主演作ということで、楊麗青(シンシア・カーン)に午馬(ウー・マ)に高雄(エディ・コー)に林威(デビッド・ラム)に徐忠信(アラン・ツィ)まで呼んでいます。近年の作品でこのメンバーが一堂に会するなんて滅多に無い事ですし、見ない訳にはいかないじゃないですか!(血涙
ちくしょう石天龍め……。
ということで本作の話に移るが、やっぱり今回も酷いです。一応は『ドラゴン怒りの鉄拳』の続編という事になっているものの、陳真が銃弾で撃たれていなかったという超捏造設定で始まり、田舎に隠居していた陳真がセコい悪事を企む日本人に楊麗青を殺され、怒りの鉄拳アチョーになるという、70年代に飽きるほど見たストーリーにはもはや笑うしかありません(怒
動作設計が洪家班の曹榮ということで殺陣の質は高いものの、反転した映像を何度も繰り返すという珍妙なカット割りのため、アクションのテンポは完全に崩壊。やけに暗がりのシーンが多く、ところによっては功夫アクションが見づらいカットも多々あるなど、とても近年の作品とは思えないような低レベルの内容になっていました。
ラストでは裏切り者の張来京・石天龍を追う徐忠信・その上司である師範の高桐林と闘うのだが、ここで戦う順番も間違っている。作中、張来京は楊麗青に横恋慕していたという設定が語られ、徐忠信に楊麗青が殺されたところでは戸惑うカットがあった。なので最後は石天龍を守って死んでいくのかと思いきや、結局は最後の最後まで悪党のまま退治されてしまうのだ。
また、橋本力の弟という設定の徐忠信は本来なら最後に戦うべき相手であるはずが、何故か一番最初に呆気なく倒されてしまう。と、このように本作のラストバトルは伏線や設定を全て無視した戦いが繰り広げられるのだが…こんなメチャクチャな物語にどうやって感情移入しろっていうんだ!?(混乱
作品としては『復活!死亡遊戯』より見ていられるが、クズ中のクズであることに変わりはない。ちなみに石天龍の主演作はもうひとつ『復活 ドラゴン危機一発(戦龍2)』が日本でソフト化されているが、こちらには特に大物ゲストは出てないようなので、恐らく私は絶対に見ないかと思います。
………え~、それではみなさん良いお年を!(逃げた)
意外と面白いのかもしれん、が果して……?
十中八九バカ映画だろうと思いますが、ジム・ケリーや西脇美智子といった懐かしい顔ぶれが出ているのもポイントが高いです。
アルバトロスはB級映画を乱発している印象が大きいですが(『ダークブレイド』は酷かった)、『12』のように良質の作品を突然仕入れてくる事があるので、油断ならないメーカーと言えます。
時が未来に進むと~~~誰が決めたんだ~~
>『12』のように良質の作品を突然仕入れてくる事があるので
「アラーム・フォー・コブラ」の事も忘れないで下さい。
>「アラーム・フォー・コブラ」
この作品はプライムウェーブからも発売されていましたね。一般的にはそれほど知名度の高いドラマではありませんが、危険なカースタントの数々は必見です。
(ジャッキーチェン主演のレッドドラゴンの岡村先生を捩った?キャラ)でしたか……
てっきり見る角度によっては長塚京三さんに見えた「二郎」の方かと思ってました……
(にわかですみません)