陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

色の違い

2008-05-12 23:16:58 | 渓流タモ
すいません、タモネタばかりで。
もう、飽きましたよね。
 
こちらは、長さ50センチほどの、同じ素材から二本の柄を作った物です。
(下のタモが、前回の写真の物と違います)
どちらも同時に塗装をしています。
現在7回目の塗装(同じ調合の同じ塗料です)を施し、
1000番の耐水ペーパーで、ざっと磨いた後です。
光の加減によって様々な表情を見せますが、
かなり色加減が違います(写真では分かりづらいですが)
下のタモだけ、との粉を塗り目止めをした後から、塗装をしました。

まったく同じ素材の上に塗ったにも関わらず、色や木目の出方がかなり違います。
一概にどちらが良いとは言えませんが、との粉を塗ったほうは、
色の出方が均一でムラがありません。
今回は、ハケ塗りで仕上ていますが、ハケのムラも出にくいです。
綺麗と言えば綺麗なのですが、上のタモと比べて味に欠けます。
この辺は好みの問題なのでしょうが、との粉を塗らなかったタモのほうが、
深い味わいが出ていますね。

カシュー塗料を繰り返し塗る場合、一昼夜か二昼夜置けばいいと思います。
残った塗料は捨てずに、その上に継ぎ足して使ったほうが、乗りが良いようです。
カシューとカシューシンナーの割合ですが、僕は最初だけ1:1で混ぜて塗り、
あとはカシュー1に対し、カシューシンナー10の割合で混ぜて塗っています。
ビチャビチャの水のような状態ですね。
粘度のある状態で、一度に厚塗りをしていこうとすると、失敗しますよ。
しかし、伐採から成形、乾燥、塗装と、本当に気長な仕事です。

ここまで、今回のタモ作りの製作工程を書いてきましたが、
もう書くこともありませんね(塗装はまだ何回か続きますが)
網が付いたら、またアップしたいと思いますが、
それはまだ暫く先になる予定です。
車の任意保険の切り替え、自動車税と、大きな出費が重なるので、
網を買う予算が・・・。