陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

トレジャーハンティング

2007-02-01 22:16:09 | 海の話
最近、沈没船の財宝引き揚げを餌にした投資詐欺事件がありましたね。
しかしまあ、あんな話しに乗ってしまうなんて、騙す人間が一番悪いのですが、
引っ掛かる人間も引っ掛かる人間。
世の中にそんな旨い話しが有る筈もありません。
これが単に、財宝引き上げという夢に対しての投資であって、
最初から見返りを求めないものなら話しも分かるのですが。
騙す側も騙される側も、欲の皮の張った人間です。

しかし世の中には、様々なインチキ商売を考える人間がいるものです。
まあ、こんな財宝引き揚げのような話しなら、被害者に同情の余地もありませんが、
年寄りや弱者を狙ったオレオレ詐欺、悪質な訪問販売などは絶対に許されるべきではありません。

沈没船の財宝引き揚げ。
これが実際の話しならば、浪漫があっていいですね。
僕は、その現場に参加した事があります。

結果ですが、実際に沈没船はありました(正しくは、船のフレームとキールだけです)
いえ、あったと言うより、その沈没船は以前から確認されていたものらしいです。
昔から多くの人が、お宝を求めてその場所に潜っていたようです。
財宝は?
それは秘密にしておきましょう。
その船のように、実際に存在が確認されているようなものだと、
宝探しをする権利のようなものがあって、それを買わないとならないようです。
そんな権利を人に売ってしまうということから、結果は言わずともがなです。
永い年月の間に、人に知られないうちにいつの間にか引き揚げられていたのかもしれませんね。
そうそう、とても古いワイン瓶を一本引き揚げて、
ちょっと口にしてみたと付け足しておきましょう。

これは仕事として依頼され、調査しただけの話しなので、
これ以上の詳しいことは書くわけにはいきませんが、
僕はその船の歴史を垣間見たような気がします。

財宝はどこに眠っているかは分かりません。
以外に身近な場所にあるのかもしれません。

実際に、千葉県のある海岸では、
海の時化た後に、小判が砂浜で見つかる事があるそうです。

でも、そっと眠らせてあげる事が一番いいのかもしれませんね。