陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

大荒れ

2006-10-08 21:47:49 | 海の話
発達した低気圧が日本を通過した。
各地で大荒れの天気になり、強風が吹き荒れた。

海では遭難が相次いでしまった。
宮城のサンマ漁船は、目的地への入港まであと20分というところまで来ていたのに、
エンジンに水を被り座礁してしまった。
乗組員は行方不明のままだ。
家族が帰港を心待ちにしていたであろうに・・・。
乗組員も、家族に会えることを心待ちにしていたであろうに・・・。

鹿島では9万6000トンもある大型船が座礁、こちらも死者が出てしまった。
遊漁船の転覆事故もあった。

「板子一枚下は地獄」
海で働く者は皆、ある程度の覚悟は持っているであろうが、
残された家族のことを考えると、無念の死であるだろう。
僕も何度も海難事故現場の捜索や救助に出たことがあるが、
その現場は非常に悲しいものだ。
海難遺児は減らない・・・。
特に漁船は、時化の海でも無理をする。
安全を願うばかりだ。