陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

利根川 尺上は出たけれど

2008-07-15 13:32:47 | 釣行記 利根川編
蘇る悪夢。
ま、その話しは後にしましょう。

2時に自宅を出発、利根川に向かいます。
空がうっすらと白んできた頃、利根川沼田地区に到着です。
明るくなるのを待っていると、一匹の蛍が目の前を飛んで行きます。
へぇ、こんな時間にねぇと思いつつも、久し振りに蛍を見たなぁと感慨に耽ります。

明るくなるのを待って、いざ河原へ。
川を見て、思わず一声を上げてしまいました。
「ゲッ、水少ねぇ~!!」
水が少なすぎます。
水量を見た途端に、今日の釣りは半ば諦め状態。
それでも気を取り直し、竿を振ります。
最初のアタリを捉えたのが、釣り開始から30分も過ぎてから。
17センチ位のチビッコヤマメです。
その場所で続けて釣れますが、魚は更に小さくなっていく。
今日はボ、ボ、ボウズかぁ~!!
そんな予感が、頭を過ぎり始めました。

ならば、もう少し押しの強い流れのある所を責めてみるかと、
少し上流へ移動。
ここで来るんじゃないの?
見事一発で来ました。
釣り開始から、40分が過ぎようとしていた時です。
アワセを入れると、水の中でギラリと良型の魚が光ります。
慎重に引き寄せ、タモ入れ完了。
お~、尺はあるねと頬が緩みます。
ボウズを覚悟していただけに、喜びも一塩です。
計測すると、31センチありました。
写真を撮って、すぐに釣り再開です。
再開から第一投、先日の利根釣行の時と同じ場面が・・・
竿を振った瞬間、またもやバキッと大きな音が。
一瞬、我が目を疑いました。
まさか、二回も続けて?
今日の竿は、大事な大事な、宮田作郡上アマゴです。
たしか、16~17年くらい前に購入した竿ですから、
もしかしたら古い傷があったのかもしれません。
カーボン繊維自体に、劣化疲労があったのかもしれません。
竿を持ったまま、転倒をしたこともあります。
それとも、僕の腕力が強すぎるのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
8mで5号のガン球の仕掛けを振ったって、
ビュン、とかヒュッなんて音をたてた振込みはしませんから。
ショックなのは、この竿はもう修理も出来ない、購入することも出来ないという事です。
沢山の想い出が詰まった竿だったのに
「俺って、何かに憑かれてるんじゃ?」
夜明け前に見た蛍の光は、もしかして違うものだったりして?
そんなことまで思ってしまいました。
そんな中でも、ちょっぴり幸いだったのが、2番の付け根で折れたため、
2番をズームインした状態ならば(7mくらいかな?)、使える状態にあること。
でも、暫くの間は立ち直れそうもありません。

それにしても、何かがおかしい。
根掛かりして無理に竿を煽ったとか、強風時にというのならば納得も出来ます。
二回も続けて、振り込みのときに折れるなんて・・・。

今日は、予め3箇所のポイントをピックアップしていました。
そのポイントを、1時間くらいずつ釣っていく予定だったのですが、
とてもじゃないけど、ポイント移動してまでも釣りをする気にはなれません。
5時半、早々に納竿です。
帰りの車窓から見た、地蔵橋周辺のポイントが、
やけに良さげに見えたのは気のせいでしょうか?
「もう、帰って寝るべ」
帰りの車中でも、溜め息しきり。
尺物が出て、喜び半分、竿を折ってしまった悔しさと無念が半分。
何とも複雑な心境に陥る日となりました。

鮎の解禁、水量の低下、そして水温が高くなってきて、
本流釣りも厳しい季節になってきました。
この二回の利根川釣行で、僕は不完全燃焼。
更なる大物を求めて、まだまだ頑張ります。

今日の釣果

山女魚 31センチ  一匹
    いわゆる戻りヤマメではなくて、完全な居付きヤマメですね。
    婚姻色のような赤味が出て、滅茶苦茶綺麗でした。
    

竿 宮田作郡上アマゴ 8.1m
道糸 0.6号  ハリス 0.5号
針 キジスペシャル8号
ガン球 B~2B
餌 キジ












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