一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『痛い在宅医』

2019-09-22 | 乱読日記
長年在宅医療にかかわる著者が、現実に起きた退院→自宅療養→死に至る過程での様々な不満、後悔について相談を受けた内容をまとめ、在宅医療の現実を描いている。

「普通に看取る」ということがいかに難しいか、自宅療養がいかに病院と医師と患者家族の連携が必要かを教えられる。
一方病院で管ばかりにつながれる最期もつらいし、延命治療拒否をするとしてもその決定も含めて誰がどの時点で判断するのか、は難しい。

病気の進行は思った通りに行かないところが難しい。ベストプラクティスというようなものはなく、どうすればいいか、というのは、結局本人と家族の納得の問題なのだろうが。

★3

コメント
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